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表題作妄進的チェリー

烏丸祐介
高校生
小鳥遊奏
高校の生物教師、24歳

その他の収録作品

  • first Attack
  • Second Attack
  • Third Attack
  • Fourth Attack
  • Final Attack
  • Another Attack(描き下ろし)
  • あとがき
  • キャラクター紹介
  • 名前で呼んでみよう

あらすじ

性に興味津々な烏丸祐介は「エッチがしたい!」と勢いそのままにハッテン場へ。
そこで出会った乳首ピアスがエロいお兄さんに筆おろしをしてもらい、祝・童貞卒業☆彡
けれど運命に違いない!と思ったお兄さんには、再会できないまま夏休みが終わってしまうのだった。
諦めかけていたある日、なんと目の前にあの人そっくりな小鳥遊が担任として現れ…!?

作品情報

作品名
妄進的チェリー
著者
ざらめ鮫 
媒体
漫画(コミック)
出版社
笠倉出版社
レーベル
カルトコミックスequal collection
発売日
ISBN
9784773072044
4

(89)

(38)

萌々

(23)

(22)

中立

(3)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
11
得点
351
評価数
89
平均
4 / 5
神率
42.7%

レビュー投稿数11

可愛い攻めに目がない人は読むべき1冊

一目惚れの相手にがんがんアプローチする年下わんこ攻めと
過去の経験から人と関わることに億劫だけれど、快楽にはめっぽう弱いダメ教師。
全体的に明るく、ライトな作品として誰でもスッと読める1冊だと思います。

表紙のイメージだと、エロ重視の浅めなお話かな?と思いつつあまり期待せずに読んでみたのですが
いや~これは純愛ですね。
体から始まる純粋なストーリーが性癖なので
いい意味で裏切られました。(もちろんエロシーンも濃厚です)

とにかく攻めの祐介が終始可愛く、応援したくなる。
それに比べると受けである先生のキャラが少しばかり弱いような気はしますが
盲信+猛進という攻めのキャラ像を考えると
まあ…ありかなぁという感想です。

猪突猛進な攻めの無敵とも取れる可愛らしさ、成長前後の楽しみなど
年下攻めやわんこ攻めが好きな自分にはストライクな作品でした。

デビューコミックスとのことで、
作家さんの絵柄や構成の成長も感じることができ
(偉そうな言い方になってしまいすみません;)
そのあたりも含めてほっこりする単行本になっていると思います。

次回作への期待も込めて神評価です!

10

小鳥遊先生の洋服のロゴに注目

Kindle unlimitedのequalで気になっていました。発売日に紙で購入。主人公2人の関係性、設定、見た目(特に小鳥遊先生)、属性が全てドンズバのため神評価です。

・攻 祐介16歳
年下ワンコ、純粋猪突猛進可愛い、チビ。お約束通り後半から身長がガンガン伸びて先生を追い越す。お料理上手のお世話焼き。

・受 小鳥遊先生
美人黒髪眼鏡泣きぼくろピアスいっぱい、白衣の生物の先生、快楽に弱いダメ教師。生活能力低め。

お話は王道ど定番で、出会い→運命の再会→すれ違ったり色々あって→ハッピーエンドなので安心して何も考えずに楽しめます。初体験の思い出が美化されて刷り込みで好きになってるんだろ、っていう小鳥遊先生の気持ち、わかるなぁ・・・。しかしながらそんな先生の信頼を得ようと頑張る祐介君が健気でいじらしく、とても可愛いらしいです。年末に少しだけ会いに来るエピソードも良かった。ストレートで純粋で、真摯な祐介くんが先生の心を溶かしていく様はほっこりします。

絵も綺麗で可愛く見やすく、大満足です。こちらデビュー作とのことなので、次回作期待して待っています。

8

Trust me!可愛いはきっと正義。猪突「妄進」チェリーにメロメロ♡

いやはや。とにかく可愛いんです♡
最初は、祐介のぴょんこぴょんこ跳ねた髪が、きゃっとした拍子にネコミミ化してたり、そのキュッとした猫目とか、片側だけ覗く八重歯とか。とにかくあざといばっかりの可愛らしさだと思ってたんですが、
彼の可愛いらしさは見た目だけでは無ーい‼︎
とにかく好きになったら一直線‼︎ タイトル通りの猪突‼︎猪突「妄進」なのだ‼︎
DTを捧げた先生に恋して。逃すまいと奮闘する、ちょっとおバカなラブラブ・コメディ♡

自身の性癖に気付いて、いよいよDTを卒業しようと祐介は高2の夏、ハッテン場に出かける。
え⁈ ハッテン場って、ゲイバーとかじゃ無いんだ⁈ いきなりパンイチでぞろぞろと男たちが集う、
ハードめな出逢い。可愛いらしい祐介は「タチ」希望。しかし、その見た目で「ネコ」だと思われ、
「タチ」共に舌打ちされ、「ネコ」共にスルーされる。そこで出逢ったのが色っぽい男性。
ビッチな彼は、まんまと祐介のチェリーを奪ってくれる。
忘れられない想い出に浸っていると、新学期。目の前に現れたのは、新任の教師として赴任して来た
あの色っぽい彼、小鳥遊先生だった⁈ これは、運命⁈
猪突で、アタックかましてくる祐介に「脅された⁈」と勘違いした小鳥遊先生は、飢えていたのもあって、祐介と秘密の関係を続ける事になる。
爛れた関係を続けていると思う先生と、これは恋だと信じる祐介のズレっぷり。
けれど、エッチ以外も一緒に時間を過ごすうちに、先生も次第に祐介に魅かれていく。
初めてDTを卒業した相手だから執着しているだけだ、と祐介の言葉を信じきれない先生は、だんだん切なく思い始め、こんな関係を続けられないと別れを告げようとする。

