電子限定おまけ付き
2019年刊。
攻めが二重人格という設定に惹かれて購入。
大学生の葵はバイト仲間のユキの穏やかさ、毎日の食事の面倒を見てくれる優しさに惹かれて片想いしている。
ある夜偶然にユウキと出逢って、彼の事をユキの兄弟程度にしか思っていなかった葵は自宅アパートに招き入れたが、酔いつぶれたところを襲われてしまう。
話についてはあっさりとユキとユウキの秘密を打ち明けられ、なし崩し的に葵がそれぞれと身体の関係を持つ形になるせいか、エッチシーンの割合が2/3以上の割合を占めているような印象だ。
ユキはねっとり気味、ユウキは暴走気味なのかな?
ユキとユウキが二重人格となった経緯については省略されているが、お互いに一つの身体を共有するのは妥協しているらしい?
しかし、過去に同じ相手を好きになった時に反目する出来事はあったらしい?
…と、いまいち掴み辛い部分もある。
とはいえ、元となる電子書籍の単話配信の関係からか、各章ごとの展開が早いと感じたものの、上手くまとまっていると思う。
巻末の書き下ろしイラストの三人を見て、絵が自分の好みだってのは実感できた。
一卵性双生児攻めでも読んでみたかったかも…
ただ、双子攻めでも二つの人格を持つ攻めでも問題になってくるのは受け・葵の懐の深さになってくるだろう。
葵はどちらも好き、どちらかなんて選べないとは言っているものの、彼自身が二人いっぺんに受け入れられる度量を持っているか…どうなのだろうね?
わたしの好きな二重人格モノ!ということで読んでみました。
大体二重人格モノのお話は、片方がもう片方の存在を認識していないか、認識していても変わっている間は記憶が無いとか……そんな感じが多いように思いますが、こちらのお話はお互いを認識もして最初から記憶も共有というところが珍しいなと思いました。
わたし自身は知識はほぼないので、あくまでもBL界では、というふわっとした感覚での理解度でしかないです……
本当の医学的な症状ではどうなんでしょうね( ˊᵕˋ ;)
面白かったですしエロも盛りだくさんで良かったのですが、所々うん?っていうちょっとした疑問がありました。人によっては気にならない程度のものかもしれませんが(;´∀`)
二重人格になったきっかけなどは一切触れてないのが何だか勿体ない気もします。それだけでもっとお話に深みが出たかもしれないかなと。
続き…は出なさそうですが、できれば補填の意味でも、もうちょっとこのキャラクターたちでお話を描いて欲しいなぁと思いました。
萌2にするか迷いましたが悩んで萌に(´-ω-`)
葵のバイト先のカフェで、シェフを任されているユキは、穏やかで、優しくて、イケメン。
そして、葵の好きな人。ユキは、一人暮らしの葵を気にして、バイトに入らない日も食事を作ってくれたりする。けれど、葵は自分の気持ちを告げられないでいた。
ある夜、ユキの双子の弟であるユウキに酔わされて、無理矢理犯されてしまう。
何度もイカされて、中出しされて。気を失い。
翌朝、ベッドに居たのは…。
双子の兄弟だと思っていたのは、実は。
解離性人格障害、所謂「二重人格」だったのだー‼︎っていう。
昼は、穏やかなユキ。夜は、やんちゃで強引なユウキ。
記憶は共有していると言うが。
葵はショックを受けてしまう。好きな人に、別の男に犯された身体を晒すという哀しみ。
ユキは初めて、葵に自分の気持ちを告げる。そして葵も。
両想いだと知って、二人は身体を繋げるのだった。
えええーっ‼︎ 葵、さっきまで激しく犯されてたけど、大丈夫ー⁈っていう。
同じ身体なのに、ユキの触り方、愛撫は、ユウキとは全然違くて。とても優しくて。
別の人格なのだと知る葵。
ユウキに激しい嫉妬を覚えるユキ。
