恋愛もセックスも、予定調和。

コミック

  • きょうもたのしくいきましょう

きょうもたのしくいきましょう

kyou mo tanoshiku ikimashou

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作きょうもたのしくいきましょう

佐野有紀
ヒエラルキーを重視する高校生
高田
男子高校2年・クラスのはじかれ者

同時収録作品きょうもたのしくいきましょう

佐野有紀
ヒエラルキーを重視する高校生
夏木壮太
男子高2年・セフレ

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき
  • カバー下漫画

あらすじ

「俺は好きな奴以外とセックスしない、お前と違って。」学校生活を恙無く平穏に過ごす佐野有紀は、あらゆる場面でヒエラルキーを最も重要とし、自分を「安全圏」に置くことを何よりも重視していた。
だから、友人・夏木に求められるがまま欲を排出するだけの行為も、ひと時の快楽と自分の立ち位置を守るために必要なことだと割り切り、すべてが上手くいっているはずだった。
クラスのはじかれ者の高田に校内で夏木とセックスをしている場面を見られるまでは…。

作品情報

作品名
きょうもたのしくいきましょう
著者
平眞ミツナガ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
G-Lish Comics
発売日
ISBN
9784866692715
3.4

(55)

(11)

萌々

(18)

(13)

中立

(10)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
10
得点
176
評価数
55
平均
3.4 / 5
神率
20%

レビュー投稿数10

残酷だけど綺麗な青春時代

平眞先生の作品はただいま∞回収中
今回のは今月発売の新刊!尊い✨

お話は全体的に捻くれてて(笑)一筋縄ではいかないDKで溢れています
でも高校生ん時とかってこんな闇とか、絶対普通に抱えてたよなあとしみじみ

絵は綺麗だしHもキレイ
お話も男子高校生の儚さとか脆さとか…
でもやはりしたたかさとかまっすぐさもあって。

物事に波風を立てないように立ち振る舞う佐野くん
相手にとって都合の良い自分を確立して、その沿線上で
友人の夏木を『好きとか嫌い』関係なく抱く

いい人を装ってクラスで弾かれている高田に忠告した時から
それまで築いたものが崩れていくのを感じる…

ともかく素敵なお話でした
ただ心が結ばれるのが最後なので甘々が足りない!

続編で甘々な二人をください!マジください!

1

スクカーものBL、三角関係

スクールカーストものかぁ~、とずっと尻込みして見送ってたんですが、本作が平眞さん著作の中で一番人気なので、意を決して読んでみました。
そしたら・・・

あぁやっぱり平眞さんだわ。
わちゃわちゃ面白いところはいつも通りおもしろく、特に今回は細かい心理表現/描写がすごい。
絵もいつも美麗ですが、今回顔が特に美しい、と思いました。

主人公がクズというレビューが目立ったのも踏むのを躊躇した理由だったんですが、ちゃんと精神的に成長もするし、三角関係当事者全員に感情移入して最後まで面白く読めました。
あとがきを読むと、やはり平眞さんの3人への愛があふれていました。
ホントに素晴らしい。
いやぁ~参りました!
著作の中で本作が一番人気がある理由がすご~~~く良くわかりました。
個人的に平眞さん作で一番好きなのは:

・「兄貴が恋を拾ってきました」&「僕にも恋がやってきました!?」(誠くんシリーズ)
・「夏が来たのでキスしませんか」

の3作で揺るぎなく(一番と言いつつ3つもw)、どれもしょっちゅう読んじゃうぐらいホントに大好きなんですが、本作も非常にオススメです。

0

正論でブった斬ってくれてスッキリ爽快

男子高校を舞台にしたスクールカーストBLです。

シリアスダークにピリピリさせる内容かと思ったら然程ダークにはならず、
予想外にギャンギャン言い合う2人が可愛かった。
全体的にシリアスとコミカルの緩急が上手くてバランスがよく、
画も見やすくてキレイで表情豊か、クセの強いタイプ違いの3人が個性的で良かったです。


主人公が男子校2年の爽やかイケメンでイイ人の佐野。
平穏な学校生活を送りたいと、常にヒエラルキーを重視して予定調和、
安全圏に身を置くことを最優先にし、上よりの中というベストポジションを維持。

友人の夏木に暇つぶしの遊びと誘われ、乗り気でなくても割り切って抱く、
全て予定調和で上手くやっている佐野。
善意からクラスでぼっちの高田が陰口を叩かれていると本人に教えると、
空気を読んで迎合する価値観を全否定され、ど正論で返り討ちにあいブッタ斬りにされる。
おまけに夏木との関係まで知られていると解り…。

一匹狼の高田に自分の本質を知られている安心感からか、
素の自分で楽にいられる佐野は、自分から高田に絡むようになり、
言いたいことをギャンギャン言い合う関係になる。

空気を読んで良い人ぶる、キャラを作るのは苦じゃない自分の素…と言う佐野に、
俺といるのが気楽ならお前は普通じゃないじゃんと、高田。
幼い頃から空気を読んで相手に合わせるのが普通だった佐野には、
既に普通が解らない…高田に正論で論破され可愛い反応をみせる佐野です。

