【電子限定おまけ付き】【イラスト付き】
小説投稿サイト掲載作品の書籍化で「冬眠BL」になります。
こちら最初に投稿サイトで見た時「なんじゃそりゃ」ってなったんですけど。
冬眠BLって全然想像がつかなくて、こう奇をてらった内容なんかなぁ的に。
が、実は全然違います。
これ、主役二人の恋愛をひたすら地味に綴った、日常系も日常系のお話なんですよ。
しかも痛い展開無し、切ないスレ違い無しで、二人が結ばれるまでをただただ穏やかにゆっくり見守る的な。
またそれがめちゃくちゃ可愛いし、ほのぼの癒されるし、読み終えた後はとにかく幸せな気分にしてもらえるし、すごくすごく素敵なんですよ!!
ああ、寡黙で真面目な攻め、いい男すぎる。
まさに小動物な受け、面白すぎる!
そして二人の恋愛、可愛いすぎる・・・!
そもそもテーマとなっている冬眠なんですけど。
こちら、様々な種類の獣人達が現代社会のような生活をする世界が舞台なんですね。
個人的には北欧っぽいイメージなんですけど。
その中で冬眠がある種族は長い冬を眠って過ごす。
で、そんな冬眠を間近に控えたリス獣人であるリックですが、なんと住んでいたアパートが火事に遇い、準備していた木の実もフカフカのクッションもそれどころか住処自体も全て燃えてしまう・・・。
すると、うちひしがれるリックに手をさしのべてくれたのが、明日から冬眠休暇に入る消防士でクマ獣人のディビス。
同僚からリックの境遇を聞いた彼は、自分の家で冬眠をと招待してくれてー・・・と言うのが二人の出逢い。
ここから、一つ屋根の下で共に冬眠する二人。
寝ぼけたリックがディビスのベッドに間違えて潜り込んだ事をキッカケに、二人の距離は縮んで行き・・・って流れ。
これね、繰り返しになりますが、とにかくめちゃくちゃ可愛いんですよ。
えーと、冬眠中の獣人ですが、極端に思考力とか運動能力とかが落ちるんですね。
で、そんな半分寝ぼけた状態の二人が、一つベッドの上でトロトロ微睡んで過ごすー。
一緒に寝て一緒に木の実を食べて、おしゃべりなんかもしてと、二人の優しく穏やかな時間がただただゆっくり丁寧に綴られる。
これが読んでて「ほぁああああ」ってなっちゃう感じなのです。
なんかやたら幸せな気持ちになっちゃうと言うか。
またこちら、終始受けであるリック視点で語られるんですけど、とにかくディビスがいい男なのです。
寝ぼけて潜り込んで来たリックをそのまま受け入れ、お腹の上に乗せた上でトントン。
これまた寝ぼけてるリックに木の実を食べさせ、当たり前のように世話を焼いて一緒に眠る。
ついでに、目が覚めたリックが自分の部屋に戻ろうとするのを何やかんやと阻止と、わりと分かりやすいのもニヤニヤしちゃって。
彼はね、普通に攻めとして魅力的なだけじゃなく、実は人間としてもとても魅力的なんですよね。
例えば序盤でのエピソードですが、ディビスの家を訪れるのに、リックは少ない手持ちの中から高級木の実を手土産として購入、持参するんですよ。
でも、ディビスの家の食料庫にはそれより数段高級な木の実がたくさん置いてあった。
自分の持ってきた木の実が恥ずかしくて落ち込むリックに対して、ディビスがかけた言葉ー。
なんだかジンワリ来ちゃって。
これね、しつこいですが、すごく可愛いお話なんですよ。
可愛いお話なんだけど、こんな感じのジーンとくるエピソードの数々なんかがあって、ただ可愛いだけのお話に終わってない所が素敵だと思うのです。
何だろうな・・・。
リックは今回、とてもあたたかくて幸せな冬眠を過ごすのですが、彼がこの冬眠に幸せを感じていると、読者もまたすごく嬉しくなる。
と同時に、少し切なくてホロリとなる。
それは、リックと言うキャラだったり、彼のバックボーンだったりがしっかり作り込まれてるからなんですよね。
彼が心の奥底に隠し持った寂しさなんかが、さりげなく語られと言った具合に。
そのおかげで、エピソード一つ一つに深みが出て、心に響くものになってるんだろうなぁと。
読み終えた後は、すごく優しくて幸せな気持ちになりますもん。
ちなみにこちら、ムーンライトノベルズさんの方で既読ですが、本編に加筆修正ありです。
他、番外編が2作書き下ろされてるんですけど、本編で語られた例の遊園地デートになるんですよ。
この遊園地デート、読みたくて仕方なかったので、めちゃくちゃ嬉しいよー!
