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2020/05/19 17:00
BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2352回
飯田実樹/ひたき/リブレ
小説『空に響くは竜の歌声 恵みの風と猛き竜王』5月19日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!
STORY
「シャオワン、あなたと口づけをしたい」竜の証を持って生まれた龍聖は、五代目竜王シャオワンの運命の伴侶として、日本から竜族の国エルマーンへ召喚された。朗らかで優しく力強いシャオワンは、召喚時に起きた事件で心細い龍聖の心を丸ごと包み込み、絶対に幸せにすると誓う。龍聖の活躍で発展していくエルマーン。愛し合い子供に恵まれた二人だが、人間の国へ外交に出かけたシャオワンがだまし討ちされ、拘束される。龍聖は必死な思いで城を飛び出し…! 「君は私の伴侶だ。必ず君を幸せにする」エルマーンが最も栄え、数多くの竜が空を舞う時代の、愛の物語!現代スピンオフSS「もしもリューセー降臨ではなくフェイワンが迎えに来たら」も収録。
――作品紹介をお願いします
「空に響くは竜の歌声」シリーズの記念すべき10冊目にあたる本作は、五代目竜王シャオワンと龍聖の物語です。
竜族の国エルマーン王国。その長い歴史の中でも、平和で繁栄していた時代です。
辛い試練や苦しい困難の多いシリーズですが、今回は辛くて胸を痛めることも、涙することもなくとにかく幸せでラブラブな一作です。
――主人公たちはどんな攻×受ですか?
五代目竜王シャオワンは、明るくて大らかで前向きな性格です。自分の過ちを素直に認めて、周囲の人の助言をすぐに受け入れることが出来ます。
感情豊かな分、怒るととても激しい面もあります。
五代目龍聖は、強くて明るく伸びやかな性格です。自分の意見をはっきりと言うし、たとえ心に傷を負っても自分で乗り越える強さがあります。
もしかしたら歴代最強のカップルかもしれません。この【最強】の意味は読んでいただけると分かります。
――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
とにかく明るくて幸せでラブラブなだけの話にしたかったんです。竜王と龍聖がいつも辛い試練に遭う印象が強いと思うのですが、長い歴史の中では当然ながら平和な時代もありました。
すでに初代から三代目までは既刊があるので、建国時代の大変だった頃のことを、読者様はご存知です。四代目を飛ばしての今作の五代目ですが、いきなり唐突に平和という訳でもない。
今までの努力が実を結び、ようやくこれから……というのがこの五代目なんです。竜王シャオワンは、そういう安定した地盤で育った王子。
一方の龍聖も、江戸中期徳川家重の治世で平和な時代に育ちました。「内助の功」というイメージが強かった龍聖ですが、今回の龍聖は少し違って、竜王を内からも外からも支える頼もしい存在です。
大きな国難や、辛い試練はないので、起伏のない平凡な話になりそうですが、竜王と龍聖が本当に力を合わせて支え合う他の代にはない物語にしようと頑張りました。
――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
毎度のことなのですが、私はタイトルを決めるのがとても苦手なのです。「空に響くは竜の歌声」シリーズには各巻サブタイトルがありまして、これがまあとにかくいつも苦心しています。
担当さんもそれはよくわかっているので、ぎりぎりまで待っていてくれて「先生そろそろ……」と申し訳なさそうに催促されます(笑)。
今回は担当さんも一緒に考えてくれたので、なんとか乗り切ることが出来ました。
他の作家さん達はどうしているんでしょうか?
――今作にまつわる裏話はありますか?
覚えている方がいらっしゃるかと思いますが、三代目竜王スウワンが手に入れた『性技巧大辞典』という性に関するあらゆる情報が載った本がありましたが、ちゃんとシャオワンにも受け継がれています。
――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
まったく良い思い出はないのですが、最大に印象的な出来事というと料理中のキッチンに雨が降ったことでしょうか……。それも大雨……。信じられないと思いますが、上の階からの漏水でキッチンが水浸しになったのです。すぐに工事に来てもらったものの翌日また大雨が……。何度修理しても直らず、一か月もの間天井に大きな穴が開いたままでした。
――今、何かハマっていることは?
最近という訳ではありませんが、着物にはまっています。SNSなどで写真をUPしたりするせいか、友人達から着物を頂くことが多くなりまして、おかげで着物には不自由していません。
自分で買った着物は、安いカジュアルなものばかりですが、いただきものは結構良い着物が多いんですよ。
母の着物も譲り受けました。母は昔、和裁の仕事をしていたので、家にたくさん着物があったんです。私が欲しいと言ったら、とても喜んでくれました。
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
何冊出しても新刊が出る時は、ドキドキとワクワクとハラハラで落ち着かない気持ちになります。そうこうしながらのなんと10冊目です。びっくりですよね。
私自身は、毎回一生懸命書くだけなので、気がついたらもうこんなに!?という感じです。
本当にありがたいと思っています。
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
「空に響くは竜の歌声」も10冊目刊行になりました。こんなに続けられたのは、応援してくださった読者の皆様のおかげです。ありがとうございます。
まだ読んだことのない人は、10冊目と聞くとちょっと尻込みされるかもしれません。長く続いているシリーズを、後から手にするのはなかなかのハードルですよね。
でもこの作品の良いところは、どこから読み始めても大丈夫なところです。続いているようで独立しています。とりあえず好みの表紙から手に取ってもいいと思いますし、帯に書かれたあらすじを見て気になる本から読み始めても良いです。
各巻読みきりなので「10冊も読まなきゃ」と気負う必要もありません。新刊から読み始めても大丈夫です。
そしてもしも気に入っていただけたら、他の本も手に取ってみてください。
すでに全部読んだという強者読者様は、どうぞ新刊『恵みの風と猛き竜王』をお読みください。
きっと楽しんでいただけると思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
担当編集より
竜歌シリーズもついに10冊目!
感動のあまり震える想いの担当です。
初めてWEB上でこの物語に巡り合った時、面白すぎて夜を徹して読みふけってしまいました。
竜王の伴侶として異世界に召喚されてしまう家系に生まれた選ばれし青年、幼い姿の赤い髪の竜王、巨大な金色の竜、連綿と続く竜王家の歴史。
各代の竜王と龍聖を主人公にして綴られる歴史は優に何千年にわたるもので、BL界広しといえども、こんなスケールの大きい作品はそう無いのではないでしょうか。
そんな作品を書籍化できたばかりか、10冊目まで出してこれたのは、飯田先生の熱意とひたき先生の素晴らしいイラスト、読者の皆様のシリーズへの熱い愛のおかげだと実感しています。
10冊目を迎える今巻は、竜王シャオワンが強大な魔力で活躍します。
また、竜族(シーフォン)の掟の秘密がまた一つ明かされます。
まだ読んだことのない方は竜歌の世界へようこそ!
そして既にこの魅力にどっぷりとハマっている皆様には、これからも続く竜歌シリーズをぜひ楽しみにしていただければと思います。
アニメイト限定:書き下ろしペーパー
コミコミスタジオ限定:書き下ろしペーパー
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詳しくは「空に響くは竜の歌声」ホームページへ
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(C)飯田実樹/リブレ