kurinn
2人の幸せな後日談でした。
サーシャの生家に二人が行くお話です。
生家は事前に修繕されており、サーシャは両親が生きていた頃のようだと感激します。
それに対して「おかえり」と言葉をかけるアルベルト。
サーシャは母親が亡くなってからは誰にも声を掛けてもらえなかったので思わず「ただいま」と言ってアルベルトの腕の中に飛び込みます。
なんて良い男なの!いや、旦那様です。
そしてサーシャの母親の墓の前で膝をついて祈りを捧げるのです。
帰る時にサーシャに対してこれが最後では無い、両親を安心させる為に何度でも来ようと告げるのです。
良い旦那様の見本のようなアルベルト様でした。
本品は『銀の祝福が降る夜に』のコミコミスタジオ限定特典小冊子です。
本編後、アベルトがサーシャの生家を訪れるお話です。
眠る前の一時にぽつぽつと昔のことを話していたサーシャは
アルベルトから生まれた家を見たいと言われます。
目を閉じれば目に浮かぶ懐かしい我が家にふと思いをはせる事があっても
大切な場所であってもこれからのサーシャがいる場所は彼の隣だと
思っています。
家を出たのは1年以上前であり、手入れをしていない家にアルベルトを
即連れて行くという事は出来そうにありません。
アルベルトはサーシャの思いをしらず、いきなり言いだして
困らせてしまったのかと気を使わせててしまいます。
サーシャがそんな気持ちを包み隠さず言葉にするとアルベルトは
テオドルに大工職人に点検と修理をしせようと言ってくれるのです。
おまえの大切なものは俺にとっても大切なものだ。
俺にも大切にさせてくれるか?
真っすぐな眼差しにサーシャは胸か熱くしつつ雪解けを楽しみに眠りにつき・・・
A5判カラー表紙(文庫カバー同イラスト)2段組16頁というボリューミーさで
2人の甘い夜のお話になります♪
例年になく寒い冬が過ぎ、雪が消え、泥濘む道が歩けるようになると
まずは大工職人たちが派遣されてしかるべき修理が施されました。
そして訪れた訪問日、気を使った家令によって少人数の共のみで
サーシャはアルベルトともに黒馬に跨ります。
懐かしい針葉樹の森の入り口で護衛達を居着くかに分けて待機させて
2人きりで向かった生家はまるで両親が生きていた頃ように見事に息を
吹き返していました。
毎日世話をした小さな畑、町とは正反対に続く道、小魚たちが泳ぐ湖。
どれもがサーシャを支えてくれた大切なものです。
1つ1つをじっくり見てサーシャの過去に寄り添おうとしてくれるアルベルトに
サーシャは感謝の気持ちでいっぱいになります。
そして向かったサーシャの母の墓でけじめだと言って最敬礼で祈りを
ささげたアルベルトとともに改めて幸せを誓う
・・・という幸せな後日談でした♪
サーシャが過ごした日々を共に大切にしたいというアルベルトが
男前すぎるぞ~ (^-^)
そして墓前でのシーンもまた2人の様々な思いがこみ上げる
素敵なシーンでした。