リバの女王、本領発揮!7年ぶりのピアスシリーズ

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表題作Noise Cancelling

垣下椋
21歳・大学生
高柳瑞月
33歳・会社員

同時収録作品サンドリヨン-灰かぶり姫-

不破朔也
不破グループ社長
朔也に拾われた義兄弟

その他の収録作品

  • たまゆらの恋人
  • Noise Cancelling前編・中編・後編
  • その後のプロット for Noise Cancelling(描+書き下ろし)

あらすじ

旅の長崎。椋と瑞月は出会う。
大学生の椋は、伯父との恋に破れ傷心旅行中。
一回り上の瑞月は、別れた妻の連れ子・大翔に、長崎まで会いに行ったところ。
椋は心の空虚を埋めたいと願う。
瑞月は大翔への禁忌な想いを断ち切りたいと願う。
最初はお互い穴埋めのための相手だったはずが、運命は二人に再会を与え、
抱き合うごとに離れがたい関係にさせてゆく。
だが、何とも蠱惑的な美少年・大翔の存在が、ふたりの胸を掻き乱し…!?
ノイジーな恋は純化するのか、
ハイレゾリューション・アダルトラブ!!

作品情報

作品名
Noise Cancelling
著者
定広美香 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ジュネット
レーベル
ジュネットコミックス ピアスシリーズ
発売日
ISBN
9784909460509
3.8

(25)

(11)

萌々

(6)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
5
得点
94
評価数
25
平均
3.8 / 5
神率
44%

レビュー投稿数5

三角、リバ、主従…美しくヤバい男たちのストーリー

待ってた、待ってましたよ!今カッコよさにシビレまくってる…!
このカッコいい絵柄で!
攻防無しで!
愛も甘さも快楽もあるリバ!
これは最高…

「Noise Cancelling」
冒頭、長崎の軍艦島で出会った観光客の椋(むく)と、義理の息子だった少年・大翔を送ってきた瑞月。
2人とも解消しきれない想いを抱えて、ワンナイトの情事。
しかし、2人には恋の芽が芽生えた…!
…というのが序章の「たまゆらの恋人」。
続いて本編「Noise Cancelling」と展開していきます。
椋と瑞月はラブラブで同居中。
だがそこに急に大翔がやってきて…
この大翔が結構クセモノなのよね。どうやら大翔も瑞月を想っていて、椋に突っかかる。
椋も瑞月も翻弄されるけど、大翔の事とは関係なく、お互い迷いがあるのです。そこを、大翔をきっかけとして話し合い、抱き合い、理解し合う。
その過程でリバがあります。
すごく自然な流れです。
いつも抱く側だった椋が、瑞月に抱かれて感じる。自分を抱く瑞月の魅力にまた惚れ直す。そして、またそのオスの瑞月を抱く自分を妄想してより感じる椋です。
抱いて抱かれて、溶けて溶かして、2人感じ合う…
物語は5年後へ。
ますますリバップルとしての完璧なセックス・ライフを送っている2人!
わかるよ…何より受け身は愛されてる感ハンパない…
そう、それがわかってるのはネコだから。
タチの愛してる感とネコの愛されてる感を知る2人は最強ですね!

「サンドリヨンー灰かぶり姫ー」
こちらは主従もの(リバなし)。
不破グループ御曹司、今は社長の朔也は、7才の時に別荘の近くの火葬場で血と灰にまみれた捨て子を発見した…
その赤ん坊が、灰(カイ)。
灰を欲しがった朔也のために父親が養子にして、朔也の側近になるべき存在として育てた、そんな生まれながらの主従関係に生きる朔也と灰の、彼らだけの愛の形…
灰の、朔也への壮絶な愛し方が刺さる。
絵柄の美しさがよりエッジィさを際立たせています。


私の好みのリバは、美麗系絵柄で2人ともイイ体、攻め攻め攻防やケンカ腰はなくお互いが甘い雰囲気、どっちも攻めも受けも同等にする、どちらでもいいという空気、普段から仲がいい…

読みたかったリバがここにある!

