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つがいの神様たちのもふもふスローライフ
2千年の時を生きる狸の産土神・与一と、理(ことわり)が与一に授けた新しい狐の産土神・ツグモの物語、続編!
ツグモは新米でまだまだ頼りないけれど、与一の大きな力を信頼しきって、与一に守られ励まされながらお山を護っています。
そんな時、大きな雷とともに虎の神が降り立った…
与一とは旧知の仲のような彼は、大陸の神(シェン)であるホンレン。
初めて他の神を見るツグモは怯えてしまうが…
…と物語は始まります。
ホンレンは、与一とツグモのどちらかに大陸のシェンになってほしい、と言ってきます。
大陸はあまりに広く、地と天の神2人では手が足りないから、と。
そして、当然断る2人に揺さぶりをかけてくる。
与一にはもう一度強大な力を持たないか?と。
ツグモには与一に頼ってばかりではなく自立するべきではないか?と。
ツグモは与一が消えてしまう可能性を思い出し心がぐらついて…
そんな時、山で山火事が発生する…!
恐怖に震えるツグモ。しかし、与一と力を合わせて雨を呼びます。
そしてその事で与一の力は消えてないことがわかり…
さて、雨を呼んだ時に。
大陸から天のシェン・龍神のコウリョウがやってくる。コウリョウも与一とは知り合い。
コウリョウはホンレンを迎えにきたのです。コウリョウとホンレンはつがいの神…
表紙の2人です。
後半は、睦み合うホンレンとコウリョウの姿が描かれます。つまりはラブシーンな訳だけど。
コウリョウは一応ヒト型。完全トラ型のホンレンとの絡み合いはモフモフが気持ちよさそうです。
また、ホンレンが産まれた時の可愛いエピソードもあり。(コウリョウの方が千年くらい年上⁇)
人外ものの第一人者たる琥狗ハヤテ先生作品ですから、与一、ツグモ、ホンレンは完全に獣型です。2本足で直立してますが、顔も手も獣。毛皮もふもふ。
もふもふ好きさん、必読です!
また、もちろん巻末にはちみ絵の4コママンガもありますよ〜。
前巻でも大満足なもふもふ具合を味わいましたが、今作でもふんだんなもふもふを味わいました。
ツグモが、可愛いけれどちょっと成長しているところに感動...
それでも与一に、ひしっと抱き着く描写があって、可愛くてたまりませんでした。
個人的に体毛がはえてる獣人のふぐりに、毛がはえてる描写が好きなので...
今回もそれが見られて良かったです。
そしてメイン2人以外の2人カプもなかなか...
ずっと一緒にいる番の神様で、2人の関係性や掛け合いが最高でした。
たくましく成長しているホンレンは、コウリョウ一筋でたまりませんね。
小さくぬいぐるみのようだったホンレンは何処...と思いたくもなりますが、関係性はまさしく悠久の愛でした。
もっともっともふもふを味わいたくなる1冊でした。
与一とツグモのその後を読むことが出来たし、前巻でとても気になっていた事も解決してて一安心しました。
ちょっと幼くて頼りない産土神のツグモに、何事にも動じなそうな頼りがいのある与一の仲睦まじい姿がほのぼのしてて…。
与一とツグモのもふもふの体格差に萌える作品でもありますが、自然の摂理についても考えてしまう作品でもあります。
今回は大陸から虎の地の神であるホンレンがやって来て、2人の仲(主にツグモ)を引っ掻き回して行きます。
その理由が余りにも自分本意だったのに、大陸の神らしいと思ってしまいました。
ホンレンなりに理由はあったんですが、後に語られる天の神である龍のコウリョウの本心を知ってしまうと、なんだホンレン可愛いじゃんと思ってしまいます。
こちらの2人も体格差に萌えますが、ホンレンの誕生からの成長にも萌えました。そして胸の毛がふわふわで気持ち良さそうで。
ツグモの産土神としての成長も見れて、彼の真剣で凛々しい表情にもドキっとしました。
でも与一に甘える顔やすぐに涙を流す表情も愛おしいんです。
ツグモのおかげで笑顔が多くなった与一も見れて良かったし、もふもふのまぐあいもやはり色っぽくて前巻と同じで読んでて恥ずかしくなりました。
「よいちとちゅぐも。2」もほのぼのしてて可愛かった!