覚えてる? 俺のこと

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表題作はやる手を握って

吉井大翔
高校弓道部の指導員
豊野恭司
弓道具営業マン

その他の収録作品

  • その後(描き下ろし)

あらすじ

弓道具営業の恭司は、仕事でミスをした。
取引先の学校にいたのは、かつての同級生・大翔。

大翔は秀でた選手で、当時恭司は憧れていたが、
進学を機に挫折したはずだった。
大翔はミスをフォローする条件を突きつける。

まるで脅すように連れられた飲みの席だったが、
なつかしさで気分は悪くない。
しかし大翔は帰り際、突然のキスをしてきて…?


弓を続けていればいつかまた君に会える
大人のビターラブ
描き下ろしつき

作品情報

作品名
はやる手を握って
著者
玉川しぇんな 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
ISBN
9784832291058
3.1

(38)

(4)

萌々

(11)

(13)

中立

(6)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
6
得点
109
評価数
38
平均
3.1 / 5
神率
10.5%

レビュー投稿数6

ネタバレ注意

作家さんが好きで、連載中から毎話楽しみに追っていた作品です。しぇんな先生の繊細な絵柄とお話の雰囲気がとてもマッチしていました。過去のトラウマから恋がわからなくなってしまった恭司とそんな恭司のことがずっと好きだった大翔が再会したところから話が始まります。弓を引く姿の美しさや、過去の回想の中学時代や高校時代の二人の姿も可愛く、個人的に満足です。青春の苦みを感じる作品でした。また過去のトラウマを克服した後の恭司くんが強くなったところは本当によかったなと思いました。個人的には大満足の一冊です。

2

あちらこちらに話のポイントが在りますが…

うんうん、再会ものね!
と、読み始めたのですが途中から何だか混乱してしまいました。

弓道を通じて知り合った大翔と恭司。高校時代には冷たかった大翔が、再会した恭司にぐいぐい来るんですが、不思議な感じがしました。

大翔の兄と付き合っていた恭司は無理矢理に、兄に抱かれていたようで。
兄は、大翔が恭司に、恭司は大翔が好きと知りながら恭司を半ば強引に抱き続けていたみたいです…

それもこれも大翔兄弟の幼少期まで遡る諍いがあったせいでした。
うーん。大翔と恭司のやり取りは、屈託ないのです。ただ、兄が絡むときの大翔の表情の怖さよ…
兄も何だか、恭司に執着していたのかと思えば、大翔の入院を機に意外にあっさりと恭司を構わなくなるし。大翔の起こした幼少期の事故を、ずっと許さなくて挙げ句に大翔が好きだった恭司を酷く抱いていたのに。

なんだかんだ恭司と大翔は付き合い始めます。初のえっちでは、何だか恭司が中学生返り?しているようになっていて。
色々と混乱したまま読み終わりました。

兄と弟の大翔の復讐は、長い年月の割にさくっと解決したのでしょうか?読み始めは面白かったのですが何とも不思議な感じでした。

弓道が登場してくれたのは、個人的には満足でした。

9

もっと振り切った方がおもしろかったかな。

表題作と描き下ろしです。

元弓道部員の再会大人のビターラブ、けっこうシリアスで三角関係のトラウマものですが、
ふわふわした描写で掴みどころがないのに、詰め込み過ぎという感じ。
もっとキーマンであるゲス兄を振り切って描いたら、面白くなったような気がしてまう。
ハッピーエンドなんですが、課題ありでスッキリしないのも…う~~~ん。

BLで大人気のスポーツ弓道ですが、この作品は専門用語も多く本格的。
元弓道部員の弓道具営業マン恭司と、高校弓道部の指導員をする神社次男 大翔の再会ビターラブです。

中学、高校の同級生でしたが関係の悪かった二人、実は両片想いでありながら、
大翔と兄の確執が原因で、知らずに巻き込まれた恭司が兄とカラダの関係を持ち、
ゲス兄から酷い扱いをされていた高校時代、弓道は早気で出来なくなり弓道具営業マンになった恭司。

大学進学で地元を離れた大翔は、仕事を辞めて実家に戻り、神社を手伝いながら弓道部指導員をし、
高校で再会したことで、過去をやり直したい大翔から恭司に近寄っていきます。

小学生の頃にあった出来事で大翔に恨みを持つ兄が、大翔が恭司を好きだと知って手を出し、
初めは普通だった関係から、脅されて逃げられなくなっていた恭司。
二人の関係を知りながら、兄へのトラウマで非行に走って逃げていた大翔。
ビターな原因は兄なんですが、再会した二人に手をだそうとして、大翔に気付かれアッサリ…
恭司と過去の清算をして終わった感じで、えっそれで終わり?

大翔と恭司の初エッチもビックリで、兄との関係がトラウマなせいか中学生に退行してしまう恭司。
中学生の頃は大翔の事が大好きな恭司なので、
好き好きと言いながら大翔に抱かれ、目覚めたら尻は痛むのに記憶なし。
大翔も今の自分を好きになって貰わないとダメなのに…と反省する状態でした。

この作品は本当に掴みどころがない…。
中学から大翔のことを好きな恭司が、高校の頃に兄に誘われ付き合ったのは、
大翔に嫌われていると思い可能性がなかったからか?
けっこう酷かった兄の恨みはもう晴れたのか?
大翔の兄へのトラウマはどうなったのか?
いろいろとフワフワしたまま、弓道だけはしっかり描いて、モヤモヤして終わったわ…。

でも、退行してエッチしている恭司がエロ可愛かったので、評価は萌。

※シーモア:修正はトーン描写ですが、ほぼ見えない描写です。

3

過去エピソードがもっと見たかったかも。

イケメン設定の2人の再会もの。
1話だけだと、私の頭ではちょっとついていけなかったけれど、読み進めていくうちにそれぞれの過去になにがあったか分かってきます。
分かってくるんだけど…なんかもっと過去の回想シーンとかあれば良かったなぁと思いました。

主人公の恭司は大翔の兄に酷いことをされたみたいだけど結構あっさり扱われてるし、兄弟の関係も良くなったのかなんないのかあやふやだし、なんかいろいろもっと知りたい〜が多かったです笑

それに、トラウマあれど、過去恭司は大翔のことが好きだったわけだからもっと両思いハッピーエンドで良かったのでは?と思ったり。
大翔への告白の返事がはっきりしないものだったので、その後恭司はちゃんと大翔に好きって言えたのかな?とか…
2人ともかわいいので続きが気になります…

なにはともあれ、設定や所々のポイントは面白いものがあるし、何より個人的にしぇんな先生の絵柄が大好きなので安定的に楽しく読めました。

2

もう少し巻数あったらまとまったのかな・・・?

これくらい深い内容の話を1巻でまとめるには無理があるかなと思いました。
そのせいか、高速で話が進んでいって、あっという間に終わった感じがしました。

大翔兄の怪我を、大翔が故意にさせたのかもあやふやでした。また、行為のシーンが少なく、最終的に行為には至るのですが、いれて終わりのような薄っぺらいものでした。

ストーリーは面白かったので、少し残念でした。

2

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