花川戸菖蒲先生インタビュー

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花川戸菖蒲先生インタビュー 短気な江戸っ子と完璧ヘタレ美人! 老舗跡取りたちのロミジュリ!! 小説『老舗にもいろいろありまして』

2019/03/21 18:36

因縁の相手に恋… 好きな気持ちは止められない! ということで!?

 


BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第1933回
花川戸菖蒲/秋吉しま/二見書房/シャレード文庫
小説『老舗にもいろいろありまして』3月25日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!

 

STORY
春告の実家「染谷」は江戸小紋の老舗の染元ながら家族経営の零細企業。そんな染谷に大口注文を持ちかけてきたのは室町時代創業の和菓子の名店「九露澤」。だが両者には江戸時代からの因縁が。家業の存続かプライドか――春告は専務の黒澤の提案に従い愛人契約を受けることに。厳格な経営者の反面、私生活では失恋続きのヘタレゲイ・黒澤と、生粋の江戸っ子・春告。黒澤の一目惚れから始まった老舗版ロミジュリはハッピーエンドとなるや否や!?

 

――作品紹介をお願いします
老舗和菓子屋さんの御曹司と、老舗染屋さんの倅のお話です。両店、江戸時代から犬猿の仲で、現代では御曹司は染屋さんを乗っ取ろうと画策します。ところが御曹司は染屋の倅だと知らずに、素敵青年に恋してしまうわけです。二重に染屋の倅から憎まれる結果となってしまうわけですが、好きすぎて恋を諦められません。さあどうしよう…というお話です。


――主人公たちはどんな攻×受ですか?
えーと、主人公は染谷春告くん。ちゃきちゃきの江戸っ子ですが、営業職なのでふだんはちゃんと標準語を話します。実は短気なので、ぶち切れると相手を巻き込んで爆発する爆弾岩タイプ。
彼氏は黒澤隆寛さん。ザ・御曹司で、悠揚としています。育ちも外見もよくて仕事もキレキレにできるのに、連続失恋回数を更新しています。理由は本編を(笑) パーフェクトな紳士。

――当て馬や重要な脇役は?
黒澤さんの秘書…が個人的においしいかな。この人がOKしないとデートもままならないという。春告の家族も好きです。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
染めが綺麗に皆さんの頭の中で再生されたらいいなと思っています。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
相変わらず書いている時は外に出ないので、特にないんですよねぇ。羊羹が食べたくなったくらいかなぁ。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
早く読んでいただいて、みんなで盛り上がりたいです。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
こんにちは、花川戸菖蒲です。久しぶりに正統派働くお兄さんたちを書きました。ほんのり和の香りもするので、そのあたりもお楽しみいただければと思います。

担当編集Sさん
思い込みとは恐ろしいもので、プロットを読んでなお「借金の片に身体を求められる春告はしおらしい町娘的ポジション」で、「金持ち御曹司はスパダリ」というイメージのまま読み進めておりました。が! 中盤から春告くんの江戸っ子がメキメキと現れはじめまして、痛快であり対等なお似合いカップルになるという、その関係性の変化もぜひお楽しみください!

 

小説『老舗にもいろいろありまして

 

 

特典情報

 

ホーリンラブブックス・まんが王:著者コメント入りブロマイド
コミコミスタジオ:書き下ろしSSペーパー
詳しくはシャーレード文庫webサイト

 

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(C)花川戸菖蒲/秋吉しま/二見書房

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