私は、ディズニーの「アラジン」の名台詞を思い出す。
「Trust me!」僕を信じて。
そこにとどまっていないで。僕を信じて、一緒に来て。というような。
後半からの男前な祐介にきゅんきゅん♡します。
しかも育ち盛りのお年頃。卒業までに、華奢で小さかった祐介の身長は、先生を追い抜いて。
体も成長を遂げるんですよね♡ ニクい‼︎ ニク過ぎる‼︎
先生に想いを信じて貰いたいから。会えば抱きたくなるから。
大人であろうと、距離を置く祐介の男前さ。
年末に、ちょっとだけ補充したいからと、夜中に先生に会いに来て、抱きしめて、
「来年も好きだよ!」と言って、自転車で走り去るシーンが大好き♡です。
そんな事されて落ちないわけがない‼︎‼︎(興奮‼︎)

そして、卒業の日。改めて、祐介は告白する…。

ちるちるのインタビュー記事にて、編集さんも書かれてましたが、先生の過去やおずおずと恋に臆病になっていたその気持ち。祐介の一生懸命さ。二人の気持ちが寄り添うまで。を、とっても丁寧に描かれていて。これがデビュー作とは思えないくらい、完成された作品だと思いました!
先生の色っぽさも必見です。ビッチに見せかけて自分を大事にしてこなかった先生の健気な気持ち。
祐介を好きになれたことで、他の人に触られるのが気持ち悪いと気付くところなんて、可愛いやらエロいやらで大変なことになってます‼︎
エッチは先生がリードしてたけど、元々「いいもの」を持っていた祐介が大人になる頃には先生はきっともぅメロメロだよね♡

9

読み返しちゃいます!

pixiv試し読みして気になっていたのです。
どーしようか、しばし賢者になりましたが、攻の烏丸くんの可愛さに抗えず
烏丸くんは、受の小鳥遊先生も愛でちゃう位の、もっちもちの肌の16才!
ハッテン場でちくぴのセクシーな小鳥遊先生に出会って、初体験を済ませます…
まあ~小鳥遊先生がどエロ
そりゃあ16才烏丸くん、忘れらんなくなりますよ…
初体験は、ほろ苦なことありますけど極上な体験だったから夢中になっちゃう。うんうん。
まあ、再会果たすんですが。とにかくとにかく烏丸くんが健気なわんこ。小鳥遊先生は、ビッチですから烏丸くんの体を有効活用しちゃう。でも、真っすぐな気持ちを向けられて、戸惑って、自制して…

小鳥遊先生が健気に絆され、烏丸くんが素直な気持ちのまま成長して…最初は性欲のままに烏丸くんと関係していたのに…卒業まで一年以上ヤんないの
そのあとは、もう甘々です!烏丸くんのジャケットでソロプレイしちゃう位小鳥遊先生が可愛くなり。
読後感よく、読み返しちゃいます!わんこ攻は良いですな!

2

必ず最後に愛は

勝つー!!!

心配ありませんでした。

烏丸祐介(16)。
兄の身分証を使って初めて入ったハッテン場。
そこで出会ったのが、小鳥遊奏(24)。遊びでしか寝ない男。
筆下ろししてもらった相手に恋をして、再会して、何度フラれても、都合良く扱われても、挫けなかった男の3年間の記録がここに!!

という感じのストーリーです。
主人公はちょっとアホの子で、思い込みが激しくて、くよくよすることも多いけど思い立ったら即行動、常に前向きな男子高校生です。
対する小鳥遊は、中学でのモテ男人生で好きでもない相手と付き合ってはフラれること複数回。「女子はこりごり」と進んだ男子校で、それまでの自分の行いがまんまと返ってきたような仕打ちを受けて、恋することを諦めた高校教師(臨時採用)。
年齢も経験値も性格も体格すら、何もかも違う2人が、違うからこそ相手の言葉や行動で大事なことに気付きつつ、それぞれに成長していく様子が描かれていました。

トータルで3年間ですが、結構早いです。
進級や学校行事という分かりやすい区切りのイベントが出てこないので、時間の経過が分かりにくい面はあったけれど、そこが気にならないくらいときめきました。

作者さんがキャラ設定で「猪突猛進」と書いている通り、祐介はどこまでも真っ直ぐで、ただただ信じて突き進む子でした。
横道に外れたり、迷って立ち止まるようなことのない潔さが気持ちよくて、アホの子具合も「空気が読めないなー」とか「気が利かない!」というレベルではないので、万人受けするタイプじゃないかなと思います。
しかもこのあほさ加減で、料理上手とかいうチートな面もあるんですよ。
最初は小柄だし、可愛い系の顔なので、「見た目は受け」ですが、成長するにつれて、身長だけじゃなくいろんな面で「良い彼氏」に進化していってました。

そんな祐介の熱意に、冷めていた小鳥遊がどんどん引っ張られていくのも良くて。
一度の挫折というか、因果応報的な失恋で真剣に恋をすることをやめてしまった小鳥遊だけど、ピアスの数だけ好きになった相手はいたわけで。
そんな経験豊富な小鳥遊ですら、絆される。絆されざるを得ない。
強引だけど嘘がない言動と、真っ直ぐに見つめる視線に、相手を信じたくなる気持ちが伝わってくるのもよかったです。

変に拗れたり、当て馬が登場したりもないので、わりとさらっと読めます。
さらっと読めるけど、もらえる幸福感は十分すぎるほどたっぷりです。

2

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