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強面男子・黒田と人懐こい青年・優一のチグハグラブ
ハリネズミカフェのバイト面接を見事クリアし
バイトを始めた鉄。
強面でみんなから怖がられているけどハリネズミには
超優しいハリネズミ大好き青年♪
そんな彼が、店にいつもいろんな人を連れてきては長居する優一に
迷惑しているが、ある日をきっかけに
鉄の優一へのハリネズミ勉強会が開催される。
強面で人間には素直じゃない鉄が優一に惹かれ
もやもやする姿や、ハリネズミへの優しい笑顔が
めちゃくちゃ可愛かったです。
ページ数的には表題作が前後編の2話。
同時収録が、声優俳優モノ短編が1話と
幽霊モノが前後編で2話収録なので
個人的には表題作をもっとじっくり読みたかったです。
いまから!!今からが鉄のもっとかわいい顔が拝めるんじゃないの??
ってところで終わっちゃうので。
デビューコミックスです。
表題作+短編2作品の3CP、コミカルでほのぼのした雰囲気の作品ですが、
3つ目の短編作品「恋待ちゆうれいとボロ屋敷」は、
ほのぼのにせつなさがプラスされ、空気感と読後の余韻がいい作品でした。
「ハリネズミ君の野望」
ハリネズミカフェ店員の黒田は、強面で無愛想ながら強いハリネズミ愛で、野望を抱いて働いている。
カフェ常連の優一からハリネズミの勉強会をお願いされ、
嫌がりながら始めた黒田は、ハリネズミを通して優一の人柄が気になり意識するように…。
ハリネズミがすごく可愛いくて、ハリネズミの知識が豊富な面白さはあるんですが、
読後に作品全体の内容が薄っぺらい印象しかない。
黒田の野望は、夜行性のハリネズミの生態に合わせ、カフェをバーにするというもので、
謎の人物である優一が、黒田の野望を知っており秘かに絡んでくる…。
発想と着目点は良いんですが、展開に意外性や面白さが感じられない、上滑り感の強さが残念でした。
「カラダで感じる声の恋のおしごと」
売れない舞台俳優が、同じ事務所の人気声優と初めてBLCD声優でお仕事をすることになり、
色々レッスンをして貰うお話。
人気声優の俺様攻めにからかわれ、何かと動揺する表情豊かな受けがカワイイです。
俳優として崖っぷちこともあり、仕事に一生懸命な受けなんですが、
気付けば攻めに気持ちを持って行かれ、最後は嫉妬と誤解で爆発する受けの描写が良かった。
攻めは実は初めから受け狙いだったこともあり、強気の攻めが受けを翻弄する流れに萌えました。
「恋待ちゆうれいとボロ屋敷」
このお話が一番好きです。
医大生の引っ越した激安物件に大正生まれの幽霊がいて、なぜか同居生活を送ることに。
コミカルでほのぼのした雰囲気もいいんですが、時折り垣間見えるせつなさがいい。
実は医大生と幽霊には過去に繋がりがあるんですが、気付いた時には…
せつなさからのラスト展開が良かった。じんわり、ほっこりさせるのがお上手です。
ほのぼの、ほっこりさせる画が魅力たっぷりで、受けがとにかくカワイイ。
ガッツリと丸々一冊読んでみたい作家さんです。
※シーモア:修正白抜き。Hシーンが2作品目に少しだけあり。
デビューコミックスとのこと。
中編、短編が収録されています。
表題作は、ハリネズミカフェで働く、ハリネズミ大好きだけど強面ツンツンな鉄。そこへいつもやってくるチャラっとした優一。対照的な二人ですが、優一は熱心にハリネズミについて鉄から学んだりして、だんだん鉄も心を開くように。これが恋になるところがよく分からなかったけど、鉄は元々ゲイなのかな?
優一は鉄一筋って感じで、ハリネズミバーを開きたいという鉄の夢を真面目に実現しようと努力する。まあ、鉄にしたらあまり努力せず降ってきた感じなので、そこはどうなのかな。。
あとは、声優同士の甘いお話などが入っていました。
好きになる過程が少しわかりにくく、お話の流れが性急なところもありますが、ほっこりしたテイストはいいと思いました。
表題作は謎のチャラ男の優一とハリネズミへの愛がものすごく大きいバイトくん・鉄の恋のお話でした。
ハリネズミカフェが舞台ですが、ハリネズミがふたりを繋いでくれたという感じではなく。
鉄がなんでそこまでハリネズミラブなのかよくわからないので、どういう気持ちで読めばいいの…?と思う部分もありました。
優一がオーナーだというのを隠していたのも謎。
でも最初は印象悪かった人に徐々に惹かれていく、という正反対の気持ちの動きがみれるのがすごく良かったし、めちゃくちゃオスっぽくて普段はツンツンしてるのに受けっぽい雰囲気を感じる鉄に萌えました。
良いところで終わってしまった感じがあったので両想いになった後、どんな風にいちゃいちゃするのか見てみたかったです。