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小説『COLD SLEEP』収録の短編「同窓会」のコミカライズです。
物語は、タイトル通り高校の同窓会から始まります…
谷口と黒川は高校の同級生であり、
優等生の黒川は周りから疎まれる存在だった。
意外とモテる黒川に密かに嫉妬していた谷口だったが、
久しぶりに再会した黒川は、
「ずっと谷口に言いたいことがあった」と言い出し…
アイロンウォークで倒れた黒川を介抱する谷口に、
感謝の言葉を伝えられなかったという黒川。
黒川の記憶の中では高校の卒業式…
必死に探し回る黒川は屋上で谷口を見つけ、
眠っている谷口にそっと顔を近づける。
今作は、原作のほんの一片を切り取った作品です。
ここでは黒川と谷口の物語はまだ始まっておらず、
分かりにくい点もあったように思います。
特に谷口の気持ちが伝わりにくく、
どう思っているのかいまいち掴めませんでした。
私は原作は未読でしたので、
既読の方はまた違う意見かもしれませんが…
今後の2人の物語もぜひ麻生先生の絵で読んでみたい…、
そう思わせてくれる序章といえる短編でした。