2023/03/31【第14回BLアワード2023】
BEST ディープ 4位~5位
リアリティある人生模様に心揺さぶられる
遠距離、すれ違い、将来…誰にでもある普通の恋の中に入る"同性"というたった一つの高い壁。読むほどに苦しく切なく、心臓を鷲掴みにされました。
サズさん
リアルだった。これはBLというよりゲイもしくは同性カップルの現実なんだろうなって…苦しくて切なくて涙しました。
もものふさん
片方の片想いから始まった2人の恋物語が、遠距離恋愛しながら時間を経て育んで、仕事や将来、お互いの人生のこと、乗り越えて強く結ばれていく様がリアルで、映画のようでした。
Uedoさん
リアルな男性同士の恋が丁寧に描かれていて、重くなりすぎないけど主人公たちと一緒に辛くなったり泣いたり安堵したりしました。
遠距離で過ごしながら悩んで決断したふたりにいつまでもの幸せを祈ります。
匿名さん
ふたりの間に起こるいろいろな問題がリアルでシリアス。男女でもなかなかうまくいかないこともあるふたりの距離や価値観がBLだからより切なくなるすれ違いに発展して、読みながらずっとキュンキュンしっぱなしでした。
1740さん
好きな人を諦めるために次の恋を無理矢理始めたり、遠距離恋愛の楽しさ辛さ、地方と都会の男性カップルの居心地の違いなど、かなりのリアルさが心をギュッと苦しくさせますが、二人で立ち向かう姿がすごく深くていいお話でした。
匿名さん
苦悩を共に乗り越える2人の深い絆に感涙
等身大の男子、敬太と理一に降りかかる遠距離恋愛、カミングアウト問題、将来の事等々。2人が導き出した答え、たどり着いた結末に感動しすぎて泣いてしまいました。
BLで幸せさん
敬太と理一に出会えて本当に良かった。彼らは私にとって漫画の中の人物ではなく、実際に生きて、恋愛して、苦しんでもがいて、そして2人で幸せを掴み取った、少し離れた大切な友達のような感覚です。
maki助さん
すごく切なくてすごく美しくて愛の溢れた本当に最高の作品。2人のことだからこそすれ違う場面からの展開があまりにも好きでした。涙を流しながら余裕なんてないほどに相手を思ってる姿にジーンと来ました。
きなこぼうさん
遠距離恋愛からのふたりの環境や考え方の違いから歯車が噛み合わなくなっていくところがしんどくて辛くて苦しくて。でもそれはふたりに必要な時間で、ぶつかって悩んでも前を向いてふたりで乗り越えて行く姿が良かったです。
かいわれだいこんさん
2人に立ちはだかるカミングアウトの問題。温度差、価値観。敬太とりぃは、ピッタリと形がハマるタイプではなく凸凹なんだけどしっくりくると。自分たちなりの形や収まりどころを見つけて2人で歩んで行く姿に胸いっぱいです。
ともたん901さん
遠距離恋愛の過程の描写が素晴らしく、好きなのに切ない二人の感情の変化に一喜一憂しながら何度も読み返しました。何度も感動して泣きました。
愛されることに鈍感な二人が育む、未熟で不器用でまっすぐな愛に心を打たれます。
kyocさん
二人の関係の変化をずっと見守ってきたから、なんだか二人は実在しているみたいな気がして、堂々とパートナーとして生きている二人を友人の一人のような気持ちで祝福しています。恋人になったからハッピーエンドじゃない、恋人になってからどう関係を深めていくかを丁寧に紡いだストーリーはとても読み応えがありました。
よこよこyさん
同級生から恋人に変わり互いの心を通わせ合った上巻。恋人からパートナーになる為に心からぶつかり合い悩んで泣いて答えを見つけた下巻。どのシーンも心理描写がリアルで、痛い程に2人の思いが伝わって読む事がしんどくなったけど、その分2人で選んだ未来に心からおめでとう! 良かったね! と喜び涙しました。
ぱんだちょろヲタさん