リック、良かったねぇ。
幸せにおなり!
と、そんな感じで、攻めと受けが共に冬眠する中で、ゆっくり愛を育んでゆく可愛くて優しいお話。
派手で驚きの展開でと言った作品を求める方には向かないと思うんですよね。
ただ痛さや辛さがゼロでとてもあたたかいお話なので、癒しを求める方にピッタリだと思います。
もう本当、可愛いしかないよ。
ところで、今作が作者さんの5作目の書籍化になります。
元々はweb小説ですが、読みやすくてスラスラ頭に入る文章ですし、バックボーンも含めたキャラの作り込みに心情描写、あと構成だったりが抜群に上手いんですよね。
もちろん、深みのあるストーリーも。
web小説が苦手な方も、問題無く読んでいただけるんじゃないかと思います。
そして、実力に反して評価が低すぎる。
もっともっと高く評価されてていい作家さんじゃないか!?的に一人で熱くなってたんですけど、ちゃんと評価されてましたよ。
このご時世にこれだけポンポン書籍化されるって、すごい事だと思う。
ついでに、作者さんのつぶやきがネタの宝庫でして、もうめちゃくちゃ萌えます。
「猿になって~」のシェフタリが猿と人間に分離しちゃってご主人が巻き込まれる話なんて、読みたすぎて震えてる・・・。
※7/3 発売早々のランクイン、しかも同月発売の「嫌われ神子~」が1位獲得と2作同時ランクインおめでとうございます!
嬉しいよーーー!!
うぁ?え?なに、、、多幸感ハンパないぞ(;////;)
「あー…幸せ~……」
って温かさに包まれている感覚がずっと続くんですよ!
心の奥底がポカポカ甘やかな冬眠BL、良かった~!!!
インタビュー記事に書かれているように、
モフモフに癒やされる絵本のようなお話でした。
デッカい動物とちっさい動物がギュッてしてるの堪らん。
犬居さんの挿絵が世界観にピッタリ嵌まるのも良きです♡
そもそもなんですが、私は初めて"冬眠BL"に触れました。
冬眠でBL…?どゆこと…?
攻め受けはあらすじで確認できる限り、初対面。
どうすれば寝てる間にBがLするん…????と疑問だらけ。
いやはや、作者さん天才か!と思いましたね。
冬眠しながらBがLしていくんですよ~( ´艸`) ♪
うとうと眠りにつきながらただただ幸せな時間と、
失った家族と過ごした幸せな過去が重なって展開し、
ちょっぴり切なく、温かく、幸せを噛みしめるような時間にたっぷり癒やされました♡
さてさて。
受け:リックはリス獣人。
冬眠休暇に入る前日に火事で家を無くし途方に暮れます。
襲われやすい小型獣人にとって安心して冬眠できる環境の有無は死活問題。
リックは頼れる身内もおらず、財産も火事で失いました。
そんなリックを不憫に思った消防士が冬眠先を紹介してくれます。
攻め:ディビスは熊獣人。冬眠休暇に入る消防士です。
同僚からの連絡で家を失ったリックを快く受け容れます。
と、そんなこんなで同じ家で冬眠をーーとなりますが、
最初のリックは大型獣人を前にして本能的な恐怖が勝ってビクビクオドオド。
何もかも規格外の家に圧倒され、ちんまりしてます。
しかしディビスは寡黙で言葉が少ないけれど
裏表のないストレートな優しさが感じられるんですね。
リックの為に用意された部屋は気遣いの塊…!!
