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ちしゃの実先生の人外BLは竜と人間です。
黒竜と白竜、それぞれの千年を超える執着愛の物語。
人間の姿、長髪に大きな角の人型、竜、3タイプの姿が楽しめるのもこの作品の醍醐味。
魅せる印象的な画にこだわった大胆カットが沢山あって、見応えたっぷりの作画です。
どちらも重い愛を拗らせてる俺様の竜攻めで、
ちしゃの実先生のズレた笑いとせつなさが炸裂してます。
★黒竜編★
今はただの高校生である竜崎は前世が竜神。
吐く息が嵐(災い)を呼ぶと忌み嫌われた荒竜で、笛吹女の千凪と恋に落ちた黒竜は、
愛する人の名前を呼ぶために千年かけて人間に生まれ変わる。
ロマンティックな時代を超えた愛なんですが、
運命の愛なので会えば絶対に解ると言い切る竜崎、なのに全然再会できない…。
竜神と契ったら残る竜痕を頼りに千凪の生まれ変わりを探す毎日で、
舎弟のヤスが千凪に出会うまではずっと側でお世話をすると言い、
色々とヤスの世話になっている竜崎です。
2人の住む黒津島は黒竜と千凪の間にできた子ども(竜神が契ると島が誕生する)らしく、
千凪に会いたくて仕方がない竜崎が砂浜で、
「母さんはどこにいるんだよぉ、父さんに教えてくれよぉ」と、
砂(子ども)に泣きついている姿はシュール、笑えるけどどこかせつないのです。
竜痕持ちの気配を感じながらも出会えないのは、
千凪が会いたくないからかもしれないと、焦燥と不安で打ちのめされる竜崎ですが、
やっと再会できた千凪は…。
コミカルがメインなんですが、愛の重さがせつなさ増しで、
生まれ変わりながらずっと待ち続けた人間の千凪、
なかなか再会できなかった理由は愛の深さ故ですよね…。
私の大好きなシーンは海での再会シーンで、作画力に鷲掴みされました。
眼鏡を外すと雰囲気が変わるキャラは大好きなんですが、
ヤスのあのエロさはなんだ…キャラ変にもほどがありますが、バカップル最高ですね。
生まれ変わってからずっと「千凪」を連呼していた竜崎の声は、
ちゃんと届いてたんだなぁと気づくとグッと胸に来るものがあるな。
そして、黒髪長髪に大きな角の褐色肌イケメン黒竜は最強ですよね…かっこい~~~堪らん。
でも、浴衣姿の竜崎も漢の色気満点で、渦巻く大きな黒い竜もカッコよかった!黒最高!
★白竜編★
島のリゾート開発実業家である白竜と、妹の治療費を稼ぐ為に援交して5年の虹野。
こちらは竜神のまま生き続ける白竜の白夜。
虹野が断片的に思い出す巫覡だったと言われる前世では「とりあえずヤラせろ」という白竜の姿。
白竜は虹野を抱くことで神通力を維持できるらしく、
自分は金、白竜は力、利害関係と相性のいい身体としか思ってない虹野ですが、
実はこちらも大きな誤解と拗らせがすれ違いの原因。
黒竜CPは何度も身体を重ねて愛を深め合った関係でしたが、
白竜はやりまくってると思いきやまさかの未、しかも竜痕ができた経緯は涙です。
ご褒美に抱かせる約束から死に別れ、
虹野が生まれ変わる度にやっと再会しては置いていかれた1400年。
今世でやっと抱けた「小さいの」ですが、5年経っても心が通じ合えない関係は、
ずっと孤独に生き続けていた白夜の心情を知ると辛い…どんな想いで抱いてたんだっっ。
