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山野でこ先生の描くラブコメです。
いや~面白かったです。
これは既刊のコミックパーティシリーズのスピンオフなんですね!
もちろん途中では、TOS先生、雷蔵先生も登場しますよ!
でも、この話はBL雑誌の編集部のお話。
初っぱなから、モノローグに使われる漫画内のセリフが入る『枠』。
これがめちゃくちゃ自己主張しています。
『枠』は、なんというか、自己を持っているんです。
なんのこっちゃ、と思われるかもしれませんが、読んでいただくとわかります。副成の困惑と、可愛げの有る『枠』のわっくんとの遭遇…
そして主人公の編集部副成と、何故か意志疎通が出来ちゃう。
このやり取りが、秀逸ですよ。
新鮮!良く考えられたなぁ…感心します。
で、副成がスーツな腐男子でして、顎にちょい髭の有る何かエロさもある人なんです。見た瞬間に、副成がいずれエロさも見せちゃうな~と想像出来ちゃう。
副成を大好きな年下編集者の柴咲が、なかなか可愛くて良いです。結構、執着ワンコなので年下ワンコ好きな方には、お勧めしたいです。
後半は、次に向けてのどきどきターンも有りますし、続きが楽しみです。
山野でこ先生の後書きで、ネーム教室に通ったとエピソード披露されてまして。
そのせいなのか、話が面白い…
展開も、仕掛けが良くてスムーズな印象でした。
早よ、続きが読みたいです!
初めて読んだ山野でこ先生の作品です。
こちらは『コミックパーティ ワンダーラブ』シリーズのスピンオフになります。
『コミックパーティ ワンダーラブ』を読んでいなくても大丈夫です。
リンク編集部の新人 柴崎 健斗と副編集長 副成 朗久のお話。
BL雑誌リンク編集部の副編集長にしてBLをこよなく愛する副成。
今号の校了作業も終わって余韻に浸っていると異変に気が付きます。
なんと、副成の頭上にナレーション枠が見えるのです。
幻覚?! 驚く副成ですが他の人にはナレーション枠は見えません。
おまけに、そのナレーション枠は頼んでもいないのに要らぬ情報を教えてくれました。
『柴咲は――BL的な意味で副成のことを愛している』
完全ファンタジーなのですが予想以上に面白かったです。
ナレーション枠が見えるなんて、モブ的な腐女子には美味しすぎる(笑)
しかも、途中からモノローグ枠まで出てくるんですよ。
ちなみに、ナレーション枠は「BLの精」だそうです。
いつの間にか「BLの精」と仲良く?なった副成は「わっくん」と名前を付けました。
どうして新人の柴咲は副成が好きなのか?
答えは「わっくん」が回想シーンで教えてくれる多機能っぷり(笑)
2人が初めて会ったのは17年前だったのです!
普通なら17年も同じ人に片想いをしていられるか疑問ですが、このお話はファンタジーなので全然スルー出来ます(笑)
さらに、わっくんがBLにありがちなモダモダをテンポ良く誘導してくれるので、最後まで楽しく読めました。
しかも、「この物語は副成と柴咲の恋の物語である」とナレーションしているので、BL展開間違いなし!で安心して見守れます。
『コミックパーティ ワンダーラブ』の2人も登場し、未読でもお得感がありました。
このお話には、当て馬は登場しません。
脇キャラで、『コミックパーティ ワンダーラブ』の2人以外に、リンクス編集部の屋久島冴編集長が登場します。
副成とBLの趣味がドンピシャで合うソウルフレンド…素晴らしい!
Hシーンは、本編最後の描き下ろしであります。
…柴咲くんの妄想ではありますが(笑)
シチュエーションは萌えるけどエロさは薄いかな~。
描き下ろし『オレの副成さんがこんなにエッチなハズがない!』
副成と飲んでいたのが人気BL作家の雷蔵先生だと知った柴咲は、雷蔵先生のコミックスを読み始めました…。
もっとエロい妄想をしてもいいんだよ~。
描き下ろし『わっくん出張!〜コミックパーティワンダーラブ編〜』
雷蔵先生のお家にTOS先生が遊びに行ったら、わっくんもお邪魔していました(笑)
2人がエロい雰囲気になったら消えるわっくん。
そのまま実況中継して欲しかった…。
純粋で一途な柴咲ですが、じつは金持ちでスパダリ要素があります。
スパダリの年下わんこ攻めってヤバい!