本当に感動しました。遠距離で考えてることがすれ違い心までもすれ違っていきそうな不安に襲われ、しかし体だけは簡単に繋がれると言うことが怖い。関係を切るにはちょうどいい距離で関係を続けていくには少しばかり難しいこともある距離だと思いました。遠距離の中で敬太と理一が成長していくところや嬉しい時すれ違っている時など色々なシーンが見れて感情移入できて読み応えがありました。
さーーさん
ストーリーの進み方、感情の揺れ動きなど見事に描かれていて胸が締め付けられました。オープンゲイ、クローゼットゲイと2人の考え方の違いや葛藤が遠距離により壁を作っていきます。どちらの気持ちも理解できますが、敬太が気持ちを伝えた理一からの連絡待ちの状態が続いていた時ほんとに私もしんどかったです。遠距離恋愛がリアルに描かれていて…。迷い悩みながらも2人の出した答えに納得というか、安心した。
かめこ124さん
遠距離恋愛をする2人がどうしたらずっと一緒にいられるのか、想い合っているだけでは難しい遠距離恋愛がすごくリアルに描かれていました。
地元にきてもらうことはカミングアウトにも繋がることから臆病になる理一と、早く堂々とずっと一緒にいられるようになりたいと望む敬太がすれ違ってしまうのが切なかったです。
いつでも逃げれるから遠距離って思ってるより簡単に別れられるという描写も遠距離ならではで、それを乗り越えて2人で生きていくことを選んだ結末がとてもよかったです。
きたもっちゃんさん
人間のエゴと凄絶な愛の形に放心
佐田くんと間宮の歪だけど確かな絆が好きだった。ラストシーンは仄暗いな雰囲気の邦画を観ているようでした。作者の物語を創造する力と仄暗い雰囲気を醸成する力に唸らされた。
みるく✦さん
すごかった。今まで読んだどの作品とも似ていません。とにかく驚きました。読む人を選ぶ作品だと思いますが、お話の厚み、深さが桁違いでした。迷うことなくダントツのナンバーワン。
匿名さん
次々と明かされる登場人物たちの真意に心をかき乱されながらのめり込んで読みました。生意気と包容力(というかどこか諦めているような人間)の掛け合わせが大好きなので全てが胸に刺さりました。
匿名さん
正直序盤は自分がこの物語を受け入れられるのだろうかと不安になる描写が続き、倫理観が侵される感覚が苦しくて仕方がなかったのですが、読了後は数日彼らのことしか考えられなくなるほど愛しくなりました。大切な本です。
幸水さん
人間の尊厳や倫理観、エゴに胸を突かれる。衝撃的でとても満たされるストーリーでした。このラストも大好きです。間宮は想像も出来なかった最高の一瞬を手に入れた。絶望の中で思い出すのはあのキスなのかなと…。
ろっこりーさん
勧善懲悪から逆行するようなストーリーなのに、登場人物に感情移入して泣いてしまうような作品でした。ボリューミーなのでキャラクター(特に間宮)の人柄の掘り下げや心境変化が丁寧に描かれていて、とっても素敵な作品でした。
すみれちゃんさん
BLでは語り尽くせない、ガチの人間同士の間にラブがあるならこれだと思わせるリアルラブストーリーでした。佐田くんが間宮に向けた静かな人間愛に自分の中の間宮が静かに深く癒されました。誰もが行き着くであろう恋愛のハリボテさ、人間関係の難しさに対する一つの回答として受け止めています。
匿名さん
朝田老师僵尸高校教师×疯狂科学家的设定新奇又大胆,叙事相当刺激眼球但又充满动人的细节!在老师的作品中能感受到角色鲜明的个性,也在两人彼此的了解和接纳中感受到爱的联结。这是令人难以忘怀的短暂悲喜剧,逆睡美人的结局如同转瞬即逝的烟花般美丽。最后一幕让我回忆起之前种种画面,在那一刻与间宫的孤独、疯狂和释然产生了深深的共鸣。
Asteriskさん
心の奥深くに刺さる…圧巻の結末
泣きたくても涙が出ない、嘆きたくても喉が詰まるような、血と肉と同じ重さを持つ一作、これしかありません。
AliasGladさん
衝撃の展開に読み終わったあとの余韻がしばらくおさまりませんでした……!ここに真の純愛を見ました。最高でした!!素敵な作品をありがとうございます!
