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長年の想いを伝えず静かに堪え忍んでいるハルと、病弱だけど一生懸命なイツキが1週間の二人暮らしをしていく所から物語は始まります。
二人の関係は、急に進展したかと思ったら後退か?!といった具合に、ドキドキハラハラ感がすごかったです。
中でも、ハルがお酒を飲んで帰って来た次の日からのやり取りがもう…見ていてほろ苦い!!
ですが、どんな時でもハルの愛の深さに心救われ、この上巻を無事読み終えることが出来ました。
幼馴染だからこその、昔を知ってるからこその信頼感が見て取れる2人のやり取りが多く、幼馴染ものが好きな人は必見です!
作画も綺麗でコマ数などのテンポも良く、読みやすいのでとってもオススメです!!
最後に。
描き下ろしの癒し効果は絶大でした。なんてかわいい…
里美ゆえ先生の初コミックスとのこと。
おめでとうございます。
穏やかで、丁寧な絵が印象的な作家さんだと思いました。
私、上下巻の話がかなり好きです。
どうなるんかい!
とドキドキする上巻。
いや~!タイトル通り。
ハルとイツキの関係は、10年以上も隣同士の幼なじみです。
もう一人の幼なじみのカズの結婚式から、始まるエピソードです。
幸せになる2人に刺激されてハルが、結婚してみるか、なんてイツキに言ってしまう。
でも躱されて。
なのに、一週間限定でハル宅にイツキがお泊まりですよ!
あくまでも、幼なじみ、友達の2人だから布団なんて一緒に寝ても縦に隣同士じゃないの!
横向きに布団に寝る!
わかってる!作者さん、わかってるなぁ…
友達だから、密着度の高い通常の縦に布団を使う寝方は、ならないんですよね。
ちゃんと、距離をとっているんです!
まあ、夜中には密着イベントが発生し、ハルが思わずオナっちゃうんですね。イツキとのエロい夢ばかり。修行か…
イツキはかなり、病弱です。呼吸器が弱く幼き頃は入院生活。
ハル自身、イツキ失なう恐ろしさを不安に思っている。かなり、ハルが世話焼きです!
甲斐甲斐しいったら…
ハルが気持ちを、溢れそうになって、踏み留まって、でも溢れてしまう。
イツキも、ハルに対しての気持ちが有るんですよね…きっと。
まだまだ、互いの気持ちは顕にならない。
隠して、隠して何とか、友達で、幼なじみの位置をキープしてきたんだもの。墓場まで持っていくか。いっそ、気持ちをぶつけてしまうのか。
距離感のある2人がどうなるのか気になります。
幼稚園からの幼馴染みである、イツキとハルとカズ。
大きなおめめが印象的な表紙の子はイツキです。
病弱だけど、明るくてヤンチャなイツキ。
そんな彼を放っておけないお世話焼きなハルが主人公です。
上巻はずっとハル視点で描かれています。
物語の始まりは、カズの結婚式から。
次に結婚するのはハルだな、というイツキに「結婚してみるか?」と冗談めかして誘うハルと、「ありえね〜」と笑い飛ばすイツキ。
なるほど。
臆病な攻めと鈍感な受け、というふたりの現状の距離感がよく分かるやりとりです。
そんなある時、金欠を理由にイツキがハルの家に一週間だけ泊まることになります。
期限付きのなのがいいですよね。
この一週間のうちに絶対何か起きるんでしょ?
ってドキドキそわそわしながら読みました。
だけどそう簡単にはくっついてくれません。
ついに気持ちを抑えきれなくなったハルが告白しようと決意したところで、イツキが実家に帰ると言い出して…
一進一退を繰り返してしまうふたりが焦れったい〜!
それも、イツキの表情からすると両思いのような気がするので尚更じれじれするんですよね。
よくある幼馴染みものなので、これぞ王道といって楽しめるか、ありがちだと吐き捨てるか、人によって別れそう。
個人的にはハルの性格がいいなぁと思ったので高評価にしました。
イツキは自分が病弱なせいでハルに我慢させてしまっていると負い目を感じているけど、ハルはイツキのために"してあげてる"意識なんか全くないのです。
ただただ、自分がイツキの傍にいたいから。
恋と呼ぶには、あまりにも優しい感情だと思いませんか。
相応しい日本語が見つからないのですが、まさにtender loveだなと思いました。
しかも描き下ろしのエピソードが裏付ける通り、幼稚園の時からずーーっとですよ。
一途すぎる…!
イツキの純粋な恋心にグッと胸を掴まれちゃいました。
幼馴染みで片想い。それも攻め目線でどんだけ萌えるんだろうと楽しみにしてました。
途中まではドキドキしましたが読み終わってみると、意外とアッサリしててそんなでもなかったというのが第一印象でした。
それは多分当て馬もなく、登場するのは結婚した共通の幼馴染みだからではないでしょうか?
攻めのハルが酔って送ってもらったゼミの友達なんて、何で登場したのかなと思いました。
唯一イツキが「あそこまでしておいて…」辺りのセリフに萌えたくらいでした。
2人の関係の変化を丁寧に描きたいのは分かりましたが、テンポがあまり良く無くて単調な印象でした。