尾野凛先生インタビュー

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尾野凛先生インタビュー 片想い相手に迫られαになりきり!?泣き虫ヘタレβ×天真爛漫Ωの運命愛!初コミックス『うそつきβの運命の恋』

2023/03/06 17:00

攻めの泣き顔が堪らん!天然CPの純愛オメガバラブ♥

 


BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3322回
尾野凛/芳文社/花音コミックス
コミックス『うそつきβの運命の恋』3月6日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!

 

STORY
ヒートが来ないΩの向井正太郎は、再検査を求め理学部のαの先輩をたずねる。そこにいたのはいつも学食で見かける中谷蓮だった。「オレがΩかどうか確かめてくれない?」と頼むと、蓮はなぜか真っ赤になって承諾。そのまま肌に触れられ、いつしか体を重ねていた。事が終わって、お誘いではなかったと気づいた蓮は土下座で謝罪。「ずっときみが好きだった」と泣く蓮に対し、彼との行為が嫌じゃなかった正太郎はお付き合いを提案する。「蓮がαで俺がΩ、これが運命なのかな」幸せに浸る正太郎とは裏腹に、蓮の胸中はざわついていた。蓮はαではなくβなのだ!自分がβだと言い出せないまま、お付き合いがスタートしてしまって…!?

 

――作品紹介をお願いします
表題の「うそつきβの運命の恋」はβ×Ωのすれ違いオメガバースです。
Ωの正太郎がαの先輩と勘違いして蓮と出会い、蓮は自分がβだと言い出せないままお付き合いが始まって……というお話です。

同時収録の「古川くんのとなり」は高校生たちのほのぼのラブコメです。
ラブコメというか、コメディというか、コントに近いのかもしれません。




――主人公たちはどんな攻×受ですか?
一途でヘタレなβの中谷蓮×前向きで健気なΩの向井正太郎です。
蓮は気が弱くて控えめですが、正太郎があけっぴろげに懐いているので基本的に仲良しです。
2人とも天然っぽいので波長が合うんだと思います。



――当て馬や重要な脇役は?
蓮の同期でαの宮田や、正太郎の友達たち、教授のおじいちゃんなど。
メインのふたりがややボケているので、脇役の人々がいないとどうしようもなかったと思います。
宮田は特に、謎に作者と担当さんに気に入られています。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
今回は最初にオメガバースというお題をもらってからお話を考えました。
立場や捉えようによってはすごく深刻な世界観だと思うのですが、セクシーとかシリアスが得意な作風ではないと思ったので、どうにか自分のテンションに持ち込もうと考えて、「運命」というワードに的を絞りました。



――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
苦労とは違うかもしれませんか、全体プロットを決めた頃から蓮があんまりカッコよくないかも……とちょっと悩みました。
弱虫で泣き虫な攻めでも大丈夫でしょうかと担当さんに相談したら、OKをいただいたので思うままに描ききりました。
でも描いていてすごく楽しいキャラクターでした。

――今作にまつわる裏話はありますか?
ストーリーの前提として正太郎が貧しい学生なのですが、これは実家のみそ工場が火災に巻き込まれて大変だったからであって、Ωとかはまったく関係ない……という設定を語るタイミングが作中になかったので、今ここで初めて発表しました。



――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
飼っているうさぎの去勢手術をしたことです。
今も元気にしています。

――今、何かハマっていることは?
サイクリングを毎日しています。趣味というかただの習慣なので、こだわりなどはありませんが……。
走行中に虫が顔にぶつかるようになると、春を感じます。

――BL作家になったきっかけを聞かせてください
BL漫画のお仕事がしたい! と思い、今回収録されている『古川くん~』を投稿して花音さんに拾っていただきました。

花音さんは実家の近所の書店に並んでいて、どきどきしなから初めて買ったBL漫画雑誌でした。感慨無量です。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
初めてのコミックスで、常に「これで合ってるのか!?」感はありますが、色々な方が関わって下さったのでとにかく感謝でいっぱいです。
最初から最後まで楽しく描けた作品なので、拙いかもしれませんが満足しています。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
インタビュー読んでくださってありがとうございます。
良かったらコミックスも読んでいただければ幸いです。


担当編集より
かわいい絵柄と巧みなストーリー展開で大注目の新人作家・尾野凛先生のBLデビュー作はβ×Ωのオメガバースです!

Ωの正太郎はバース性検査をしてくれるαの先輩を探しにいった先で蓮と出会います。
そこからお付き合いが始まりますが、蓮はαではなくβ。
実は前から正太郎に恋をしていた蓮は、正太郎に幻滅されるのが怖くてなかなか真実を伝えられません。
Ωの正太郎にはβの自分よりもっとふさわしい相手がいるのでは? もしも正太郎の前に「運命の番」が現れたら……? と、恋するβならではの蓮の葛藤にハラハラしつつも応援したくなること間違いなし。

元気でいつもまっすぐな正太郎、自分に自信はないけど誰よりも正太郎を好きな蓮、それぞれが違う悩みを抱えながら一生懸命恋をしている姿はとても微笑ましいです。
かわいいだけじゃないピュアきゅんオメガバースをぜひコミックスでお楽しみください!

 

コミックス『うそつきβの運命の恋

 

 

特典情報

 

■アニメイト特典:描き下ろし4Pリーフレット
■コミコミスタジオ特典:無償/描き下ろし4Pリーフレット、有償/描き下ろし20P小冊子
■こみらの!プロジェクト:描き下ろしペーパー
■駿河屋:6Pリーフレット(Z折)
■全国書店共通:描き下ろしペーパー
■電子書店共通おまけ:描き下ろし漫画(1P)
■電子書店Renta!:描き下ろし漫画(1P)
■電子書店コミックシーモア:描き下ろし漫画(1P)


詳しくは花音ホームページ

 

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(C)尾野凛/芳文社

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