もうほとんど絆されている副成ですが、まさか自分がBLになるなんて思っていなかったでしょうね(笑)
続編では、2人のイチャイチャが見たいな~。
さらに『コミックパーティ ワンダーラブ』との絡みも良かったので、この後シリーズを読みたいと思います。
ファンタジーなのにすんなり受け入れられる面白い作品です。
気になっている方はぜひご覧ください。
『コミックパーティワンダーラブ』の雷蔵先生とTOS先生がBL漫画を描いているリンク編集部の副編集長の副成と新人編集者の柴咲の恋の物語。
副成はTOS先生の担当で、雷蔵先生とともに作中登場するのでコミパも読んでおかれるとより楽しいかと思います。
こちらの作品のポイントは副成にお話運びのナレーション枠(BLの精・後に副成がわっくんと命名)が見えるようになる、ということ。
さらにはモノローグ枠まで見えちゃうようになっちゃう。
柴咲の副成への想いは17年とかなりの筋金入り。
出会った時から副成が特別という言葉もめちゃくちゃ重みがあります。
ぷく顔がかわいい優しさと強引さを兼ね備えた年下一途わんこ攻めにほだされ必至…!
腐男子の副成は37歳でいい色気出してます。
つり眉、たれ目まつげ、顎ひげコンボ。
しっかりしたエッチなシーンは描き下ろしの柴咲の妄想だけだったので次巻に期待です。
『……1』、ですからね〜、この乗り気じゃない感がまたそそります(笑)
コミパの雷蔵先生×TOS先生も好きなんですけど、今回の柴咲×副成のカプも好きです。
元々シャープでお綺麗な絵がより見やすくなり、お話しのテンポも良く、楽しく読ませていただきました。
『コミックパーティ ワンダーラブ』と同じ世界線のストーリー。
テンション高めのラブコメディという点では前作同様ですが、こちらの方が好みでした。
BL漫画編集部で繰り広げられるBLラブストーリーで、ナレーション枠が見えるようになってしまった編集者の受け、という設定が面白かったです。
ナレ枠のわっくんが意志を持って副成を翻弄していて、絶妙なタイミングで現れるし内容にも吹いてしまいます。
ちなみにこの受け・副成はTOSの担当です。
攻めの柴咲がワンコでまた可愛いんです。
副成を慕って、下心も小出しにしてきたり時には強引だったり…年下ワンコの基本押さえてるなぁって感じ。
さすがBL編集者?
『コミックパーティ…』を読まないでも大丈夫だと思いますが、後半TOSと雷蔵も出てきますし、描き下ろしで2人のお話もあるので、読んだ方がより楽しめるかと。
ツッコミどころ満載で面白かったです^^コミカルなんですが、好きと告白してきた部下に、上司が意識して、惹かれていってるのが伝わってきて、めちゃキュンキュンしました!BL編集部の上司と部下の恋…良いですねぇ∩^ω^∩
特に、部下の柴咲くんが、なぜ上司の副成さんを好きか…それが素敵なエピソードなんですよ!!幼き日、家庭内で寂しさを拗らせてしまった柴咲くんが、本屋で万引きします。それを見つけ、諭して、寂しさを埋め楽しみを与えてくれたのが、本屋でバイトしていた副成さんでした。一途っていえば勿論その通りですが、いきなり恋心って言うよりも、心を育ててくれた恩や尊敬があって、ひっくるめて全部が副成さんへの愛なんだなって思いました。寂しい気持ちの表現の仕方を悪事を働き振り向かせるのはダメだって教えてくれたり、何かに夢中になると毎日が楽しいんだって分からせてくれたりと、柴咲くんの心自体を支えてくれた副成さんへの恩だったり、2人が今に繋がる過去で絆を深めていたことを知ったときに、めちゃくちゃ心が温かくなりました。
これは一巻なので、二巻がめっちゃ楽しみです(^○^)はやくラブラブな2人が読みたいよー!!
コミックパーティワンダーラブの2人のお話も載ってます( ◠‿◠ )
というか、実は副成さんはTOS先生の担当編集さんです(*^▽^*)