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この作品も前作に輪をかけて良い!(私には)です。
こちらは、な〜んか仕事命のバリキャリ(でも心はいつでもセンチメンタルで純情で、いつでもたった1人の恋人を思っているような生真面目さを内包してる)の、外ヅラや鎧を外からぶち壊してその上で心も躰も愛してくれる、そんな相手が現れる…とゆー、何とも連ドラちっくな展開と言えば言えなくもないのだな。
今作も俺様澤村の視点で、俺様一筋に染め上げてやったぜ、クールで自分にだけ甘えてくるところがたまんねー、の受け水嶋の元カレ烏堂が登場!
一波乱あるのか?と思いきや、さすが一途で健気の水嶋は、ゆるぎなく澤村に恋しております。
気にしてるのは澤村の方。烏堂を食事に誘い、どんな付き合いをしていたのか、その時水嶋はどうだったか根掘り葉掘り…オレは烏堂よりもアイツの事を受け止めてやる、と思い定めるのだけど、ゲームの続編開発で仕事にのめり込みすぎる水嶋と衝突!
水嶋は変わりました。ちゃんと言葉にして澤村に歩み寄る。そして何でも言ってみろという澤村に何度も何度も言い淀んで、最後は耳を赤くして『恋人は、俺だけにしてほしい。』
アノ女好き合コン好きキャバクラ好きetc…&超俺様の澤村もK.O.!
「くびすじに未来の約束」
同居を始めた2人。
のっけから疲れて眠っている水嶋にいたずらする澤村。あまあま。
今回の波乱は、ゲーム開発チームの若手と水嶋の衝突です。
この辺のエピソードは「お仕事BL」としてもとても読み応えあります。
トラブルにすり減る水嶋に対して、同居する恋人として何ができるのか考える澤村。大きなオトコになったなあ、みたいな。
2人のHは馴染んだ夫婦のHみたい。『同じメシを食って、一緒に風呂に入って、おそろいのパジャマを着て……やらしくてぞくぞくする』そう言いながら足先をくっつけて。
恋人から、同居して日常を重ねて、段々家族になっていく感じ。ですね〜。
萌えというより、何だか気恥ずかしい。
「こめかみに甘い引き金」
表題作の前日譚。澤村x水嶋が奄美大島に旅行する「漫画」編です。
続編です。
「くちびるには銀の弾丸」ではひとでなしだった澤村がこうも変わるか。
水嶋の前の恋人・烏堂(年上で同棲経験1年)が現れて、不安になったり。
2話目では、同棲を始めるのですが、ラブラブだけとはいえない生活に、「なぜ一緒にいるんだろう?」と悩んだり。
それにしても、水嶋は気難しい恋人であります。日本で頂点を極めたゲーム・クリエーターで、傲慢で、自分にも他人にも厳しい。年上で、プライドが高く、隠れゲイで、照れ屋、素直じゃなくて、寂しがりや。
彼に惚れてる澤村もある意味、大変ですが、そんな恋人が可愛くて仕方ないという面もあります。
それにしても、水嶋も澤村もよく仕事をします。
恋人になったからといって、澤村は水嶋を甘やかしません。時には厳しい指摘をします。
水嶋が手がけたヒットゲーム「ぼくらのおやすみ」の続編を出すために、会社内で起こる揉め事をそれぞれの立場で考え悩み行動し、一緒に前進していこうとする二人の姿。
読後感はさわやかです。
ラストのマンガもよかった。
澤村のために、おにぎりを作る水嶋の姿がかわいい♪
ドラマCD「くちびるに銀の弾丸」を聞いて、原作も読み、すっかりこのお話の虜になっていた私。
実は、続編や作者様の同人誌でのスピンオフがあったことを知り、その後慌てて購入もしました。
レビュー時期は今になってしまいましたが、最初に読んだのは去年の事になります。
この続編も、是非同キャストでドラマCD化して欲しいぐらい、素敵なお話でした。
何よりも、1巻目では、この人ど~なのよ・・・っていうぐらいダメ男系だった澤村・・・しかも、一応両想いカップルになった後に「2人の先の事はわからない・・・」と言うようなことを1巻最後に言っていた澤村・・・
水嶋が真面目で不器用でどこかピュアなタイプな分、正直この2人の行方は大丈夫なの!?水嶋の事泣かせないでよ・・・と心配な気持もよぎっていましたが、この2巻目で不安は払しょくされました。
澤村がダメ男から脱却。真実の愛の力ってすごい・・・
水嶋一途、水嶋LOVE,水嶋を心から大切にする・・・そんな澤村の姿を見て心からほっとしたし、水嶋、本当に良かったね・・・という思いでいっぱいになりました。
更には2人の漫画も載っていて(小説キャラに掲載された作品だそうです)、漫画では2人のラブシーンも見れるし、不安にぐるぐるしちゃう水嶋の姿も、そしてそんな水嶋を実は溺愛中の澤村も見ることができます。
大満足な一冊でした。
あの、仕事はできるが不誠実で俺様で傲慢で遊び人で駄目人間で下半身の倫理観が崩壊した澤村が…
すごくいい男に成長して…感無量です。
仕事のトラブルで悩み、落ち込む水嶋を甘やかさずに欠点を言い聞かせて
水嶋「きついこと、言うんだな」
澤村「あんたの恋人だからね」
このくだりがたまらなく好きです。
同棲するようになって、水嶋の脆さや弱さを理解したうえで必要とし、すれ違って八つ当たりされてもめげずに、諭して支えて…
やべー…超かっこいい…
どうしたんだ澤村
いつからそんな懐の深い男になったんだ…
(罪悪感の欠片も無く、水嶋を傷つけた奴とは思えない)
年下なのに頼りがいがある…
小説ラストの台詞が
『そんなこと言う男じゃなかっただろう!!!?澤村!!!!おめでとうお幸せに(泣)』すぎて…。。。
なんかもうお腹一杯です
ゲーム業界年下攻。遊び人の広報×ストイックなディレクター。
年下といっても30才前後だとあまり差がない。特に攻がオレ様なので~。ひとでなしだった攻が、ベタ惚れになってるこの続編が好きで×2。オレ様度は上がってる気がします。
年下攻の何がいいかって、お願いモードなところ。「触ってもいい?」とか「動いてみて」とか。が、この攻は「自分で挿れてみな」。プチ命令系。キャー/// こんな例文ばかりでごめんなさい。名前の呼び方には年下を感じるかな。さん付と「あんた」。
祭河ななをさんのマンガがまたカッコよくって。どんなにオレ様でもいい。惚れてしまいそう。男は肩幅だ!と思うのです。