全てを知った虹野とやっと言葉で本心を伝えあうシーンは涙。
俺様な白竜がこぼす言葉がせつなさだけでなく、いじらしい。
真実と1400年の一途な執着愛を知って、一気に襲い掛かる虹野の心情変化が可愛くて、
白夜を攻めて幸せで満たすエッチシーンはエロいだけでなく、温かさと優しさで一杯でした。
あれだけそっけなかった虹野が、トキメキでキュンキュンしてるのが嬉しい。
この2編は同じ竜に一途な執着愛ですが、内容が全然違うんですよ。
共通するのは重い愛で、どちらの竜もカッコよくて、作画が素晴らしい。
こんなステキでせつないコミカルファンタジー作品は、なかなかお目に掛かれない。
ダイナミックなエッチシーンも、力強い局部も、トロトロ感も最高でした。
白波諸島ハッピードラゴンの棲む島ってパワースポットですよね、行きたいな。
黒津島で千凪に会いたすぎて竜崎が笛吹女に顔入れてるシーンは、切ないのに笑いが勝つ面白さだった。
いっぱい、クスクス笑える場面があって、面白かったわ。
見開きの作画は圧巻で、読むほどに愛着の湧く神作品、お勧めです。
※シーモア:修正は短冊で、菊はそのまま、ダイナミックなtnkに筋と汁はグッジョブ。
読み終えた後に「あーーー好き…」と呟いてた。
もうッ……好き。面白かった(∩´///`∩)
白竜編と黒竜編
2組のCPのお話が収録されています。
どちらも千年超しの運命の恋。
何度も生まれ変わりながら何度も出会う物語で、
ちしゃの実さんらしいシュールなコミカルさと
キュ~~~ンとする恋模様が楽しめました(∩´///`∩)
あと個人的にちしゃの実さんといえば執着攻めだと思うのですが
今作も執着攻めがガッツリ盛り込まれていて大満足でした…!
◆黒竜編
竜崎(攻め)は普通の高校生ではありません。
元は島に伝わる伝説に登場する黒竜だったのですね。
かの昔、人間の千凪と愛し合うようになったけれど
黒竜の息は嵐を起こしてしまうゆえに一言も発することなく…。
千年かければ人に生まれ変われるから待っててくれとお願いしました。
そして千年かけて人間になり千凪を探し続けています。
それがまぁ荒っぽい探し方で不器用なんですが、
ひたすら千凪を求める姿にキュンキュン心打たれます(;///;)
竜崎には舎弟を名乗り慕ってくるヤスがいました。
ヤスは竜崎のためならなんでもします。
朝勃ちを濃厚フェラで鎮めることもしますw
竜崎の周りをチョコマカするヤスに時々グラつきながらも、
千凪が待っていると信じて、千凪だけを追い求めてーーーと展開します。
時々千年前の回想を織り込みながら進むのですが、
黒竜と千凪の交流がなんだかホンワカ微笑ましくて。
千年という気の遠くなる約束をするシーンがとても良いのですよ…!!!(;///;)
人間に生まれ変わった黒竜改め竜崎が、
狂おしいほどの気持ちで千凪を探し続ける姿には
悲壮感もあってとにかく心打たれます…!!!
ひとりぼっちで村から疎外されていた千凪を
自分が抱きしめて、愛して、側にいてあげないとって。
人間になれたからやっと名前を呼べるんだぞって。
もうこれがめっちゃくちゃ良かった…(;////;)
もちろん千凪の生まれ変わりとも出会えます。
名前呼んで抱きしめて涙流すシーンはもらい泣きしました。
描き下ろしでは過去の「千凪」も現代の「 」も丸ごと愛す描写が良きです!