晴れて付き合う様になった二人だが。夜になると、ユウキの人格が出て来て、
葵を襲う。拒もうとすると、「この身体で、他の人を抱いてもいいの?」と言われ…。
それは嫌だと思う葵。
とってもややこしいんです。身体は愛するユキの身体だから。
葵のことを好きだと言うユウキをも結局、受け入れてしまう葵。
そんな葵を受け入れ難いユキ。
けれど。
結局は、葵も。ユキも。互いに愛し合い、惹かれてもいるので、
この不思議な状態を、ユウキごと受け入れることになって。
葵を通じた3Pという、何ともいえない結末を迎える。
しかも、めでたし!って事にしている。
二人から、物凄く愛されているので、いいのかなぁ…。
解離性人格障害のほとんどは、どちらかの人格に統合されて、消えた方の人格を寂しく想ったりするけど、今は思い出。っていうエンドが多いので、ちょっとビックリ⁈ しました。
そして、解離性人格障害になった原因がサッパリ出てこない事にもビックリ⁈
大抵、親の虐待やネグレクトが背景にあったりして。重たいトーンの筈なのに。
エロ重視で描かれている、そこはさすが「シガリロ」っていう。
人格障害も、シチュエーション・エッチくらいの扱いかも。
とにかく、昼も夜も葵を犯したいばっかりなので。葵が壊れちゃうんじゃないかと、心配します。
バイト仲間で片想い相手の優しいユキ。
ユキの弟で性格はユキと対照的なユウキ。
実は二人は一人の体で、「二重人格」だったってお話。
ある日ユウキに襲われて翌朝一緒のベッドにいたのはユキ。
結果オーライでユキと付き合える事にはなるが、夜になるとユウキの人格が出てくる。
タイプが違う二人と付き合ってて優しい彼氏と俺様な彼氏、両方堪能できて”一粒で二度おいしい”的な一冊でした。
でも、「??」な部分もあっていまいちスッキリした読後感ではありませんでした。
バイト仲間のユキが好きで、葵はユウキに「よく知らないヤツ」と言い放ってるけどユウキは「同じバイト仲間じゃん」と返してる…。
初セックスの最中にユウキが「みんなそうなんだ嫌がるのは最初だけ」と言ってるけど、同じようなことが過去に何回もあったってことだよね?でも、それについては語られてない・・・。
まぁ、自分に対して「そんな事気にしなくてもいいじゃん」って気もするけど
小さな疑問がどうでも良くなるほどには萌えきれなかったってことかな。
3P好きのため、表紙の双子3P感に釣られてパケ買い。
おぉ…完全に双子攻めと勘違いしていました。
好きな人の弟に犯されたと思いきや、同一人物でした…と言う、一粒で二度美味しい「二重人格攻め」
残念ながら楽しみにしていた3Pでは無いものの、全く性格が違う同一人物から犯されると言う、精神的NTRが楽しめるフェチ感満載の作品でした。
優しくて面倒見の良い"ユキ"と、オラオラ俺様な"ユウキ"
主人公の葵はユキに片思い中なので、初めはユウキに対抗しますが、「この身体で他の人とセックスしても良いの?」と言われてしまい、体を許してしまいます。
いや、確かに難しい…。
精神面では別人なのに体は同じだから、好きな人の体で他の人とセックスとか絶対嫌ですもんね…。
しかし、記憶を共有しているユキにとってはNTRになる訳で…(辛い)
二重人格になった理由は一切語られず、二重人格もの特有の暗くて重ためなディープ感は余り無いです。
ですが、多重人格を生かしたエロ満載で楽しめました!
中でも、ユキとセックス中にユウキへ切り替わるプレイはフェチ感満載で、"濃厚甘々プレイのユキ"→"オラオラ俺様プレイのユウキ"へ切り替わり、翻弄される葵のグズグズ感が性癖に刺さります‼︎
同一人物なのに全く違うタイプの攻めが堪能できる、1冊で二度美味しい作品です。
▶︎シーモア/ライトセーバー