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哀しき戦闘用にして、スーパーダーリン執事ルーと、そのご主人様ジャニス男爵との主従 BL続編です。え⁈ まだ続いてたんだ⁈ という嬉しい驚き。佐崎いま先生+高瀬ろく先生らしいゆるーいトンデモ世界観がほんのり切なくて艶っぽくて。私はお二人の作り出すトンデモ設定の中でも一二を争うほど気に入ってます。
戦時中に戦闘用として作られたという、ハイスペックなアンドロイド執事ルー。
今は製造する事も所持する事も禁じられているという。その事で、悪だくみを考える奴らに狙われたりするのが前作でしたが、本作もその流れは同じ。
公にしてはならないルーの存在がジャニスさまを窮地に追い込んでいるのではないか。
その事に気付かされるふたり。しかし、そんな筈は無い!と言い切るジャニスの、いつもルーに守られているだけの存在では無い事を思い知らされる物語でもあって。もうずっと前から血の通った温かい愛情を持っているルーと。愛し愛される恋人同士の、確かな絆を感じられる優しい物語でした。
本作の仇役はキングスロボットという企業を運営するアイゼン博士。マッドサイエンティストっぽい彼は、レイモンド博士が作った最高傑作であるアンドロイド・ルーを研究したい。多分、それで金儲けもしたい。会社は禁止されているセクサロイドを売ってもいて、なかなかの悪行企業なのだが、ジャニスとルーの活躍で、1人のセクサロイド少年ニコを救出し、ルーのメンテナンスを請けさせる事に成功するんだが…。え?敵だよね⁈ そんな信用して大丈夫⁈ な、ツッコミどこ満載のゆるゆる感。敵に操られていたニコもジャニスの怪しげな友人フートに引き取られてめでたし!ってなってるけど、フートだよ⁈ ジャニスに危ない仕事させて金儲けしてるフートだよ⁈ セクサロイド少年を預けて大丈夫⁈ とか。
なっかなかのゆるゆるさ。
そもそも。ルーは、おそらくジャニスの祖父・ジェイドに叶わぬ想いを寄せていたレイモンド博士がジェイドを護る為に作ったと思われる。ジェイドはストレートな男であったので、レイモンド博士を大切な友人としか思っていない。完全な片恋に終わった切ない恋なのだ。
ジェイドは結婚し、そのまた子供が結婚して、孫のジャニスが産まれた。
そんな昔の記憶を思い出すルー。レイモンド博士の想いをプリントされ、ルーも祖父に想いを寄せていたのでは?と嫉妬をするジャニスさまが可愛いです。おそらくそれは本当のことなんだけど。言わぬが花、と一人ごちているルーが大人。レイモンド博士の想いが時を経て成就するという、グッと込み上げて来るような。そんな切ないサイドストーリーをさりげなく描かれていて。さりげなさ過ぎて、心ニクいです。
描き下ろしオマケは、どういうわけかキングスロボット社からルーの猫擬人化セット(⁈)いやいやネコはそもそもジャニスさまなのでー。意味分かんないんですが、ジャニスさまが喜んで興奮してるので。まぁいっか。
アンドロイドなのに、アンドロイドだからか?めちゃくちゃ絶倫でねちっこいエッチがお得意のルー。エチ度は前作よりもアップしてます。
メンテ中のルーのルーがスタンドに隠れて見えないんですが、多分凶悪にデカいと思われ。
前作で晴れて恋人となったジャニスとルー
今回は2人のお話…というより、邪魔者たちが主人公のようなお話でした。まさにお仕事。
前作ほどのキュンは無かったかなぁ。相変わらずジャニスのお馬鹿に駆けつけるルーがかっこよかったけれど。
というかもう普通にエッチしたりしてアンドロイド感ないよ!笑
ただ、今回はルーの昔の記憶、祖父と父との関係が描かれていたのは興味深かったです。アンドロイドより先に確実にいなくなってしまう人間…それを考えるとちょっと切なくなりますね。
blとしての萌えは少なめでしたが、ストーリーとしては面白かったし、ジャニスとルーの2人が好きなのでまた読めて楽しかったです。^^
『男爵ジャニスの怪しいお仕事』の続編です。
二巻というわけではありませんが、
前作から続いていますので既読の方が楽しめると思います。
相変わらずアンドロイド感の薄いルーですが、
セクサロイド機能を発揮しジャニスト愛を育んでいます^^
しかし、今回もルーが狙われてしまう展開にーー…⁉︎
またしても希少で精巧なアンドロイド・ルーを狙われるジャニス。
購入したお掃除ロボットはルーを狙う企業のもので、
保護したアンドロイド・ニコはスパイでした‼︎
ただですね、このルーを狙う企業が詰めが甘くて、
子供騙しのようなポンコツ作戦なわけです^^;
なので、すぐにバレてルーとジャニスに乗り込まれるというお粗末さ……
あまり緊張感もないまま解決していきます。
正直、この事件はあまり面白くなかったかなぁ。
保護したニコはフートに引き取られるのですが、
このニコが可愛かった♡
屈託のない笑顔にキュンとしてしまいました!
やはり今作は、ジャニスとルーのイチャラブを楽しむという目的で読まれた方がいいかと思います。
どんな時でもジャニスを守るルーは相変わらずカッコ良く、
こんなアンドロイドなら私も欲しい(〃ω〃)
前作では描き下ろしHしかありませんでしたが、
今回はたっぷりあります。
もはや、ルーがアンドロイドには見えないけど……
舐めたらちゃんと大きくなるし、感情も豊かになっています。
アンドロイドの進化ととらえるべきなのか(^◇^;)
人間の寿命を考えるとこれから先の未来が心配になりますが、
幸せそうな二人がずっと一緒にいられるように願うばかりです。
【男爵ジャニスの怪しいお仕事】続編
ルーの仕事(家事)を少しでも減らしたいと可愛らしいお掃除ロボットを購入したら、その製造している会社が裏でセクサロイドを作っているという情報をフートから得る。
お掃除ロボットが壊れたので修理に出したらお客様は本社に行けと言われノコノコ本社に出向くジャニス。
なんとも軽率(笑)
案の定、ルーの情報を狙うキングロボティクスの策にはまり遠隔操作できるセクサロイドを家に招き入れる結果に。
家に招いたセクサロイドがルーのサーバールームである地下室に入ろうとするが何とか気づき阻止。
キングロボティクスに殴り込みに行くがお詫びにルーの修理をしろと言いだすジャニス。
ルーの情報を狙った会社にルーを修理させる軽率さ。またもビックリ(笑)
終始軽率でなんとも頼りない男爵ジャニスの可愛さと、そんなジャニスを毎度守るルーのカッコよさにホッコリしました。