8

定広先生の描くリバは良いなぁ(しみじみ)

帯にめちゃくちゃ力強い字で「リバです‼︎」とあります。
リバが一定の支持率を得てジャンル化した今こそ「真打のリバを読んでくれ!!!!!」的なジュネットさんの意気込み&殴り込みを感じますね。

結論。
大満足!!!!!
定広先生の描くリバはやっぱり良いなぁってしみじみ噛みしめました。
個人的に定広美香さんはリバだけじゃなくて、《トライアングル+リバ+精神的SMの女王》だと思っているんですが、そこにこの作家様といえば・・・な、父と息子のあっけらかんとした近親愛までプラスされているもんですから全部盛りにもほどがある。
同時収録に「サンドリヨン-灰かぶり姫-」が入っているのはこれはこれで嬉しいけど、表題作もっとpleeeeeeeease‼︎ってなりました。
もちろんスピンオフも希望です!(ジュネットさん、ここも見てくださっていますのでしょうか?お願いしますね。)


「たまゆらの恋人」+「Noise Cancelling」(全3話)
離婚したばかりの33歳会社員〔瑞月〕と、恋人にフラれたばかりの21歳大学生〔椋〕が旅先の長崎で出会って始まるお話。
瑞月の離婚の原因は元妻の16歳の連れ子(=大翔)に恋してしまったからだわ、椋が付き合っていた相手は叔父だわと近親者に恋しすぎにもほどがあるのですが、そこに一切の禁忌臭は感じさせず、冒頭から定広イズム全開です。
で、出会ったその日に即SEX!(場所は同室者がすぐそこで寝ているゲストハウスで!)
やーまごうことなき定広作品ですね破天荒ヒャッホーウ♡ってなりながら読みました。
旅から戻って一緒に住みだした2人のお話が「Noise Cancelling」へと続きます。
こちらで〔大翔〕が本格的に絡んできて、《トライアングル+リバ+精神的SMの女王》の本領発揮!
大翔も瑞月が好きなんですよ。
で、瑞月が自分に親愛じゃない想いを寄せていることにも気付いていて、それを誤魔化すために他の男とフェイクな恋人ごっこをしている、と思っているんです。
2人のSEXをわざと瑞月にだけバレるように覗くわ、自慰を瑞月に見せつけるわと、16歳やりたい放題w
でもまぁ定広さんの大人キャラ達がそんなお子様なんぞに負けるわけもなく。
ノイズなんてキャンセリングすれば、ほらもう何も聞こえないだろう?とホットに突き進むアダルティックラブがサイコーーーにクールです!
このお話、瑞月と椋の両視点になっているのがいいんですよね。
同時進行で2人の心の内が読めることでリバ萌えがより捗ります♪
5年後の感じ、めちゃくちゃ萌えたーーーーー!
本能的にバリタチの男が愛される悦びを覚えてしまってニャンコになりたがる。なにこれくっそたまらん萌えなんだが♡( ´艸`)
アラフォー瑞月さんのセクシーが過ぎるったらない。セクシーの暴力か。ネコ側見れなかったけどそっちも絶対エロさパワーアップしてるよね/////
さらに5年後の3P実現、ひょっとしてあってください!!
大翔のスピンオフもお願いしますね!!

「サンドリヨン-灰かぶり姫-」(全2話)
2013年の作品。
大企業のトップの息子が拾った捨て犬に生涯全力で愛を注がれるお話(意訳)。
こちらもなかなかの破天荒っぷりでございます。攻めが既婚者だとか、定広作品でそんなケツの穴の小さいことにこだわってはいけません。本質を見落とします。
自分を拾ってくれた飼い主に対する飼い犬の愛は、もはやそんな次元にはないのです。
灰(受)の望みは、朔也(攻)を世界一の男にすること。
そのためならなんだってやっちゃう。朔也の会社にとって最適の合併先(の娘)をあてがうし、身体で取り入って手に入れた大企業のCEOの座に自ら座ってその会社を世界的大企業に押し上げた上で朔也の会社に買収させようというトンデモな計画を遂行する。
定広先生の主従はただ大人しく尽くすにあらず。
逞しすぎるシンデレラです!


