【SS付】【イラスト付】【電子限定著者直筆サイン&コメント入り】
ゆゆ先生のリス獣人の本がすっごく好みだったので、連続してこちらを。
愛を知らない孤独な王子と下働きの不憫な受けの
身分差の恋。
大好物♡
・次期国王候補のレイが何とかその座を放棄しよえと意図的に悪ぶっている理由
・セレンが従順を通り越して卑屈な理由
・【恋をしてはいけない】と自分に枷をかけていたセレンがレイに恋をしていると自覚するまでの流れ
・ダニエルの素性…!!
6割ほど読んだところでいったんハピエンと思わせてからのもう一波乱ありましたが、
あったかい読後感で大満足です♡
読み始めは寵愛と溺愛は違うのだな〜と思いました。
王子の策略で神子でないのに抱かれるセレンですが、奔放な王子は言葉は然程丁寧でなくても初めてと分かっていてセレンの様子を伺いながら抱いてる様子が丁寧で良かったし、舐めると感じると分かってからも耳を噛んだりする描写と台詞が良かったです。そして何度かあるベッドシーンの後でセレンが真面目に振り返るのが可愛くて面白くて萌でした。セレンの過去を告白した時のレイの言葉や、セレンが自分を想ってくれる人が存在したんだと気付けた瞬間は泣けて、二人とも孤独が共鳴するようなカップリングでした。
イラストは受の服装や顔がいかにも女っぽいのがあまり好きでなかったです。。
シリーズ2作目、新作が今月発売!ということで、未読だったこちらをまず読んでみました。面白かったーー!
ページを開いて口絵にびっくり。セレン(受)がベッドの上でひっくり返り、レイ(攻)が*を舐めてた…!(*゚∀゚)=3
先生のあとがきにもあるように、オメガバース×神話のような物語。物語としてすごく面白く、グッと引き込まれます。
下記のような独自設定があり、物語に神秘性と奥行きを与えてくれているなと思いました。
・オメガ声を持つものは「神子」と呼ばれ神殿で大切に保護されている(勝手に出て行ったり自由な恋愛はできないため、牢獄のような場所でもありますが…)
・アルファを産むことができるのはオメガだけ
・オメガの発情期は最初の発情から16年で終わり、普通の人に戻る
・上記のことから、この物語の国では16は神聖な数字とされている
序盤〜中盤にかけてはレイの仕打ちの酷さとセレンの不憫さが際立っていて正直読み進めるのが辛かった…けれど、セレンが自分のことを好きだなと確信してからのレイは、頼もしく甘く変身していました◎
序盤のレイとラストのレイ、別人すぎる…
攻め受けそれぞれのキャラはちょーっと癖があり、好みが分かれるところかもしれません。
葵居ゆゆ先生安定の、不憫健気受け。
…なんですけども、ちょっとたまには違う毛色の受け様を見たいかなあ、という欲が。。
正直なところ、「罪の子」=両親の許されざる恋によってできた子だとしても自分自身に罪はないのだから、そこまで思い詰めなくてもいいよー…!と思ってしまいました。
粛々と自分の立場を受け入れ、諦念に到達しちゃっているところがもどかしい…。与えられた運命に自力で抗い、抜け出そうとする強さが見たかった…!!
そして、神子であるヨシュアにはこの気持ち分からないよね…、と、自分の気持ちを打ち明けずにいることにも、少し傲慢さを感じてしまいました;
で、攻め様である第一王子・レイ。この方がですね…序盤、まあ、結構ひどい。
2年ぶりに神子たちの集まる神子殿にやってきたと思ったら、セレンを横に侍らせ皆の見てる前で、しゃぶらせる。
そして「このように家畜のような扱いを受けてもいいなら夜這いに来い」と。
このへん、読んでいてしんどかったです(›´ω`‹ )
で、そんなことをされても嫌だとは思わない、レイ様の言うことならなんでも聞きます!と言うセレン。
めちゃめちゃ酷いことをされているわけですが、レイは自分に対して初めて「俯いていないで上を見て歩け」と言ってくれた人なんですよね。
この、「上を見ろ」という言葉に従うことによってセレンがある物の美しさに気付き、レイに深く感謝するようになるのです。
このレイの言葉と、二人が揃って市場に出かけるシーンで見たものが綺麗に重なっていて、とても好きなシーンでした✨
全部で300ページ超えの分厚めの本なのですが、一日で一気に読めてしまいました。
続編も購入済みなので、読むのが楽しみです◎
続編が出るということで、読みました。
安定の不憫受けです。
細かい設定は他の方がたくさん書かれているので、感想を。
ほんとに不憫な、受け。この子、何も悪いことしてないのに虐げられて育っていて、アイデンティティがどうかなってしまっている。
攻めは一見変わってるけど、原因を探れば愛着障害的な感じなのかしら、と思った。
実母がすぐに亡くなっているから、義母をほんとの母のように慕うが向こうはそうではない。腹違いの弟は愛される。より母の愛に飢えるし、愛されないことで情緒面の発達に影響出ますよね。
捩れた人なんです。
こういう人は試すような行動しますから、受け入れまくりの受けちゃんに弱い。
オメガバなんだけど、オメガバ的運命の番…みたいなテーマは感じられず、出会いや出産等の設定にオメガバが使われているかな、という印象で。
主軸は攻め、受けともに抱えている孤独や生き方がテーマかな、と思いました。
あと、悪代官的キャラが何人かいて面白かった。義母も強烈。
くっついた後は、SSでめちゃくちゃイチャつきます。大団円で話が終わったので、逆に続編どうするのか気になりました。
子が産まれてからの2人の関係性に期待です。
オメガバースって夢がありますよね。
作者さんによっていろんな解釈があるし、作品によってもいろんな描かれ方がしますよね。
今回は童話のようなストーリーでした。
葵居先生の作品は、童話のようなおとぎ話のような作品が多い気がします。
ー苦しい境遇でも他人を恨まず一生懸命生きている人には幸せが待っている。
主人公の2人が心優しいので、読んでいて心が暖かくふわふわします。
最初はこの王子が本当に良い人なの?と怪しんだりもしましたが、能ある鷹は爪を隠すタイプですね。
覚悟を決めた彼はカッコよかったー。
そして、セレンの過去の秘密がここにつながるとは!
ロワ王がどうしてもレイに王位を譲ろうとしたのは、ミリアの招待を知ってたから、だといいな。ダメな王の振りをして、本当は賢いけどちょっと勇気が足りない、みたいな。
それから、今回もエッチが魅力的でしたね。
もっと両思いの2人のエッチが見たかったです。