ぱやろんさん
死がテーマのようだったのでなかなかすぐには手が出せなかったけど、すごかった。純愛だな、と意外とシンプルな感想に至った。
愛してた人には、できることなら、形あるなにかとなってそばにいてほしい、ってすごく共感してしまいました。
buttercupさん
最後のシーンが本当に静かで美しくて何度読んでも泣いてしまいます。宗教画なのか?画面から佐田と間宮のあの2人だけの空間の静かさや空気感が伝わってきて…ずっとあの瞬間を閉じ込めておきたかったです。その静けさからのあの間宮の精神崩壊シーンだったのでこちらもメンタルがやられそうでした。
mio27さん
2022年に読んだ作品の中でダントツでラストが衝撃でした。バドエンともメリバとも取れると思いますが、あまりにも切ない終わり方に泣きそうになりました。少しの間でも穏やかに一緒に暮らせたことが2人にとっては救いなのかな。
yashiropさん
疾走感がたまらない。終盤、可哀想でいじらしい絶望が膨らんでいく様を読み手にも苛烈に感じさせるカメラワークに興奮した。読了後は圧倒されてしばらく放心していた。読み返すたびにどうしようもない感情に支配されるとっても素敵な作品です。
てのるさん
受けの過去を知って「ああ、これは彼なりの復讐劇なんだろうな…」とも感じましたが、根底にあるのは無自覚な攻めへの恋慕だったのかなと思います。最後の終わり方がまるで彼が死に急いでいるような早さで、呆気なくて物悲しくて好きです。読んだ後の重い溜め息が心地良いというか、(凄いものを見てしまった…)という、ずっしりとした読了感と読み応えがありました。
リュカリュカさん
結局2人は想い合えたのか?
互いのポジションはなんとなくわかるけど、最後までの行為は無い。受けにとって攻めは認めたく無いけどかけがえのない存在になっていて、攻めにとっても受けに情が湧いてしまった関係。
甘いシーンはほぼ無いけど「相手への好意」を自覚し確かめ、戸惑いながらも受け入れようとする受けの不器用さがとても好きでした。
最期はまぁ必然だけど、悲しさより寂しさの方を強く感じました。忘れられない一冊です。
クモジさん
読み終えたあとしばらく放心状態で、涙が止まりませんでした。
間宮は佐田と出会って愛を知ってしまったからこそあのような結末に至ったけれど、逆にあのタイミングで佐田と出会えなければ永遠に愛を知ることのないまま孤独に生きていたのだと思うと、果たしてどちらが間宮にとって幸せな結末だったのだろう……と苦しくなります。
けらしさん
数々の困難を乗り越え、迎えた結末に涙!
月人の怖いくらいの想いの強さを全て受け入れた澪斗。端からは歪にみえる関係も、2人にとっては幸せな選択。楽園=箱庭。感動しました。
いまちさん
待ってましたの執着愛のゴール!しっかり執着の残る愛重めのハピエンが最高でした!スピンオフも楽しみにしています!
ak20150610さん
最後の最後まで、二人の箱庭が形成されていることに歓喜で震えました。
共依存に近いお互いの愛、これが二人にとっての幸せなんだなと。読者はただ見守るだけです。
むつこさんだよさん
澪斗くんがとても強くて良い子で…そんな彼だからこそ、月人先輩があの過去の呪縛から解き放たれた時は涙なしには見られませんでした!