◆白竜編
あらすじに書かれているのは白竜編のお話。
(ちなみにpixivで試し読みもできますよー)
あらすじにもあるように、
受け:虹野は半ば拉致されて囲われることに…。
攻め:白竜(白夜)は黒竜と違って竜のままの人外です。
で、リゾート経営をする敏腕社長の顔も持ってます。
セックスをする関係ですが2人の間に甘さはありません。
虹野の少しずつ引き出される前世の記憶はいつも「抱かせろ」と言いに来る白竜の姿だけ。
セックスすることで竜の力が強くなるから利用されてるだけ…ぐらいに思っているのですね。
そんなある日、虹野は海で溺れてしまいます。
白竜が助けに来てくれるのですが、
意識が遠のく中で前世・前々世・さらに前世…と昔の記憶が流れてきてーーーと展開します。
あああ、こっちもすごく良かった。
前世が明らかになると白竜の切ない想いが伝わる…(;///;)
白竜は虹野が生まれ変わる度に出会ってます。
ということは何度も死に目に合っている意味でもあるのですよ。
死ぬときは決まって他人のため、白竜と関わった時…。
『俺を置いていくなよ…』
『どうして大事な奴一人幸せにしてやれないんだ』
と泣く後ろ姿には涙腺崩壊した…(;ω;)アカン…。
白竜の想いを知って素直になった虹野の言葉にも泣いてしまうよ…。
蓋を開けてみれば
エッチするために1400年も追いかける白竜というw
いい話なのにキッカケが面白くて笑っちゃっいます。
でも1400年越しにめいっぱい幸せな時間にジンワリでした。
泣かされました。
黒竜も切なかったけど、白竜編がとても大好きです。
白竜が虹野の前世を何度も捜し出しては、その都度死に別れていました。
しかも契っていないので竜痕は無く直ぐに見つからないので、出逢えるのはいつも死の間際なんです。彼は他者の幸せを願って亡くなってました。
虹野の一つ前の生まれ変わりは、白竜の祠を守るために亡くなってます。冷たくなっていく彼の手を取って白竜が流した涙が竜痕になりました。
白竜の長い長い純愛でした。前世の記憶が蘇った虹野と、ようやく恋した者と幸せになった白竜の素敵なお話しでした。
◆ー黒竜編ー
運命の笛吹きはやはり別にいて三角関係に悩む展開も、灯台下暗しでヤスが笛吹きでしたという展開も、どっちもありえそうだったのでワクワクしながら読んでいました。そして、ヤスは笛吹きだった。竜崎の記憶の中の笛吹きが、今のヤスと確かにまったく別人のようで私も少し戸惑いましたが、生まれ変われば前世とまったく同じに人間になるわけはなく。同じ魂ではあれど、時代や育った環境が違うのだから、今のヤスは前世の人間とはもはや異なる存在なのです。悩んでいたヤスに対して、竜崎がかける言葉が本当に慈愛に溢れていて。切ないストーリーを抑えながらも、濡れ場ではヤスにビッチ感も垣間見えるという雰囲気のギャップ。ちしゃの実先生らしくて笑ってしまいました。
◆ー白竜編ー
表紙やあらすじになっているのは、こちらのカップルですね。黒竜編で虹野がちょこっと登場した時、この可愛い顔でこの子も竜痕持ち? 読みたい!と思ったので、メインで登場してくれてとても嬉しかったです。こちらも黒竜編に負けず劣らずの竜神の一途さ。1400年もの間、何度生まれ変わっても自分を忘れ、不幸にも早死にしてしまう虹野に、最初の約束通りエッチを教えてもらうまでは絶対に諦めないと彼を追いかける白夜が健気で、序盤で感じた俺様っぽさが嘘のように可愛らしく思えてきます。
エッチが知りたい、という言葉は字面だけだと笑えますが、ただ単に性欲を解消したいという意味ではなく、繋がった先にある互いの孤独を癒す幸せ、慈しみ合う幸せを知りたいという意味なんです。だから、長い時を経てやっと気持ちの通じ合ったセックスをする2人には、けっして茶化せるような雰囲気はなく、ただただ真剣な感情のぶつかり合いを感じました。白夜への愛おしさが止まらなくなる虹野に、白夜が1400年想い続けた甲斐があったなぁと心底思いました。
ちしゃの実さんの本って、BLとしてというより
作品として好きだなと毎度おもってしまう。
1冊まるまる描かれる物語はとても秀逸なんだが
ぜいたくを言うならもう少しながく細かくしっかり
いろんな視点でみれたらもっと面白かったのかなとも思いました。
表紙の画だけじゃ正体がわかりにくいのもよかったですねw
数千年の昔、むつみ合った二人。
人と竜。言葉を交わすことができずにいた。
長い年月をかけて人の身体を手に入れた竜は運命の相手を
探し始めるのだが・・・
というか、そもそもの性別まちがうなよとww
無駄な労力ww
受のキャラもどうなっとんのよ。
舎弟キャラは作られているのかそれとも素なのか。
素であるのならいかがなものかww
そういう部分ももう少しみたかったなとおもうのです。
白竜さんのとこのカプの話も好き。
こっちももっとじっくりしっかり読みたかったー