11/23 あらた六花先生インタビュー 大人気芸能界オメガバースがスピンオフ!俳優β×俳優Ωの救済BL♥コミックス『番未満の僕らはきっと』
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2020/09/19 17:00
BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2475回
夕映月子/秋吉しま/二見書房/シャレード文庫
小説『東宮御所の稀なる妃 ~比翼のつがい、連理の運命~』9月24日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!
STORY
大国の皇子ながら産み交わることに特化した第二の性「卑」として生まれたウーは父帝から疎まれ、特使の名目で瑞穂国に送られる。国を追われた事実を伏せ主上への挨拶に臨んだウーだが、そこで卑を孕ませる「尊」の存在を感じ、想定外の誘惑香を発してしまう。祖国の悪夢が蘇り絶望感にとらわれるウー。しかしこの国で卑は「稀人」と呼ばれ尊重されていると知る。その後迎えた宴の席、あのときの尊――「貴人」である東宮・英明になかば攫うように連れ去られ、立場からも己の性からも逃れられず彼の尊いものを受け入れることに…。
――作品紹介をお願いします
平安王朝物語風オメガバースです。
オメガバースといえば、「α・β・Ω」の第二性ですが、今作では舞台背景に合わせて、「尊・凡・卑」もしくは「貴人・凡人・稀人」と字をあてています。それぞれの国の第二性に対する考え方が、各名称に表れています。
――主人公たちはどんな攻×受ですか?
瑞穂国東宮・英明(α・16歳)×「卑」と蔑まれて育った大国の皇子・翠玉(Ω・18歳)です。
――当て馬や重要な脇役は?
当て馬については、クライマックスのネタバレになってしまうので……。
お気に入りなのは、東宮のお母様である弘徽殿中宮です。若々しくて理解ある素敵なお母様です。
――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
オメガバースがなじむ世界観です。
オメガバースを書きたかったのですが、現代日本を舞台にオメガバースの差別社会を書くのは難しいとも感じていて、いっそ元々階級社会の時代ものならしっくり来るのでは……。ということで、王朝物語風になりました。
――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
古典オタクなので、全編にわたりとても楽しく書きました。特に翠玉の下げみずら姿が大好きで、秋吉先生のイラストを拝見するたび、「尊い……!」と呟いておりました。
――今作にまつわる裏話はありますか?
東宮様は御年16歳なのですが、ともすると、わたしも、担当さんも、イラストの秋吉先生も失念しがちでした。16歳ですが、作中世界ではもちろんとっくに元服(成人)済みです。
――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
コロナ自粛期間に書いていたので、さまざまな事情から時間のやりくりが難しくなったのですが、登場人物も世界観も好きすぎて妥協点が見いだせず、勝手にひぃひぃ言っていました。おかげさまで、満足のいく内容になりました。
――今、何かハマっていることは?
時々ものすごーく時間をかけて、1から作るお料理をします。パンを焼くのは序の口で、豆乳から豆腐を作り、パスタや蕎麦を粉から打つといった具合です。無になる時間が快感です。
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
いつもはあまり読者さんに「読んで読んで」とお願いしないのですが、今作については「とにかく一度読んでいただくにはどうしたらいいだろう」と本気で悩んでいます。このインタビューで、読者さんのお目に触れる機会をいただけてうれしいです。ありがとうございます。
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
王朝物語×オメガバース、あまり類を見ない設定ですが、平安ものがお好きな方にも、オメガバースがお好きな方にも、きっと楽しんでいただけると思います。心の琴線に引っかかった方は、どうかお試し読みだけでも読んでやってください。よろしくお願い申し上げます。
担当編集Sさん
バースの名称を漢字に置き換えた点にまず特徴があると感じました。
和風だけでなく中華風と両パターンあるのですが、そのお国柄によるバースの捉え方の違いが今作の大事なポイントにもなっているので、ぜひ注目してください。
エクスカリバーやお腰の剣など、名作に印象的な攻の局部の描写はつきものということで、カバーのあらすじには東宮様の「尊いもの」を使わせていただきました。
夕映先生はTwitterであらすじの「尊いもの」に絶句していらっしゃいましたが、使わない手はないなと。
どうぞよろしくお願いいたします!
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(C)夕映月子/秋吉しま/二見書房