紆余曲折ありながらも、お互いをとても大切に思う2人…どうかお幸せに…!
羽炉論さん
山の奥にある上流階級の少年たちが通う学院。この中でも帝王として、家柄、容姿、教養と、全てを持つ神のような存在の攻に執着される一般育ちの受。過去からの因縁もあり、求められるだけで自分から初めて欲した攻の愛情が重く、色々ありますが、なんせ受が良い子で大きな母性愛で受けとめて二人の幸せを掴んで行く。
執着系が好きな私にドンピシャでした。
コブタままさん
これほどまでに完璧で美しい囲み愛を私は見たことがありません…。3巻の見所はやはり2人の未来ですね。身分差や互いの家族、攻めに至っては家族どころか家系、家業に関わる複数の問題があるのにこんなにも納得のいくラストになるとは…。まさに2人らしい結末に悶えながら感動しました。未来永劫囲って囲まれて、幸せに暮らすのだな…と謎目線で安心しながら本を閉じました。
らりらららららさん
究極の囲み愛…歪な箱庭も2人には楽園
究極の執着攻めの囲い込み愛を摂取したいと思ったら真っ先に手に取る作品です。何度読んでも泣いてしまうくらい世界観に惹き込まれるような作品に出会えて幸せです。
匿名さん
究極の囲い愛!とにかく愛が重い!
さなゆき先生の世界観が如実に表れている作品だと思います。
一見、弱そうな受けが不器用な攻めを受け入れるところ、最高に萌えます。
匿名さん
花が咲き誇る美しい庭園に寄り添い佇む二人という、美しく幸せそうな光景だからこそ、鳥肌が立つようでした。「神様」が意志を持ったとき、それに抗うことは誰にもできない、と突き付けられたような気分です。
碧蓮さん
この作品で囲い込み愛、執着愛に出会いました。先輩の言動にゾクゾクするシーンがたくさんあって、学園が舞台という閉鎖的な要素も相まって、この作品の世界にすぐ夢中になります。先輩の愛を受け入れる澪斗の柔らかくてどこか儚げな、でもとても幸せそうな表情が印象的です。
匿名さん
最強の囲み愛、執着攻め!!!!
月人さんの視線は常に澪斗にあって、何事も澪斗優先。狂った様に澪斗を大切にし、閉じ込めようとしていた月人さんも少しずつ澪斗の意思も尊重するようになって、それでも周りから固めて逃げれないようにしちゃうの最高でした!
愛の深さがもうディープすぎる!
萌恵さん
満開の薔薇が咲き誇る神様の箱庭で、月人と澪斗の2人が困難を乗り越えて共に過ごす今が、どんなに愛しくて尊いものなのか…最後のページを読んだ時にそう感じました。
相手を囲んでしまいたいと思う程の強い愛。月人の究極の愛情を受け止め、人生を一緒に歩んで行くと決めた澪斗が、教会で月人への想いを巡らせるシーンはとても心に残りました。
のんびりさん。さん
月人先輩の澪斗への執着にヒヤリとしつつもドキドキした頃を思い返し、2人で穏やかに過ごしている今を読めて安心しました。澪斗は本当によく頑張った…というか芯の強さに眩しさを覚えたくらいです。月人先輩が澪斗とご縁があり、出逢えたことは本当に本当によかった泣…澪斗の存在で、月人先輩が様々な感情で満たされていくことがとても嬉しかったです。
anNAanNAさん
美しく繊細な絵と惹き込まれるストーリーで、執着愛の最高峰と言っても過言ではない作品です。
年上スパダリ溺愛攻めが大好物なので、月人先輩の澪斗に対する執着がうらやましく思えます。
澪斗くんは自分をはっきり持ってる子で、月人先輩に執着されて流されるだけではなくダメなことはダメとはっきり言う事ができる所がステキです。
お互いが無くてはならない存在で、愛と幸せが詰まった箱庭で過ごす2人を見届けて読後は幸せな気持ちになりました。
こてきなさん
