rimei先生インタビュー

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rimei先生インタビュー真面目ワンコな新人×宝石病の年上美人！孤独な心に寄り添う歳の差ラブ♥ 初コミックス『夕空に浮かぶ月』

2024/12/10 17:00

アトリエを舞台に紡がれる、お伽話のような美しく切ない恋♥

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3845回
rimei／KADOKAWA／B's‐LOVEY COMICS
コミックス『夕空に浮かぶ月』12月13日発売
サイン本プレゼントあり！詳しくはインタビュー後に！

STORY
アトリエの仕事がなかなかうまくいかない新人の西夕涼。憧れの先輩・澄月光に縫製を教えてもらいながら、彼と距離が縮まらないことを人知れず悩んでいた。けれど夕涼は、光が宝石病──心の痛みが宝石になる奇病──だと知り、今までの彼の態度はその秘密のせいだと気づく。少しでも光の心を守りたいと健気に気遣う夕涼に光は少しずつ孤独な心を寄せていく。それでも、光にはどうしても、夕涼を好きになってはいけないもうひとつの秘密があった……

――作品紹介をお願いします
縫製のアトリエを舞台に、新人の夕涼(ゆうり)が憧れの先輩である光(みつる)に仕事を教えてもらえることになります。
他人と一線を引く光となかなか距離を縮めることができずに悩む夕涼が、光の宝石病を知ることをきっかけにふたりの距離が少しずつ変化していく…お話です。

――主人公たちはどんな攻×受ですか？
一途で真面目なワンコの夕涼くん×年上で美人な先輩の光さん。
18歳×27歳で年の差があります。

――当て馬や重要な脇役は？
光の学生時代の同級生である未空(みく)くんが光の過去に深く関わります。未空くんは近くの人を笑顔にしてくれるような明るくてとても優しい人です。

アトリエで同じ班の小虎(ことら)くんと宮地(みやち)さんも班の雰囲気には欠かせないお気に入りなふたりです。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
切なくて優しいお話を伝えられたらいいなという気持ちで描いていました。細かい表情の変化なども意識して小さな感情の動きも伝えられたらいいな…と頑張りました！

――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
作画は苦労した点でもあり楽しかった点でもあります！
白黒でも普段描いているイラストのような世界観をどう表現するか、担当編集さんも一緒にすごく考えてくださり白黒での表現を探していきました！
光さんの宝石化の表現を、痛みと美しさの両立を目指して描いていくのも楽しかったです。

――今作にまつわる裏話はありますか？　
背景に少しだけ、小虎くんが作っているみんなのぬいぐるみが隠れていたりします…！ぬいも最終話に向けて完成します。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
壊れてしまったペンタブと、パソコンを新しくしました。学生時代に初めて買ったペンタブをずっと使っていたので二代目になりました。

――今、何かハマっていることは？
キーホルダーやポーチなど創作キャラたち関連のものを作ることが好きなのですが、最近は100均のドールヘッド＆ボディにも手を出してしまい夕涼くんと光さんを作りました。ふたりが着ていそうな小さなお洋服を作ったりも楽しかったです。

――BL作家になったきっかけを聞かせてください
担当編集さんにお声がけいただきました。初めての挑戦ばかりで不安な気持ちも大きかったのですが、担当編集さんにとても支えていただき無事に描ききることができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
制作中は不安な気持ちと楽しみな気持ちでずっと緊張していたのですが、今は本にしていただけたことが本当に嬉しくて皆様にご覧いただけることがすごく楽しみです！

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
初めまして。rimeiと申します。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

夕涼と光の優しい世界を少しでもお楽しみいただけましたらとても嬉しいです。

◆コミックビーズログ編集部担当編集さんより
rimei先生の美麗なイラストを拝見し、令和の新耽美BLに挑戦できるのではと思い、お声がけしました。
先生はひたむきな努力家で、初めての漫画執筆でも原稿1枚1枚に美学を込めてくださいました。
光のインクを使っているような不思議な絵の魅力があり、眺めているだけでも楽しい本作、読後に自分自身も少し綺麗になっている心地がします。
ストーリーはとてもあたたかく、心が洗われるので、疲れていて癒しがほしい方に全力でおすすめします。
新しい表現に触れてみたい、美しいものを味わいたい、そんな方はお手に取ってみてください！