マンガチックにかわいらしいけど、おしゃれなセンス。愛くるしいのに一瞬見せるサディスティックすぎる表情がむちゃくちゃ凶悪!強気と弱気くるくるとめまぐるしく入れ替わるダイナミックな菊屋ワールドに揺さぶられっぱなしです(笑)。
この抜群のバランス、ベストミックス!
絶妙な作品と同様、恋と食べ物にもこだわりがとてつもなく深い!菊屋きく子先生の、肉食系インタビューを今回はみなさまにお届けします。
聞き手 ヒロシ
Q ペンネームの由来とデビューのきっかけを教えてください。
A:菊が好きでつけました。さわった感触も、もったり冷たくて好きです。
デビューのきっかけは投稿です。担当さんには基本的なことからたくさんご迷惑をおかけしてます(今も)
Q 最近、関心のあること、マイブームなどありますか?
A:平日は質素に食べて週末の暴飲暴食が楽しくて仕方ありません。料理も好きです。チーズの食べ比べやお酒の飲み比べ、甘いもの食べ比べはブームというかずっとこれからも飽くることなく継続すると思います。
Qかなりマニアックな食べ比べをしてそうですが、どんなものを食べていらっしゃるのですか? その一部分だけでもチラリと
A:チーズだとウォッシュチーズが一番好きです。モンドールとかエポワスとかのとろとろ系。日~木は野菜中心の粗食、金・土は暴飲暴食してます。肉やら魚やらピザやら鍋やら…はちきれんばかりです。ワインは2本くらい空けます。赤が好きです。日本酒は純米酒。お酒を飲むと異様に食べる派です!困りものです!
Q 「女神転生」などゲーム系の2次創作などをたくさん描かれているようですが、かなりのゲームファンでいらっしゃるのでしょうか。
A:大好きです! 女神転生、ペルソナシリーズは新作が出ると買ってます。(最近時間がないので一周クリアして終わらせてしまいますが)世界観が好きです。ペルソナと仲魔が欲しい。
Q 菊屋先生の漫画を読むと、ご自身の揺るぎない世界感を感じます。商業用漫画を描き始めた頃から、すでにコレを描きたいという衝動などがあったりしたのでしょうか。
またはこの作品に影響を受けて…というのはありますか?
A:当初は一般向けではなく独りよがり系だったのでずいぶん方向修正していただきました。現在はそこを踏まえつつ自分らしさが出たらなあ、と思ってます。理性と本能、最大のテーマです。
Q 絵柄は独特といいますか。ほのぼのでもなく、コメディでもなく、不思議なスタイリッシュ感覚があります。表紙なども最近は、菊屋先生の感覚が反映されているのかなぁと思ったりもしているのですが…。絵柄やデザインに関して、ご自身の考えを聞かせてください。
A:自分では個性がない、と思っていただのでそう言っていただけると嬉しいです。デザイン系に憧れるのですが、自分のセンスがついてこないのでどちらかというと逃げでシンプルにまとめています。
Q 学生時代はどんな学生さんだったのでしょうか? 漫画を読むと、じっと遠くから相手を見つめているような印象もありますが、もしかしたらすごく駆け引き上手だったりして??
A:とてもあまのじゃくでした。(それは現在もかわりなく)ただ「白か黒」「0か100」のどちらかでないと嫌な性分なので自分自身でも厄介なところだと思ってます。駆け引き上手、憧れますー
Q 菊屋先生の描かれるSっぽい視線といいますか、謀略、冷めた女王様的凶悪な視線が強烈に印象に残ります。そのあたりに関して、ご自身の考えを聞かせてください。そんな男子が好物だったりするのでしょうか?
A:受も攻も肉食系が好みです。男子は草を食まずに肉を食んでほしいです。
Qそういわれると、ただ翻弄されているような受けが、うまく相手の心に忍びこんでいますね。菊屋先生だったら、受け攻めどちらの方に立ってしまうのですか?
A: 攻でしょうか…受視点の話でもなんとなく攻視点にもたっている気がいます。実際動かしやすいのも攻視点です。でもどっち視点にしろ、相手にふりまわされてる系が好きです。
Q キャラの設定ですが、読んでいくと、一面的でないというか、必ず相手との強弱関係が揺らいだり、主導権を握っているように見えて握られていたりというリアルなストーリー展開がとてもたくみに描かれていると思います。キャラやストーリーの作り方は?
これは菊屋先生の恋愛に対する洞察なんでしょうか(笑)?
A:まずはキャラの性格を作ってそこから受・攻、職業、設定を肉付けしてきます。話から浮かぶ場合もありますのでその場合はキャラは後付けで。
恋愛はいいことも悪いことも色々考えるものなのでうまいこと話の中でバランスがとれるようにします。主導権を握ってるけど握られたい、という思いが強いかもしれません(笑)
Q これから描いてみたい漫画、編集の方に絶対ダメだし(笑)されるような構想などはありますか?
A:ダメだしされたものは同人誌で出して満足しました!(笑)あとはワイン擬人化とか日本酒擬人化とかチーズ擬人化でしょうか…。固有名詞使うのでNGな気がします。皆個性的で楽しそうです。
Q最新作「にがくてすっぱい蜜の味」は短篇集ということですが、この最新作について、菊屋さんの思うところはありますか?
A:以前の作品をサルベージしていただき本当に感謝しています。すごーく絵がアレなので恥ずかしくて見返すのも大変だったんですが、やっぱり基本は変わっていないし、話もやっぱり私の話です。技術ももちろん見せ方や話も、もっともっと精進せねば!と思います。
Q 最後に、レビューで熱い応援を送っているちるちるユーザーにメッセージをお願いいたします。
A:漫画を読んでいただけるだけでも嬉しいのにレビューまでいただけて本当に本当にありがとうございます! 褒めていただいたところはもっと良いように、逆のところはきちんと改められるよう頑張っていきたいと思います。これからもよろしくお願いいたします! ありがとうございました!
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