究極の囲い込み愛、でしたね!!!ゾクゾクしました!!最高です、大好きです。
澪斗と出会ってたくさんの感情を知り「ただの人」になった神様だった月人。月人の過去を考えると、全てを受け入れて肯定してくれる澪斗の懐の深さったらないですね。月人は澪斗に生かされているって思いました。
後半で、月人様の激おこ案件には、もっとやったれ!!と応援する気持ちが湧き上がり…大切な人の為に怒れることは最高の愛だなと思います。
澪斗が語る未来の話、月人とする「これからの話」、死ぬまで離れないと誓い合った2人の覚悟。どこを切り取っても最高のエンディングでした。
おたみいさん
退廃的な世界観。美しき深淵に引き摺られる
倫理観や常識から外れたストーリーがとても性癖に刺さりました。救いようのない展開がとても辛いですがそれが良い。
豆腐星人22号さん
薄暗い退廃的な美です。狂気の世界ですが、滅びの中にある美にとても惹きつけられます。あと、作画がとても美しくて見てて惚れ惚れします。
rosemaryさん
話の重さの分、耽美さが際立つ気がします。
救いは少なければ少ないほど良い。幸せとはなにかをずっと考えながら読みました。何度も読み返したくなる名作です。
るねねさん
閉塞的な時代感、地方感、そしてストーリー、何もかも完璧でした。ともすればメリバとも捉えられそうですが、2人の選んだ結末はこれしかないと思える、最高の結末だったと思います。
あんバターパンさん
ディープ、闇、サイコパス、メリバというキーワードが出たら言わずもがなコレ!
ドロドロなストーリーといい、痛々しくも美しい演出といい重厚感のある作品。読了後の余韻がやばい。
おたんびさん
これを愛と呼べるのか、と考えてみる。分からない。
ただ育郎にとっても、典彦にしても、互いが唯一無二であると言うことだけが確かで。そんな二人の、多分互い同士でも分かり合えてはいない二人の、狭く綴じられていく世界に、心を持っていかれました。
しらあえさん
これぞ執着という作品。闇作品はなかなか手がでなかったのですが、この作品は1巻から進むごとにページをめくる手が止まらなくなります。見事にハマりました。人間の深いところにある感情が表現されていて欲って怖いものだなと。ラストは二人にとってはいい結末だったと思いました。帯のコメントみたく魂をゆさぶられました。
匿名さん
時代背景の息苦しさと背徳感。
普通だと平穏な毎日を選ぶところを、そこをあえて苦しい方へ、破滅へ向かっていく様はドラマチックであり悲劇でもあります。
でも2人が幸せならまっいっか!と涙しながら読みました。
キヌヲさん
ダークでシリアスで耽美でエロスでものすごくすごく好きな作品です。なんかもう美しい。何度も読み返してます。典彦は究極の執着攻めだと思ってます。典彦にゾクゾクし育朗の不憫さが可愛くて。決して幸せな結末とは言えませんが、ふたりなりのハッピーエンドかなと納得です。その後のふたりが気になって仕方がない。
すずめのちゅんさん
帯どおり傑作です。闇BL最高峰。執着サイコパス攻めの極み。
昭和の時代背景とともに描かれる世界観が見事で、数年前に1巻試読した私は完結を待ってから一気読みさせていただきました。表紙も美しく、2人の関係性も表されていて拝みたいくらいです。
。えむさん
魂揺さぶられる結末に余韻が止まらない
個人的にはハピエンと呼びたい作品です。闇深すぎ、心抉られ、魂揺さぶられました。
mino4189さん
BLを読むとき、いつも願うのは、彼らに「幸せになって欲しい」。
でも、私が思う「幸せ」と、彼らの思う「幸せ」が同じとは限らないのだと、この作品で気付かされました。
なゆnayuさん
「この2人にはこれが最善なんだろうな」と思える終わり方がよかったです。
