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まず冒頭から、職場での人間関係を築けない上司な受けにイライラしちゃいました。ごめんなさい。
「不器用な上司」というキャラクターそのものは萌えるし好きなんだけど、この受けの不器用さの方向性は苦手で、もし私が部下なら絶対に上司にしたくないタイプだなと思ってしまいました。
へんに突っ張らかってるの、高校生設定なら可愛いんだけどなぁ。
対する攻めは、部下なのに、まだたいして仲良くなってない段階から、上司である受けに敬語を使わなくなった点で、「えっ?」と思いました。
これも社会人としてどうなんだろうと。
口説こうと決めてからは命令口調と「アンタ」呼び。
更に最初に食事に行ったとき「今日は無礼講でいこう」って、いやいやそれは上司の側が言うセリフでしょー!と。
更にセックスしてすぐ「お前」呼び。
こういう攻めの態度って、人によったら萌えポイントになるんだろうなとは思いましたが、私は苦手でした。
あと呼び名を簡単に変えちゃう点も。
これは遠野春日さんのいろんな小説を読むなかでも思ってたんですが、「名字+さん」から「名前呼び捨て」へと呼び名を変えるのが早すぎるんじゃないかなと。
早すぎると逆に萎えちゃうんだよね。むしろなかなか名前呼びしないもどかしさとか、誰よりも近い距離にいるのにまだ「さん」づけしてることとか役職名で呼んでることとかに萌えるもんで。
ただこれも、人によったら萌えポイントになるんだろうなと思います。
自分は細かい部分にこだわりがあるんだなと改めて気づかされた一冊でした。