もうね、まだ序盤だというのにジワジワと目が潤みました。
リックは早くに親を失って孤児になり、頑張って自立した。
職場環境は悪くなく、自分一人食べさせる分の稼ぎはある。
けれどそんなに多くない財産も火事ですべて焼けてしまった。
気丈に振る舞ってても心にポッカリ穴が空いてしまってたんですね。
その悲しい隙間にディビスの優しさが埋まるのがね!
頑張って生きてきた子が優しくされて涙堪えるシーンに弱いので涙でた(;///;)
単に嬉しいだけじゃなくてほんの少し劣等感が入り交じるのも切なくて余計にクる。
そんなこんなで最初は別部屋で冬眠を始めたんですが、
ある日寝ぼけたリックは間違えてディビスの部屋へ…。
ぬくぬくしてて、気持ち良くて、とっても幸せな気分で再度眠りにつきます。
次に目覚めたリックは間違えに気付いて狼狽えるけれど、
ディビスは気にした風もなくのんびりと受け容れていて。
一緒に寝てる間の幸せな気持ちに抗えずなし崩しでそのまま一緒に眠るようにーーー。
寝て起きてと繰り返し夢うつつでフワフワしている中で、
リックの心が幸せに満たされているのがめっちゃ伝わるんですよー!(;///;)
気持ち良いお湯に浸かっている感覚で終始読んでました。
と、いっても、
幸せを噛みしめてるのはリックだけなんですよねw
ディビス視点がないので個人的解釈になりますが、
ディビスは一目惚れ?最初からロックオンしてた気がする…!
リックを大事にしながら少しずつ囲い込んで、
自分の巣穴に入れるのに成功したら離さないのが熊っぽい。
って考えたらめっちゃ萌えました+゚。*(*´∀`*)*。゚+
で。
癒やし空間が続くのでエッチするのが想像できなくて
かわいいチュッで終わるのかな~と思ったんですが……
ディビスの性欲はシッカリとした雄のソレでしたw
リックは恋愛経験すらなくて何が正解かわからず戸惑うばかりなんですが、
無自覚でディビスの性欲を煽りまくっててですねー。
リックはグズグズだし、ディビスは暴走するしで、私の心は踊ってた(///Д///)
(エロなしでも納得の内容だけど、あったらあったで嬉しいよねっていう本音…)
癒やしの幸せBLが堪能できてすごく良かったです…!
伊達きよさんの本を初めて読んだんですが、
描写がすごくお上手で頭の中に表情や情景が浮かぶところもすごく良かったです。
頭の中でディビスとリックがトロトロと寝ている姿がハッキリ見えて癒やし度増し!
なので小説を読んでるけど漫画を読んでいるような感覚もありました。
(犬居さんの作画でコミカライズして欲しいな~!)
読んでる間ものすごく幸せな気持ちになれ
読み終わった今もファフワもふもふほんわか幸せな気持ちに包まれてる
獣人というより肌触りの良いお気に入りのぬいぐるみいを抱えてるよう!
何この多幸感!
冬眠!!!!(これを考えついた段階で凄いとしか言いようが無い)
に入る二人の様子
お部屋の様子
寝姿が気持ちよさそうであったかそう!
すやすや寝入ってはモゴモゴ動いて寝ぼけてふわふわしてて
クマのディビスにくっつくリュックが上ったり下ったりあれやこれやとかもうもうもう
もうどこを切ってもかわいい!かわいいとしか言ってない気がしますかそうしか言いようがないです
挿絵もすごく可愛らしくて
ちょっと長い絵本を読んでいる気持ちになりました
いっそ絵本になってほしい
あらすじをよんで、がっしりとでっかいもふもふのクマと尻尾ふさふさのちっこいりすが温まったお布団の中で寄り添ってすやすや冬眠している絵を想像して、何それたまらん!と買いましたが、裏切られなかった!
