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表題作あまい果実

樫尾
農家
水沢
カフェレストラン経営

同時収録作品恋は疑惑に満ちている、続・恋は疑惑に満ちている

五明彰
バルのスタッフ
蜂屋
大学院生

同時収録作品恋する速度、続・恋する速度

篠宮数馬
26歳,予備校講師
茂木勇希
21歳,予備校アルバイト

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

果樹園で働く樫尾は、高校の同級生だった水沢を想い続けて10年。
ある日、恋に落ちた時と変わらない水沢の澄んだ瞳に、欲望が止まらなくなり!?

作品情報

作品名
あまい果実
著者
並榎雫 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784403667602
3.3

(11)

(1)

萌々

(3)

(6)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
36
評価数
11
平均
3.3 / 5
神率
9.1%

レビュー投稿数3

可愛い短編集です

3作品が収録された短編集です。
可愛くて読みやすいストーリーですが、短編ゆえの物足りなさも感じました。

【あまい果実】前後編
高校の同級生で、現在はビジネスパートナーの2人のお話です。
水沢に告白して振られた過去がある樫尾ですが、その後も水沢のことを忘れられず……。

両片想いだということは直ぐに分かりました。
水沢にもう少し勇気があれば、何の問題も生じなかった2人でしょうね。
とはいえ、あっさりハッピーエンド。
表題作にしてはサラッとし過ぎかなあ……と、いう印象。
これからの2人に幸あれ!

【恋は疑惑に満ちている、続・恋は疑惑に満ちている】
優しくて面倒見のいい外面とは違い、実際は遊び人の蜂屋。
そんな蜂屋が目をつけたのはバルの店員・五明なのですが、五明は全然誘いに乗って来なくて……。

蜂屋の自信がすごい;
初対面で男が男を誘うって……ないよ。

五明を落としたい蜂谷は、五明の勤務先にバイトとして入り……と、いう展開。

蜂屋の外面だけでなく、内面をしっかり見てくれる五明に本気で恋してしまった蜂屋。
そして、クールな五明も意外とギャップの人でした。

こちらもあっさりしていますが、ビッチ受けが恋をして変わっていく姿は可愛かったです。

【恋する速度、続・恋する速度】
このお話が一番好きでした!
予備校バイトの茂木は、人気講師・王子谷に片想い中。
ところが、その秘密を地味で無愛想な講師・篠宮に知られてしまい、2人は急接近して……。

茂木がすごくいい子。
自然体で、人の良い面を見る目を持っている。
この子はいいよー、篠宮は見る目がある!

そして、茂木も誠実で優しい篠宮に惹かれていきます。

あっさりといえばあっさりなのですが、2人のさりげない優しさが効いている素敵なお話でした。


全体的にあっさりで、エロも少なめ。
ストーリーもキャラの深みも若干足りないかなあ。
それでも絵が綺麗で読みやすく、読後感も良かったです。

4

もっとみたい!

3作品あって全部よかったのですがよかったからこそもっとみたかったです!一冊に3作もあると1作品が短く感じました。でも、短いのに付き合うまでの流れがわかりやすく描かれていて急展開がなく読みやすかったし絵が綺麗で、エロは少ないけど買ってよかったと思いました。

あまい果実は、お互い好き同士だったのに受けの水沢は男同士の恋愛や攻めの樫尾の家族の事を考えて高校時代にされた告白は断って女性と付き合うことを勧めたり、樫尾も彼女をつくったりしたけどやっぱり水沢が好きで、時間はかかったけど恋人になれてよかったです。2人とも思いやりがあってあったかくてあまあまなお話でした!

恋は疑惑に満ちているは、2人ともモテそうなルックスで遊び人っぽいのに攻めの五明が誠実で、受けの遊び人の蜂屋が五明をオトそうと頑張るうちに本気で好きになり、初恋をする話でした。五明の見た目と中身のギャップがいいし恋をしてからの蜂屋がかわいくて好みなお話でした!

恋する速度は、予備校アルバイトの茂木がモテモテでカッコいい王子谷先生に恋をしていて、好きだとぼやいていたら、篠宮先生に聞かれ焦ったら実は俺もゲイだからと言われ、それを機によく話すようなり一緒にいると沈んだ心が和らぎ優しくされドキドキしたりしていた頃、好きだったはずの王子谷先生にドキドキしなくなり頼りにされて嬉しい気持ちを好きと勘違いしていたことに気づき、王子谷の頼みを断ると篠宮先生の悪口を言いだしゲイをきしょくわるいといい茂木が反論した時、篠宮先生が来て場が収まりその後付き合うことに。続・恋する速度では恋人なりたての初々しい様子がみれてよかったです。

4

優しいお話

学生時代からずっと水沢に片想いをしている樫尾。
過去に告白して「俺なんかより女性と付き合ったほうがいい」とフラレてからは
その想いを自分の胸に秘めて過ごしていたわけです。
拒絶してフラレたわけではないですが
大人になりビジネスパートナーとして側に居る、という状況は結構ツラそうだなと思ったけど
ツラさより側に居たいという想いの強さが何とも言えず健気で素敵でした。

表題作も全体的に優しくてほんわかしてちょっとあっさりしすぎかなという部分もありましたがどの作品もすれ違ったり傷付けあったり、ハラハラするようなものがなくて読みやすかったです。

0

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