自分から付きまとって吹っ掛けて、高田に正論で返される度に、
佐野の中にある予定調和の気持ち悪さが、どんどん消化されていく感じがしました。

常に計算して行動する腹黒の佐野が、
高田と関わったことから本当の自分で生きて行けるようになる。
そこからの恋ですが、夏木の本当の想いも絡んで三角関係の様相に。

読んでいて描き方が上手いなぁと唸ります。
三人の個性がバトルする展開も、高田のリアクションも予想外でカッコいい。
変にドシリアスにならず、コミカル展開したのが個人的には好み。
反対を言えば、スクールカーストのドシリアスが好きな方はえ~っという感じ。
それにしても、高田の観察力と分析力に驚き。
ぼっち状態だからこそ、引いた所から皆がよく見えたんだろうな。

口達者で理屈っぽい高田と佐野の会話シーンがいいテンポで、内容が面白いので楽しい。
そして、好きが解るとツンデレ高田の可愛さが弾ける。
前半の腹黒でイヤな感じの佐野が、ラストにはカッコいい男に見えました。
しっかりDKの可愛らしさや甘酸っぱい恋が描かれてます。

描き下ろしで、あの高田がちゃんと抱かれる…いいもん見たわ。

夏木がヒールになってますが、夏木目線で見るとせつなさ増し。
カバー下漫画も忘れなく。可愛い高田が拝めますよ。
(カバー下漫画はシーモアはなし。紙本だけかもしれないです。)

評価は神よりの萌2。

※紙本:修正なし。見えない描写です。

10

漫画がうまい

平眞先生の他の作品と全く同じタイトルにしてしまった。だって漫画がうまい!
面白い三角関係でした。リアルでこうはいかないだろうなって思うのだけど、平眞先生の漫画的展開のさせ方がうまいから面白くてスルスル読んでしまう。

◾︎佐野有紀×高田
平眞先生ってこういう現代風の毒あふれる作品も描かれるんですね!ファンタジーっぽい作品(「まほろば〜」)を読んだ直後だったのでより一層びっくり。でもこの辺の人間っぽい嫌らしさを描くのはとてもうまい。

スクールカーストね…意識を全くしないで生きていくというのもまぁ難しい話ではあるけれど、それにしても佐野ほど露骨な人も珍しい気がする。漫画的に裏で牛耳ってる作品は見ますけど、生生しく"中の上"を主張する佐野が主役っていうのがこの作品の嫌らしいところで。

夏木のことも好きでした。彼はどうしようもなく佐野が好きだったんだろうな。理屈じゃなく。だから別に露骨なイジメがしたいわけでもないんだよ…って答えが電子限定特典に描かれてて、ここでくるか?!と。どうせなら誰でも見られるところに載ってて欲しかった。あとがきでもちょっと触れられてましたけどね。
夏木が年上のスパダリに甘やかされるところが見たい。

改めて見るとこのタイトルすごいな

4

いたいた!分かる‼︎のオンパレード^^;

男子高でのスクールカーストを意識した作品です。
正直、男子校あるあるではなく、
女子校あるあるなのかなって思いました。
女子なら誰でも分かる〜って思える部分があるんじゃないかな?

マジョリティを望むDK×一匹狼なDK

主人公は八方美人で計算高い高校生の佐野です。
空気読んで、気を遣って、人に合わせるーーの三拍子を大切にしている子。
で、カーストは中くらいがちょうどいいと思っていて、
下位の子たちを見下している感じ。

ある日、SNSで悪口を言われてる高田にその事を伝える佐野。
〝教えてあげないとかわいそう〟という上から目線に腹が立つo(`ω´ )o
でも、高田から帰ってきた返事は、「お前のせいで嫌な気分になっただけだ」というもの。
高田は自分に正直で人にも臆せず意見できる子なんです。

人から感謝されたい佐野は高田と反発し合いますが、
逆にそれが楽だと思うようになるんですよね。
だって、作った自分じゃなくてありのままでいられるから。
そして、お互いを知ってどんどん惹かれあっていく二人。

その二人の様子を苦々しく思っているのが、
グループのリーダー的存在・夏木。
佐野と夏木はノリでセックスする仲ですが、
夏木は佐野が好きで佐野はそのことを知りません。
夏木が賢くて佐野より一枚も二枚も上手。
うまく言いくるめて掌の上で転がされているのは佐野で、
佐野が人のためじゃなく、本当は自分が好かれるために上手く立ち回っていることも全てお見通しなんです。

怖い怖い:(;゙゚'ω゚'):
でも、佐野みたいな人も夏木みたいな人もいるよな……
って、共感できちゃう部分もある。

夏木と高田と佐野の三つ巴の戦い?があり、
佐野は高田を選びます。
結果的に佐野はグループからハブられるというーー
理不尽だけど、こういうことあったよね……と思ってしまいました。
学生あるあるなのかなぁーー…(遠い目)
それでも、高田といる佐野が楽しいと思えるラストにほっこりです^^

描き下ろしは佐野と高田の初H♡
高田が受けなのがイイ!

見えないので修正はなしです

3

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP