電子限定かきおろし漫画付
誰にも言わない趣味だったのに―― こんな無神経野郎に知られてしまうなんて!! 裏表が激しい王子様アイドル×秘密を抱えるインタビュアー。 秘密のリリカルラブストーリー!
ちょっと久しぶりに再読しました。物語性のあるもの、ストーリーにグッと引き込まれるものが読みたい時に効く、早寝先生の作品。
芸能界もの、女装モノには全く興味ない(むしろ苦手…)なのですが、そこは流石の早寝電灯先生!!
苦手要素があるのに、いつの間にか世界観に惹き込まれ、やっぱりこの攻め可愛い、大好きだあ…と一人萌え転がりました。
インタビュアーの嶺人には、誰にも言えない秘密が。それは夜な夜な女装してクラブへ出かけているということ。
自分ではない何者かになれるこの時間が、嶺人にとってとても大切なものなのでした。
ところがある日、いつものように女装して出かけたクラブで、仕事相手のアイドルグループメンバー、塁に出会い、正体を見破られてしまいー
と続くお話です。
自分の秘密がバレて焦る嶺人をからかい、その嶺人が涙を見せると、途端に焦って懸命にフォローしようとする不器用な塁が、なんとも可愛いんですよ( *´艸`)
嶺人は気付いてないけど、好意ダダ漏れで。好きな子泣かせちゃって「ごめん、許して…」とおろおろ弁明してる攻め様に、なぜか萌えまくってしまい、何度もそこだけ読み返したりしてます。
塁の秘密を共有し浮かれてメッセしたり食事に誘ったりするも、すげなくされて拗ねちゃう様子なんかもですね、なんだろう、全部ぜーんぶ可愛く見えます笑
早寝先生の作品に出てくる攻め様は本当にいつも一途できゅんとするし、受け様が本気で嫌がること・乱暴なことは絶対にしないので、安心して読めるんですよね。安心・安定・信頼の攻め様!!✨
嶺人が女装を始めるようになったきっかけや背景など、そういうところも深掘りされていて、嶺人の仕事であるインタビューという要素も、作中でとても効果的に使われています。
最後の「なんでも見せて」のセッも最高に良くて…女装した姿も、していない嶺人も、どちらの姿も知って愛してくれる存在に出会えて良かったね嶺人…と感無量でした。
描き下ろしの独占欲・嫉妬心丸出しの塁もまた可愛いんだーーー!! と、最後まで萌えて仕方ない、大好きな作品です(*´꒳`*)
おもしろかったです。
ただ、読み始めて、え?これ早寝先生?と思いました。
と言うのも、普通(と言ったら語弊があるかもだけど)に読めてしまう。
いつものモチーフが詩的に表現されたり、回想と現在が交互に描かれて筋がわかってくる、とかそういう独特の構成ではなかったから。
しかもアイドルものでファンタジー要素はなし。
読みやすくて、早寝先生のこういう作品もいいですね。
でいて「インタビュー」を通して偽りのない自分を語る、二面性があってもどちらも自分、というモチーフがストーリーに練り込まれていて、ここは早寝先生らしさだなと思いました。
塁が最初から嶺人が好きで、近かったり、かわいい顔を見て悶えたり、泣かせておろおろするのが激萌えでした。
早寝先生のこのタイプの攻め大好きです。
嶺人もああだこうだ言いながら、自分からちゅーしたり「大好きだ」と言ったり、よかった。
ただ、嶺人のもだもだがちょっと説明ぽくくどく感じてしまったところがあったんですが。
でもでも、王子様である塁の悪手とか、失敗とか、ありながらめげずにがんばる姿がおもしろかったです。
女装したままからの脱がせていく(素の嶺人になる)くだりはさすがでした。
塁が独占欲と嫉妬に苦しむところまで、ツボでした。
完全に好みですが(5☆満点)
すごい ☆☆☆
面白い ☆☆☆☆
内容が好き ☆☆☆
絵が好き ☆☆☆☆
キャラが好き ☆☆☆☆
萌える ☆☆☆☆
アイドルとインタビュアー(編集者)。
うーん。早寝電灯さん好きでストーリーとか設定とかいつもすごいな!と思うんですが…。
これは好みの問題です。すみません、この設定は響かなかったです。
別にそんなに気にすることなくない?自由にしてればいいのに、と思ってしまって。
別に誰に迷惑かけるわけでもないし、趣味の範囲だし。
まあお互いありのままを受け入れてくれて、初対面の時から惹かれ合っていて、うまくいって良かったですね。
最初、早寝先生のイメージからかけ離れているかと思いましたが、最後まで読ませていただくと、人の二面性をテーマとした、ちゃんと早寝先生の作品でした。
表と裏、それは別物ではなく、合わさって一つである。そんな事が、性格の異なる2人を通して丁寧に解き明かされていきます。
女装を暴かれた嶺人さん、可愛くてキュンとしてしまいました。塁は攻め力強く、カッコいい。酔って全てを忘れられてしまったエピソードの塁、ショックが伝わってきて痛いです。リーダーのいいツッコミもあり。
エンタメ感があり、楽しく読ませてもらえる作品でした。
アイドル×インタビュアーという王道をいってしまいそうなカップルなのにさらりと進ませない、終わらせないひねりの効いたお話の其処此処に早寝電灯先生らしさがあふれている作品でした。
塁との出会いのその日から彼の存在は「鬼門」で、どんなに心乱されるようなことを言われても私情は挟まず仕事の顔で接する、というのを心掛けている嶺人。
それをその言葉から苦手故にうまくいかない相手という風に捉えてしまってましたが、実は真逆だったなんて!してやられた感じがしました。
そして塁がただの二面性があるアイドルじゃないところも面白い。適当な感じに見えてちゃんと頭がつかえるところはかなりポイント高かった!がっしりすっぽり嶺人をぎゅっとするところに萌えました。
入り組んだ思考を表現してくれているので読みごたえ充分で、甘えた嶺人も見られたし本当に大満足の作品でした。