定広美香さんは「アンダーグラウンドホテル~LAST DINNER~」が発売された時に知って、その頃すでにBLはUGH関連しか描かれなくなっていたのですが、5年後にこうしてUGH以外の新刊が手に出来ているのは本当に嬉しいですね。
セクシーでカッコイイ男達を描いてくださる貴重な作家様です!
本作で作者に出逢われて作品をもっと読んでみたいなってなった方は同じピアスコミックの「無傷じゃいられねぇ」もぜひ読んでみてくださいな。定広美香流リバとトライアングルが死ぬほど堪能できますので♪

【電子】シーモア版:修正△(ハッキリなとこだけ白抜き)、カバー下なし、裏表紙なし、電子限定特典(1pイラスト)付き

7

スピンオフ希望

わーいわーい!
新刊嬉しいな〜!!
過去作全部読んでいます。

リバでしたね。
バリタチな宣言していた攻めも時を経てかわいいネコちゃんになっていましたね。
受けもホントは抱きたかったんですね。その腰使い…元スイミングインストラクターだもの。

後書きにある大翔くんの留学先での3〜4角関係スピンオフ、希望です。どうぞよろしくお願いいたします。

サンドリヨンが入っていること気がつきませんでした。
同人誌持っています。
大好きなお話なので、その後の書き下ろし読みたかった。。無事会社乗っ取ってラブラブしていることを祈ります。

6

リバきた~٩( ᐖ )۶

やっぱり定広美香先生のエロは濡れる
しかもリバだなんて
なんてオイシイ話しなんだ( ˙༥˙ )

大翔のスピンオフも是非読みたいです
先生のあとがき読んだだけで もう脳内妄想が止まりません。
きっといい男になってるんだろうなぁ

先生の描く男はフェロモンダダ漏れで、、私の周りにもいないかなぁ
いないからこそまた読んで また悶えるんだな(๑ˊ͈ ꇴ ˋ͈)

1

良きリバ

リバを無性に読みたくなる日があるのです。
って事でいろいろリバの新規開拓してみました。この「Noise cancelling」が今回開拓したリバ作品のなかでお気に入り。

リバにもカプの数だけ、各々リバる理由がある。
つまりはリバ作品好きが集ったとしても、好きなリバ、うーんなリバが存在すると思う。少なくとも私には存在する。
そして、これはとても好きなリバでした。
互いにとっての関係、もしくは愛を、より確かなものにする為リバる!!

良きリバでもあり、ストーリーも面白かった。
タイトル「Noise cancelleing」もお話そのものを表す良いタイトル!
ノイズはふたりの仲を邪魔するものであって障害。

ふたりの恋の行方にハラハラしたり切なくなったりしながらも、お話のトーンはあまくて色っぽい。主人公のひとりである椋は大学生で若いけれど、大人な恋愛作品だった。
瑞月も良い男で萌えたけれども、椋が終始男前でカッコ良い。
基本的に攻めには格好良くいて欲しい私ですが、この作品はどちらが受けでも攻めでも萌える。どちらも格好良いから♪

表題作の初出が2018年19年と新しめでありますが、椋の髪型……なんだか懐かしいです。
髪型だけでなくって、年齢よりも大人っぽい/年齢に対して大人っぽい恋愛をするという点に於いても、今はあまり見かけなくなった類いの作品だと思う。

同時収録の「サンドリヨン」も面白かったです。

定広先生、ベテラン作家さんですが、たぶん初読み?
骨太の作品を描かれる素敵な作家さん。
これから他の作品も読んでみます。

あ、私も書いておかなきゃですね(#^.^#)
スピンオフ希望!

1

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