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あー面白かった!
『アルファ戦隊アルレンジャー』を読んでから、
すっかり蛭塚先生のファンになってしまいました^^
本作もコメディながらホロリとしてしまい、
最後まで楽しませていただきました。
全寮制エリート高校を舞台に繰り広げられる、
スパダリ養成の全て(笑)
「ダーリン制度」で一蓮托生の関係となった者は、
そのうちのどちらか一方だけしか進級を許されない。
財閥の御曹司・財前と外部生・山本は、
「ダーリン制度」でペアになります。
金で解決しようとする財前と反発する山本。
1年後に進級できるのはどちらなのか……⁉︎
財前はいい奴?と思わせておいて、傲慢なお坊ちゃまです。
だけど優しいところもあり、影での努力も惜しまない。
対する山本は編入試験オール満点の特待生ですが、
父の会社に負債がある貧乏奨学生です。
この2人が反発しながら認め合い、
惹かれあっていく学園コメディです。
学園行事がゴージャス!
運動会の玉入れが宝石だったり、
文化祭の出し物が〝バリ島〟って(笑)
現実離れし過ぎていて、逆に面白かったです^^
山本との恋を応援する財前家の使用人たちもイイ!
とても真剣にお坊っちゃまのことを考えているんです。
告白の手助けまでするのですが上手くいかず、
結局山本に先を越されたりして^^;
両想いになった2人は恋人として残りの時間を過ごしますが、
進級を考えなくてはならない時期にきてしまいます。
はたして進級するのはどちらなのか?
ここが見どころです!
別れの時はウルウルしてしまいました。゚(゚´ω`゚)゚。
6年後のSF展開には驚きましたが、
ラブ・レンジャーがチョロっと登場していて嬉しかったな!
月の隠れ家でのHもロマンチック♡
お金で手に入らない物があると知り、
自分の足で人生を歩き出す財前が素敵です。
今回もとっても気に入りました!
次回作も楽しみにしています‼︎
「ダーリン制度」という、2人1組のペアのうち 1人だけしか進級を許されない制度の下
受→財閥の御曹司 財前
攻→貧乏奨学生 山本
正反対の境遇の2人が、喧嘩をしつつスパダリ力を魅せ合い、そして惹かれ合うお話です。
文化祭の出し物が「バリ島」
描き下ろし 6年後のSFすぎる世界(月に行ったり 重力を操ったりしています)
等、設定が色々ぶっ飛んではいますが……
楽しみながら読むことの出来る作品です。
タウン先生の前作品『アルファ戦隊 アルレンジャー』が好きな方には、絶対にオススメです!!
描き下ろしに1コマだけ 登場もしていますよ(*´꒳`*)
面白かった〜。
「アルレンジャー」で注目した蛭塚タウン先生の作品。やっぱり一味違う。
優秀な生徒だけが通う全寮制男子校「洲浜ダリア学園」(通称スパダリ学園)に通う財前財閥御曹司・財前奏が主人公。
実家があまりにも金持ちなので金銭感覚は当然破格。
さて、内部進学生ばかりの学園に、今年は超高成績の外部生が特待生として入学する。
それが倒産した山本重工の跡取り・山本聖司。
寮でも財前と山本は同室になるが、同室者は「ダーリン制度」に則ってお互いを助け合う。そして一年後、どちらが学園に残るのかをお互いで決める…
ん?じゃあ毎年生徒は半分に減っていくんですか?という疑問が浮かぶが、その辺は突っ込まれてません。
はじめ財前は山本重工の借金10億を肩代わりするから俺を残せ、とか言ってます。
山本はなんて奴だ!と驚くんだけど、それは単に財前がズレてるから。
ダーリンとして過ごすうちにお互い妙に気が合ってきて…
学園や財前の超絶リッチさのせいでトンデモ展開が続きますが、伝わってくるのは愛の普遍性のようなものだったりする。
山本が何でも持ってる財前に贈りたいのは、金で買えないもの。
そんな山本に対して財前は、金で買えないものをたくさんありがとう、と。
それは「まごころ」だと財前にはちゃんと通じています。
そして6年後。
2人はますますぶっ飛びのスパカプ?になっていて、逢瀬はもはや月面のドームです。
スケールが大きすぎて…笑うしかないな。サイコー。
学園もの。私学の男子校(たぶん)が舞台。
ギャグで、かなりぶっとんだ設定になっています。
ルームメイト同士のカップル。強い絆で結ばれるメイトであると同時に、最終的にはどちらか一方しか学園に残れないという制度があります。
なんで?という疑問はたぶんおいといて、純粋にギャグだと思えばよいかと。。
超絶おぼっちゃまを取り巻く(支える)使用人のみなさん達が、一生懸命だけどずれていて、それでいて彼のことを誰よりも心配しているというのがよかったです。
他の作品も読んでいるせいか、この先生の作品には、たとえギャグであってもどこか哀愁が漂う、そんな独特の作品だよなあ、と思いながら読みました。
まあ、色々あるものの二人が幸せだったらいいよね、と思うラスト。