あと、可哀想な受けに実は芯があるキャラが好きなんだなぁと、実感しました。
狂った世界感ではありますが、私は大好きです。
匿名さん
読んでいると感情がとにかく揺さぶられて、いったいどんな結末になるのだろうかと思いながら最終巻を待ってました!典彦と再会した時の育郎の表情がとても綺麗で、そのページを見て、ああ良かったなあと思えました。2人が幸せならハッピーエンドだと思います。
森のこぐまさん
あの時ああならなければ……環境や周りにいた人物が違っていれば……なんてたらればをどうしても考えてしまうほどの苦しさ……。それぞれが檻に囚われていて、檻の外に出ることが幸せなのか、檻の中にいる方が幸せなのか。自分の中にある幸福論がひっくり返るほど心に残る作品でした。
こゆんさん
圧巻でした。この作品に出てくる全ての登場人物たちにとっての愛とは一体何だったのか、本当に愛し合っているのか。最終巻を読み終えても分からず、ただただその世界観、闇と光に圧倒されていました。ただ、繰り返し読むと見えてくる登場人物達それぞれにとっての愛と想うあり方が見えてきて、とても面白かったです。
ドしこりさん
圧巻の一言です。どういう結末が待っているんだろう、でもいい予感がしない…という不安を抱えたまま、毎巻ハラハラしながら読み進めていたのですが、これ以上の終わり方は無いだろうと思うぐらい、ぐうの音も出ない納得の、結末でした。タイトルの伏線を回収するラストシーンが、たまらなく好きで、リアルにすごい!と声を出してしまいました。鳥肌ものです。
くろくま子さん
愛とはなにか。帯の通り魂をゆさぶられた作品です。感情、身体、環境、様々な変化や成長の末に辿り着いた最終巻。ふたりの再会シーンでは全読者が息を飲み、そしてこれまでの言葉では言い表せなかった感情たちがストンと懐に落ちたのではないでしょうか。雑誌掲載から再考された単行本のエンディングも至極で、その先を想像したいようなしたくないような、ただふたりがふたりでいられるのであればと願うよりない。蟷螂の檻に出逢えて人生が変わりました。闇だけじゃない、いろんな感情と愛と性癖に堕ちます。
mallllmainさん
切なく心締め付けられる繊細な心理描写
柿谷の一途な想いとそれをわかっていながら知らないふりをして心地よい距離感を保とうとする周防。二人の心情を深掘りしたくて何度も読み返してしまいます。
うめぼしおにぎりさん
人の心の弱い部分もずるい部分もめんどくささも全部編み込んで、それでも一歩、どうにか踏み出して繋がっていく主人公たちに、じりじりと胸を締めつけられました。
クララベル12さん
特別な気持ちは重ければ重いほど容易には吐き出せず、やがて沈んで泡と消える…消えてしまう前にどうにかつなぎ留められた亮と周防、すでに泡と消えた周囲の人たちの過去、どちらにも胸がぎゅうぎゅう締め付けられました。
AO39さん
自分の感情も相手の想いも直視しようとしなかった柿谷と周防が、周囲の支えもありつつ、変わろうともがく姿が胸に迫ります。
長いあいだ苦悩して葛藤して、ようやく1ミリだけ動ける。そんな面倒くさくて、でも身近な人たちの話だと思いました。
みどりおさん
互いに意識してるのに、今の関係を崩したくなくて踏み出さない2人。愛されてることに胡座をかいて受け止めも、突き放しもしない狡い周防は、ホントにコイツズルいな〜って思うけど、そんな周防が好きで想いが溢れるから行動しちゃう柿谷に頑張れって感情移入しちゃう。
ゆきにゃんさん
恋なんて知らない子供のころから特別な存在の相手が、大人になったら特別な理由がないと一緒にいられないのね!という切ない幼なじみのモダモダ、そしてリバ…。好き好き言ってる甘さはないのに、どの場面にもラブストーリーの甘やかな気配が満ちていて、ちょっとした表情からも募る想いが伝わってくる繊細な表現にしっぽりしました。
