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オモシロイと評判の「神官」シリーズは、安心して読めるハッピーエンドのラブロマンスでした。BLの古典と言ってもいいくらい、古い作品。
羅剛王が、正しくあろうとしては失敗して、やっちゃった後に反省して悩む姿に好感を感じました、バカじゃない。
賢王たらんとする意識を強く持ってはいるけれど、サシャの言動に翻弄されたり、嫉妬に狂って暴走してしまう羅剛王。でもサシャを苦しめる立場に追い込むのは、いつも知識不足の王の一言が発端。
・・・古典的なシンプルな構成だから、とても読みやすい。ついついシリーズを追って読んでしまいます。
羅剛王の口調が、時代劇調で最初奇妙に感じたけど、読み進むうちに慣れました。
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神官は王に愛される 2005/08
神官は王を狂わせる 2007/12/25
神官は王を恋い慕う 2008/01/10
神官は王を悩ませる 2010/11/28
神官は王に操を捧ぐ 2015/04/28
神官と王の切なき日々 ―神官シリーズ番外編集― 2011/09/28
神官と王、夢幻のごとき日々―神官シリーズ番外編集 二― 2016/01/28
(この番外編はつまらないらしくて、評判が良くないので多分読まない)
お互いの気持ちが読んで解ってる自分にとって、
すんなりと先に進まない関係がこんなにもじれったいとはっっ!!
「ただ相手が好きなだけ!」
本当にこれだけなんですがね。
お互いの地位やら何やらで周りに邪魔され、羅剛がイラつくのが凄く解る。
羅剛の本音も信じられずかわしてしまう冴紗にイラつきつつ
そんな冴紗に一途に思いを遂げる羅剛。
無理やりな場面もあったけれど、
この時点で羅剛の方に感情移入してた部分が多かったのでちょっと満足したよ。
お妃話が上がった時には私も「はっ?!」と思いましたがすべては周りだけの行動。
羅剛にとってのただ1人の妃は冴紗のみ。
時間はかかったけれど素直になってくれて良かった。
これ程お互いが好き合っていながら簡単に結ばれない
何度も焦らされる展開で逆にウハウハしちゃいます。
王宮時代物で今後も壮大なファンタジーロマンが
続く作品の1作目ですが、攻め様の人智を超えた執着は
かなり萌え要素大です!
吉田先生も言っておりますが漢字変換しにくい言い回しで
さぞや大変だったのではと・・・
古い言い回しでのエロシーンのくだりは言葉萌えなんて
初めてしてしまいましたよ(笑)
受け様は、正真正銘の天使のようなお方ですね。
なにも知らない純粋無垢な子供のような受け様で
でも、攻め様への思いは誰にも負けないほど強い。
受け様の気持ちを解かっていないのは攻め様ですね。
お互い好きすぎて相手の気持ちを量る余裕が無い恋愛。
たまにはこれだけ鬱陶しい程の恋愛話も良いものですね。
とっても大好きな作品ですね。
まぁ、好みの分かれる作品のようですが
何にも突っこまないでBLファンタジーとして単純に
楽しんで読んで頂きたい本です。
すごく面白かったです!!とくに羅剛王(攻め)が、可哀想で大好きです!(笑)
神にしようか迷ったのですが、2作目3作目と続くようなので、更に期待をして萌え×2ということで。ファンタジーですが、文章も読みやすいので、とても楽しく読むことが出来ました。
飛竜が、とても可愛いです。挿絵もあるのですが、格好良い~♪
言葉遣いが古い言い回しですが、個人的には可愛いなー面白いなーと思って見ていました。お腰の剣は、びっくりしましたけど・・・笑ってしまって大変だった。
--(以下ネタバレ含みます)--
羅剛王(攻め)は、強力な国の王で、とても強く短気で傲慢(我儘?)、格好良い。
冴紗(受け)は、羅剛王と幼少期から物語の始まる4年前まで一緒に過ごしています。
美しい虹色の髪・瞳を合わせて持つ美貌の持ち主で、この国で虹色という存在は崇められる存在であり、時期 聖虹使(国王よりも強い立場の存在)候補と言われています。
どんなに周りが崇めようと思い上がる事無く、自分を持っていて、いつも謙虚に思慮深いので、鈍感過ぎるけど可愛いです。
冴紗は、もともと一般市民なので王の為に生きて王の為に死ぬ。そして国の為というならば、聖虹使として人の気持ちを捨て、神の子として国の安定を望みたい。でもどうしても羅剛王への気持ちを捨てきれない。
二人が思い合っているのは明白なのですが、国王という立場と、民からの厚い信仰を受ける神宮の神官という立場、それが二人の気持ちを伝える壁となりすれ違うところが切ないはずなんですけど・・・羅剛王が、すごいアピールしまくってるので、何だか安心します(笑)
冴紗が自分が疎まれてると思っているので、羅剛王が些細な理由で呼びつけるのも(会いたいからです)、会ってもイライラしてるのも(仮面で顔を隠してるからです)大量の服をプレゼントするのも(好きだからです)子どもの頃、庭で抱きしめた動物をぶっ殺しちゃったのも(嫉妬です)その他、羅剛王→→冴紗への想いが必死なのに伝わらなさ過ぎて、不憫でもえもえしました。
なので冴紗が手を取った時、羅剛王は号泣しちゃって私も良かったーってウルウルしちゃいました。
ただ、物語の後半で観衆プレイ(?)があって驚きました(汗)
受けを辱める為でもなく、周囲の牽制の為でもなく、冴紗と羅剛王の関係を周囲に認めさせる為のきちんとした理由があるので、びっくりはしましたが・・・納得がいきました。
二人の関係以外も、魅力的な不思議な世界なので、何度も読みたくなります!
宮廷神官ファンタジー。
ある意味、王様よりも権力持ってる受が、王様好きすぎて死んじゃいそうって話と、そんな受が可愛くてたまらなくて丸め込まれてる王様の話の素敵マリアージュです。
なんだか、もの凄い卑屈な受の冴紗に始終イライラしちゃったんですが、色んな意味で暑苦しすぎる攻の羅剛にもイライラします。
割と、どっちを見てもイラついてしまったので、中々ページが進まずに参りました。
やばい……これは外れかも……という思いに拍車をかけたのが文章。
微妙に読みにくい文章に、さらに拍車をかけてくる登場人物の独特の言葉遣い。
端的に言えば古くさい言い回しなんですが、これは読み進めると意外とクセになってきて驚きました。
王様、23歳なのにどこぞのエロオヤジのようです、喋り方が。
で、傲慢で短気な攻もあまり好きではない上に、受がこれまた『麗しい、なよやか、華奢、女性と見紛うような』みたいな描写が延々と続く……。
一昔、二昔前に流行ったBLの流れというか、全体的にちょっとレトロなにおいがします。
とはいえ、展開が丸見えな安心感はたまりません。
良い意味でテンプレ通りなので、全体通して心穏やかに読めます。
最後の方になってくると、なんかもう勝手にしてくれという気持ちになるというか、単にすれ違ってるだけのラブラブバカップルなんじゃ……と。
毒気抜かれて、これはこれで結構面白いんじゃない?
という結論に至りました。
最初の失敗したかも、が読み終わってヤバイ面白いわ! というケースは希なので、シリーズ化されてるのも納得。