電子限定かきおろし付
小説のコミカライズ4作目。
発情→欲情→蜜情→色情と繋がっています。
今作は大きく分けて2つのお話が掲載されています。
まずは表紙のとおり、子供をメインとしたほのぼの。
スピンオフは裏社会を覗かせるピリッとした内容。
雰囲気がかなり違いますが、
「欲情」で賀門が捨てた世界が燻ってる裏側を見て取ることが出来ます。
個人的には原作より甘めに仕上げてあるなー…という印象でした(^0^;)
◆色情
子供達の成長と、それを見守る大人達。
愛されてすくすく育つ姿がとても愛らしいです♪
割合的には1冊の半分程度なんですが、
子供達の成長だけでなく発情CP・欲情CPのイチャイチャもシッカリ♡
原作の要所要所を上手くピックアップしてまとめられていました。
見所はなんといっても双子の可愛さ…!
コロコロニコニコ癒やされる~!!!(∩´///`∩)
人狼として生まれて制約が多い生活の中で、
幼いなりに秘密の大きさを理解するキッカケとなった双子の冒険には涙腺が緩みました。
ちっちゃい子が本能の抑制を強いられるって辛い…仕方ないけど…切ない…(;ω;)ウウウ
躾する迅人もまた涙を飲んで厳しく接し、人間の賀門には見守るしか出来ない苦みもあって。
みんなで支え合いながら愛情たっぷりに育てられる過程にほのぼのジンワリと温かいです。
もちろんBLなのでね、ちゃーーーんと夫婦の時間のラブラブっぷりも堪能できました♪
脇役の発情CPも良き良き(∩´///`∩)
先生は人間の男でしかない自分には子供が産めずナーバスになるのに加えて、
峻王より年上で、先にどんどん老いていくのもコンプレックスで。
先生が落ち込む度に、体で愛をぶつける峻王に私は萌えまくりです////
また、人間の賀門と先生の会話もとても良かったです。
人狼をあるがまま受け止めてる…というのかな。
狼である彼らを誇りに思っているのが伝わりました。
作者さんが原作ファンというだけあってシーンのピックアップにも愛を感じますね~!
小説と比べるとどうしてもボリューム感は減りますが(これは仕方ない)大満足です♪
◆疵痕
神宮寺の御三家・都築×賀門と同じ施設出身の舎弟・杜央 のお話です。
時系列は「欲情」のすぐあとぐらいかな。
賀門と迅人が駆け落ちをして行方を捜す都築は、
賀門との接触を監視するため杜央を捕らえるところから始まります。
で、都築は杜央を「犬」として「飼う」のですね。
全裸で首輪をつけて、食事も床でさせて、躾という名の奉仕もさせる。
そんな距離感から一緒にテーブルで食事を取るようになり、同じ寝室で眠るようになり、
杜央はどんどん都築に依存するようになって本当のペットのようになっていくのですね。
"都築が杜央を側に置くのは賀門を追うため"
それをわかっている杜央はいずれ捨てられるのでは…と恐怖心を抱くように。。。
だったら捨てられる前に自分から逃げてやる!と家出してーーーと展開します。
原作でこのお話を読んだときは、
2人の間にある感情は「恋愛」とは少し違うと思いました。
激情みたいなのは感じるけど恋愛的な愛じゃないというのかな。
唯一無二で2人しか築けない関係のような、主と犬で上手く成立しているような。
でもコミカライズ版は都築がどこか甘くて「恋愛」っぽさが少々漂う。
表情とか動きとか、あれ?こんなに甘かったんだ(´⊙ω⊙`)とビックリ。
これはこれでニヤニヤする場面もあったけど、
個人的には小説版の感情がわかりづらいピリリとした都築のが好きかなぁ…。
うむむ。解釈違いってやつですね。少々解せぬがこればかりは仕方ない( ˘•ω•˘ ).。oஇ
描き下ろし漫画は子供達の成長を振り返るほのぼのした内容でした。
書き下ろし小説はなんと…!都築と双子の絡みが…!!!