というか想像以上にほっこりだった!
もふもふ萌え、冬眠萌えという新たな萌えを知ってしまいました。
(*注*正しくはクマ×リスではなく、大型なクマ獣人×小型なリス獣人の話です。)
小さなリス獣人のリックは一生懸命働いて頑張って冬眠の準備をしていたのに、明日から冬眠するぞ!という日に火事で住まいを失ってしまいます。
頼れる身寄りもなく泣いてしまったところ、一緒に冬眠しようと言ってくれたのが大きな熊獣人のディビス。
身体だけでなく器も大きいディビスは、小さくて非力ながらも心を尽くしてディビスに感謝を伝える健気で可愛いリックを穏やかに迎え入れます。
そして二人は互いを気遣いながら冬眠の準備をし、安全で暖かな家で眠りにつくのですが、その冬眠期間の描かれ方がとても素敵!
リックがたまに目覚めたてポヤポヤしているところも、安心しきってディビスのベッドで冬眠する姿もとにかく可愛い!
絵本か!?っていうくらいほのぼのと可愛い!
ほっこり癒されます。
そりゃディビスも惚れちゃいます。
第1編はウェブで公開されていたものを加筆修正したもので、そのほかにその後の二人を描いた短編が2編。電書にはさらに電書版のおまけの短編もありましたが、どれもやっぱり二人が可愛いかったです。
2人は恋人同士になってもお互いを「リックさん」「ディビスさん」と呼び合っていているのですが、それがおっとり穏やかな2人の間の空気感にとても合っていて素敵なのです。
BLでは、高スペックの攻が受を一方的に自分の庇護下に置くという形での上下関係、支配関係が生じがちです。
でもこの作品で、ディビスがリックを庇ったり守ったりしても支配的な感じにならないのはディビスが本当の意味で相手を大切に思っている事が、さん付けからも伝わってくるからかなと。
それがこの作品の穏やかでほっこりする空気感の理由の1つなのかも。
読んでいる方の心までほっこりぬくぬくと温まるような素敵な作品でした。
もう、何からナニまで可愛い。
表紙も、登場人物たちも、二人の冬眠暮らしもデートの描写も、そしてエッチシーンも。
獣人たちの「冬眠」をバックボーンに紡がれる、リス獣人とクマ獣人の恋のお話。「冬眠」って、ずっと寝ているというイメージがあったのですが、こんなに可愛い世界観があったとは…!
こんな冬眠ならしてみたい。
クマとリスの尻尾にくるまれて眠りたい。
どこまでも温かく、そしてほのぼのなお話。
リス獣人のリックは、冬眠を翌日に控えたある日、アパートが火事になってしまう。貯めた食料も、狭いながらも温かく気持ちの良い寝床も、一遍にすべてなくしてしまった。
途方に暮れるリックに、一人の消防士が翌日から冬眠休暇をとる同僚に連絡してくれる。ほかに行く場所のないリックは、疑心暗鬼ながらもその家に赴くとそこで待っていたのはクマ獣人のディビスでー。
ディビスが用意してくれた食料、寝床はすべて温かくて。
何より、ディビスが温かくて。
二人のコミカルな掛け合いも、ほっこり心が温まるストーリー展開も素晴らしいのですが、そこにピリッとスパイスとして加わるのがリックの過去。温かいだけでも、コミカルなだけでも、切ないだけでもない、そのバランスが秀逸でした。
クマ×リス、というCPなので、そのモフモフ加減も絶妙。
二人でくっついて、時にしっぽにうずまり、足にしがみつき、寝ぼけながら耳を舐め。
って、最高か。
あー、可愛い。
とっても可愛らしくって、ハートフルなほのぼのなお話で、読後心がほっこりしました。