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個人的な花降楼ブームの再来で、読み逃していた作品を読んだり、以前読んだ本を再読したりしています。
この作品は花降楼シリーズの中で、読み逃していた作品の1つです。
なんとなく読まなかった理由は、綺蝶と蜻蛉カップルが好き過ぎて他のカップルの話に興味が持てなかった事、やくざ相手である事(実はあまり積極的にはやくざものは読まない方・・・)、その後のカップルを描いたドラマCD「華園を遠く離れて」や、忍が主役のドラマCD「夜の帳、儚き柔肌」等で椿の存在は知っていたので、元気もあって気も強くて色子としての才能もある椿がひたすら我儘放題をして相手を振り回しながらもひたすら溺愛されるというドラマ性の少ない話なんだろうな~と勝手に思い込んでいたからなのです。
今となってはなんて失礼なその当時の私・・・
今回読んでみて、私の思い込みがいかに愚かであったか分かりました。
廓に売られてくる子にドラマがないはずがないのですよね・・・
そして、いくら気が強くても、その胸の内には色々と抱えている物なのですよね・・・
しかも、椿は、他のお客さんの事は上手にあしらったり、手玉に取ったりできるのに、御門にだけは振り回されるという設定でした。
しかも今回は、攻め様も受け様も、家庭環境、生活環境に恵まれなかった、どん底生活だった子供時代を背景に持っていて、しかも椿は大変に血気盛んで元気で強いキャラ。
なので、色子が身請けされてただひたすら守られる(但し御門の財力は物凄い)・・・というよりは、共に生きていこう!!!という感じの2人なのです。囲われる、庇護される・・・というよりは、カップルであり、人生のパートナーでもある!!!というのが新鮮な印象でした。
今まで読まなかったのが本当に勿体なかった・・・
このセリフが大好きです(*´д`*)
売春防止法が廃止されて十数年後の
仮想現実の中のお話。
近代の話ではなく現代のお話です。
美妓ばかり集められた
花降楼は吉原イチの男娼専門の大見世v
このシリーズは、男娼=色子たちが運命の客に見受けされるまでの物語。
シリーズ第4作目です!
春を売る花降楼の色子はみんな花の名前の源氏名を持ってます。
今回の主人公は、椿。
真っ赤な椿のような大胆で派手な色子です。
美人で負けん気が強くて、ちょっと意地悪w
お相手は大きなヤクザ組織の若頭v御門。
まぁーvこの男のお金の使いっぷりが半端ないですwww
おそらく一番お金を使ってるのはコイツだと思います。
受けも攻めも、ふたりとも気風が良く男前なところが
大好きなCPですねぇ~v
椿を売ったのも買ったのも見受けしたのも御門w
どんだけ無駄使いしたんだろwwwっていうのも含めて
御門が一番お金を使ったと思うんだけどね。
受けは、髪を伸ばし女郎のような赤い襦袢を身に着けるというスタイル。
ぱっと見、受けは女子ですw
それでもやっぱり受けは、男子だと思える不思議な作品です。
私の場面、先にドラマCDを
聴いてしまっていたので
なんとなく内容はわかった
状態で読みました。
ドラマCDにはない話が
含まれていたりして
満足できる作品でした!
椿が元客に命を狙われる
シーンがあるんですが
その時の御門がすごくかっこいい!
小説は滅多に読み返さないのですが
この小説は何度も読んでしまいます!
オススメです!
吉原にある男の遊郭「花降楼」に、母親の自由と引き換えに売られた椿は、やがて十八になりいよいよ水揚げの日を迎える。
大勢の男たちが争う中、大金を積んでその権利を競り落としたのは、広域暴力団組長・御門春仁だった。
自分を売ったのも暴力団で、椿は暴力団なんて大嫌いだったのに、あろうことか椿の前に現れた男は、椿を花降楼に売った男だった。
最初は反発した椿だったが、御門の「俺の身代を傾かせてみろ」の言葉に、負けず嫌いが刺激される。
御門はその後、椿の許に通ってくるようになり、椿は御門を傾かせてやろうと贅沢や我が儘をたくさんいうが……
という話。
今度は蜻蛉とは別の意味の、もっとわかりやすい女王様受け。
贅沢が好きで、わがままも欲しいものもはっきり言う。
蜻蛉は、何にも興味がなくて、それゆえ皆が必死になって蜻蛉の興味を引こうとする、という女王様、というお嬢様な感じだったんですが、椿は完全に女王様。
贅沢も好きで、派手なものも好き! という……(苦笑)
一方の御門はそれを鷹揚に許している……という。
いや、どんだけお金あるんだよ!! っていうツッコミはなしですよね。
ファンタジーだもんね!
で、負けず嫌いな椿と、大人の余裕のつもりですべてを背負っちゃって何にも本当の事を言わない御門は、二人の間に誤解があって、なかなか椿が素直になれないんだけど。
その誤解が解けたら無事にハッピーエンド……でした。
女王様受けも萌えますよね!
花降楼シリーズ第四弾です。
こちらは、第三弾とほとんど同じ時系列で起きているお話になります。
メインカップルのキャラクターも対照的で、あえて対比させるような書き方をしている部分もあるので、ぜひ二冊まとめて読んでください。
今回の主人公は、勝ち気なツンデレの椿とやくざの御門。
椿は父親がやくざにもなれないようなチンピラで、苦労した末に花降楼に売られて来ました。
でも椿のいいところは、そこでウジウジせずに上を目指そうと頑張っているところ。
お金を貯めて、外に出て母親と一緒に暮そうと考えています。
そのためには客に嘘の身の上話をして同情を引いてみたりもしていて、その辺りのことはちょっとコミカルな感じで面白かったです。
御門はやくざで、しかもただのやくざではなく椿を売った張本人。
なので椿には憎むべき相手なんですね。
なので椿は御門を困らせようと色々するんですが、それを余裕たっぷりに受け止めて逆に楽しんでいるような感じです。
私は受けを甘やかす攻めがすごく好きなので、この御門は結構ツボなキャラでした。
あと、この作品で印象に残るのは、とにかくお金の使い方が豪快だということ。
御門はやくざで金離れがいいし、椿も派手好きなタイプなんですね。
で、御門はそんな椿を甘やかそうとしていて、椿は自分を売った御門から金を搾り取ってやろうと思っている。
どこにもストッパーがありません。
なので色々と派手なお話です。
でも、その中で起こっているラブストーリーについては、実はとても繊細なのかもしれないとも思います。
椿が売られて来た時に、椿の知らなかった所で起こっていたこと。
御門が椿を花降楼に売ったのはなぜなのか。
そこで見え隠れする御門の優しさと寂しさ。
ゴタゴタに対する決着の付け方は少々派手でしたが。
最後は寂しさを知る二人が寄り添って家族になろうという、温かなハッピーエンドでした。