これは意外な組み合わせ過ぎてちょっとハラハラしながら読みました←
都築視点で杜央をどう想っているのかが語られたのも新鮮ですヾ(*´∀`*)ノ
発情シリー4作目の『色情』です。
本作はご褒美ターンらしく、ほんわかモフモフの家族のストーリーです^^
うってかわって【疵痕】は、賀門に捨てられた杜央と御三家・都築のダークなサイドストーリーとなっています。
色情は、迅人と賀門の双子・キヅタカの成長記録を見ているようです。
一歳・三歳・小学校入学…と短いエピソードが詰まっています。
一族が双子をいかに愛しているかがよく伝わってきました。
特に、先生は双子を自分の子のように思っていたんじゃないかな。
先生にも子どもが生めたら、
きっと優しくて素敵なお母さんになるのに……と思いました。
疵痕では、都築が杜央を拾ってきて飼育します。
初めは全裸に首輪、エサは床という、まさにペット扱いを受ける杜央。
しかし、暇だからといって料理を作り始めたあたりから都築の態度が軟化していきます。
連絡を待っていた賀門への執着は薄れ、
都築の帰りをひたすら待つようになる杜央ーー…
確かに、都築からも杜央への執着や独占欲を感じるようになりました。
しつけと称してしていたセックスは、
いつしか〝ただのセックス〟に変わっていきます。
セックスはいつもバックからだったのに、
最後は前戯ありの正常位に。
能面だった都築のちょっとした優しさには萌えです♡
描き下ろし小説の【消えない疵痕】も都築のお話。
キヅタカと絡む都築にホッコリします^^
グズるキヅタカにキラキラシールをあげるのですが、
そのシールま、まさか都築が買ってきたの?と思ったら、
興奮しました(笑)
Hはそれぞれのカップルであります!
紙本の修正は白抜きです。
??非常無語,搞得好像迅人和老師一人生了一個小孩一樣。。。。。完全可以寫大家都很喜歡兩個小孩呀,為什麼非要寫裡面一個多麼多麼親近老師。。。我真的不理解這種配平。。。。生小孩是個很偉大很困難的事情好嗎!
前作、「蜜情」の終わり「オールハピネス」で士朗と迅人の間に生まれた人狼の子供・希月と峻仁。仔犬の様にコロコロしていた子供達も3歳。彼等の成長を見守る大人達を交えながら。「かわいい」と「モフモフ」を堪能する一冊です。
耳が生えてきてむずむずする様子や、予防接種にビビる様子。そーんなに事件は無いのでホンワカ安心して読み切る感じ。
勿論、親同士も。峻王と先生も。子供が寝たあとに。エチの時間。濃厚です。
先生はヒトなので、人狼の中でもイヴという特別な身体を持った迅人の様に子供を産む事は出来なくて。愛する峻王の子供を産めないという切なさもあるんだけど、だからこそ希月と峻仁に愛情を注いでもいる。特に峻王の文字を持つ峻仁には格別な愛情を注ぎ、峻仁も先生に懐いていて。その様子に嫉妬剥き出しの大人げ無い峻王も可愛い面白いです。
美しい父・月也さんに影の様に寄り添う岩切との間にも何かありそうなので、楽しみに待ちたい。
同時収録は岩切と共に月也に従う御三家と呼ばれる都築のドSっぷり全開の「疵痕」
前半の「モフモフ」っぷりを台無しにするインパクト。
時系列的には「発情」で士朗が迅人を雪山に監禁した直後。士朗を助けようとした杜央は、足を洗った士朗に捨て置かれていた。それを行きがかりで都築に拾われる。お仕置きと称して調教する都築のムッツリ変態さんぶりが披露されております。文字通りの犬扱い。ちょっと引きます。いつもクールな都築がこんな、こんな…。
書き下ろしのプチストーリーにて。やんちゃ盛りの双子にタジタジとなり。帰宅して杜央を抱く、平和なその後も描かれており。地味ーに幸せを手にしたムッツリ都築のその後も見てとれます。
物語のタイトルが何ゆえ「色情」なのか。ちと悩みますが、それは平和で可愛いカラフルな色、という意味合いかもしれませんね。
前半は前作で生まれた士郎と迅人の双子の成長記、後半は大神組を支える御三家の一角・都築と孤児院からの士郎の舎弟・杜央の話でした。
萌え度が…、急降下でござるよ…。
子供たちは可愛い。すごく可愛い。
でも、あれ…?峻王と先生、ビジュアルが劣化してませんか?しかも1作目ラストでは「侑希」呼びだったのに「先生」がデフォに戻ってる…。
峻王×先生、士郎×迅人、それぞれのえろすなシーンはあるものの、何でしょうか、激しいのに熱量が前と違う気がしてしまう。これが子持ち家庭の落ち着きというものなのでしょうか。
後半の都築×杜央はひたすら辛かったです。
都築がドSすぎて…。杜央が飼われることに甘んじてるのもドMすぎて…。
杜央目線なので切なさはかなり事細かに描写されているのですが、都築は杜央をどうしたいんだろう、という疑問しか生じず。
執着はものすごーくしているし、時系列が不明だけど既に士郎たち、帰国してるのでは?という新たな疑問も沸き上がってきて、鬼畜なSは苦手なので、萌えませんでした。
「中立」にしたいところですが、双子の可愛さに「萌」で。
読むのを楽しみにしていただけに、ちょっと寂しい気持ちでいっぱいです。