えすむらさん
日高先生ならではの、繊細な心理描写で心を揺さぶられます。亮くんがずーーっと辛い思いをしてきても恋心を捨てられないのも分かるし、周防くんが居心地のいい状況に甘えてしまったのも分かります。結ばれた後の二人の関係は、本当に素敵。抱いたり抱かれたりの関係が、二人にとっては自然なんでしょうね。
匿名さん
お互いのことを知りすぎているから動けない、進まない。そんな2人のモダモダが描かれている。繊細な心理描写なしでは表現できないからだ。2人の心の揺れ動く過程を丁寧に謎っていく描写はさすがの一言。また、いつものように眼で語らせ、細かい表情の変化で2人の気持ちが手に取るようにわかるのはお見事。特別な何かがなくても、当たり前の今が、当たり前に隣にいられることが大切と気づかされる作品。
ジョン子さん
離別を乗り越えて…感動の結末に思わず感涙
親友から恋人へ。その距離は近いようで遠い。
そんな戸惑いと葛藤をじっくり見つめて描き上げた作品。狡さと弱さを曝け出した後の決意。読みながら何度も唸らせられた。
hijiriさん
大人の恋愛のめんどくささが詰まっていて、もどかしいんだけどそれが癖になる。主人公以外の登場人物もにすごく魅力的で、「好きだったけど日々過ごしてるうちにその想いが思い出になった人たち」との対比が素晴らしかったです。
hanataroさん
何も知らなかった親友と関係を変えるには、やっぱりこれぐらいの距離と時間をかけて離れてる時もずっと脳内で存在し続ける人でなきゃなんだな。気持ちの変化を2冊で表現してくれた先生すごいです!二人の周りを囲む人たちのセリフが興味深かった。まさ令和ですよ。そしてこのカップルは喧嘩もするが人生のパートナーなんだろうなと読者に想像させる最後もいい。
匿名さん
すれ違いすぎてまわりの大人にたくさんフォローしてもらっていることも含めてギスり方がリアルでした。幼馴染モノはたくさんあるけど、そんなに簡単に友情と恋が両立するわけないと、どうしても思ってしまうので、柿谷と周防の関係の壊れ方に興奮しました。また、個人的にリバ設定が大好きなので、最後に実はリバなのがわかって、そこもふくめて、彼らが本当に生きてるんじゃないかくらいのリアリティが出て、大切な一冊になりました。
匿名さん
ずっと気持ちも言葉もおもてに出さずに堪えてきた亮が、だんだんと気持ちダダ漏れの表情を見せるようになったのがとても可愛く、しかし強い意志で関係をはっきりさせたい、と周防をばっさり切るかっこよさに、長年積み重なった周防への想いを感じました。
周防もこれまでの自分の迷いやずるさ、甘えをしっかり自覚し、いままでの亮に気持ちを返せるように押して押して、最後は迷わずに亮を取り戻したので、もうこのふたりは大丈夫、とやっと安心できたように思います。
さうりんさん
意識し始めたらもう戻れない、けどじゃあそこからどうしたい?そんなモダモダで曖昧な期間に着眼し話を丁寧に広げ、そして読者も納得な形でうまく着地した日高ショーコ先生さすがです。1の表紙、雨の中ぎこちなく距離を取る2人に対し、2の方は恋人繋ぎして堂々と街を歩く、自然な笑みを浮かべた2人が本当に幸せそうで、リアルにいそうな雰囲気がまたいいですね。それからベッドシーンの方では攻め受けを固定せず、1回目は亮が受けて、付き合い始めたら周防が流れで抱かれる描写があり(しかも慣れたってうふふ)、そこもこの2人ならではの関係性だなとしみじみ思えて、ますます特別なカプリングに感じました。
上海ハニーさん