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騙して、騙されてのどんでん返しがわくわくして、楽しかったです。
現在の関係でリバはなく受けのままですが、国枝は攻めも受けもどちらもいけるタイプです。
攻め以外の男から道具を使っての性的悪戯があるので、苦手な方はご注意。
喫茶店マスターで同業者M・水無月省吾(29)マイペース一途攻め×闇の便利屋K・国枝章(28)クール誘い受け
フリーで便利屋をやっている国枝は、過去に貸しを作った千石から仕事を依頼される。
プライベートで親しくしている水無月の名前を出されて、水無月の身体に刺青があるかどうか調べて欲しいと依頼される。
刺青があった事を報告すると、彼がMだと言われて国枝は驚愕する。
同じ業界で国枝と肩を並べる仕事をすると噂があるMと競争する事になって、国枝は負けてしまったからだ。
今度こそ、Mの裏をかこうとして探るのだが、水無月にどんどん惹かれていって。
国枝が受けという生き物ではなく、過去には攻めもやっていたからかクールでカッコイイです。ピンチにあっても泣き叫ぶのではなくて、どうすれば相手の裏をかけるかを冷静に考えられる所といい、痺れちゃいます!
裏切っている事に少し痛みを感じながらも、長年のライバルの裏をかいていると言うスリル。
最終的にどうなるのか、先が読めないのが魅力的でした。
攻めと組んでの相性ばっちりなアクションといい、今後の2人が組んでの仕事が楽しみだったりと、夢が広がります。
ネタバレすると楽しくなくなるので、あえて詳細なネタバレはしませんが、最後になって明かされる攻めの告白で、くるりと裏返るのが楽しいです。
わかった時には、攻めの可愛さに悶えて、初めから読み直して萌え直してしまいました♪
エロ:★3 攻めの自慰見せつけ、誘い受け、普通
総合:★4 特殊な職業なのが楽しいのと、最後の逆転が微笑ましかったです。
主人公の国枝章は、一握りのセレブのみを相手にする闇の便利屋。
そんな国枝がいつも行きつけにしているのは何故かほっとする空間であるコーヒー店。
そこのマスターである水無月に国枝は何故か惹かれる物を感じていた。
そんな最中、「水無月の体に刻まれた刺青を確認してほしい」という依頼が国枝のところに持ち込まれる。
手っ取り早くそれを確かめるのは、水無月と寝ること――。
普段は穏やかな水無月だが、誘いをかけると一転、雄の色香を漂わせ強引に迫ってきた!
実は彼の正体は、国枝が唯一ライバルと認める同業者で……!? という話でした。
とまぁ、ざざっとあらすじだけを書くとかなりハードボイルドな感じがするんですが、そこまでではないです。
どっちかっていうとノリでたたーっと進んでいっちゃうかなー。便利屋の仕事の方は。
そんなに派手なアクションシーンがある訳でもなく。
国枝の癖である耳を触る癖の理由が出てきたのも突然で、その原因を断ち切ろうとして探し始めて見つかるのも一瞬だったし……で。
ちょっとそういう方面では物足りなかったかなー……と思わなくもないです。
そして、肝心の二人の関係ですが、これもほっこり……というか。
どっちかというと、水無月が国枝にあまあまの上にベッタベタなような気がするが、国枝が鈍い……(苦笑)
いやまぁ、わざと気付かせないようにしてるのに、気付かせてるんだと思うんだけど、いや鈍い……。
どっちかっていうと続きが出てくれて、二人でこなすアクションとか仕事の方を入念に書き込んでくれた方がいい気もしますが、それはもう、話の内容的に、この作者さんの話ではないような気がしますし。
BLの要素も大分薄くなってしまうような気がするので、こっそり妄想で楽しむだけの方がいいのかなー……? という気がします。
もうちょっとドロドロしてる方が、設定的には面白かったのかなー……と個人的には思いました。