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すみません、もう一息です、私の好みまで。
攻めも受けも元エリート。
攻めが全然そんな感じをさせてないところが結構いい!
どうしても傲岸不遜な攻めが多い中で、年下攻めでも無いのにワンコのごとくの攻めは私的にはポイント高い。
傲岸不遜も好きなんだけどね。
そういう意味ではやはりカップルの相性なんだと思う。
今回の受けは過去に傷があり、現在「何でも屋」なんて商売してるのにたとえ庭の草むしりの仕事でもスーツ着てなきゃいられない人。
そこに理由があり、二人が何でも屋をやってる理由なんだけど、本当はそこがくわしく読みたかったなぁ……
いずれ続編とか出て、その辺を本編に語られるのかな?
でも私はライバルだった二人がその事件を経て、パートナーになるまでをメインでと、何でも屋の話をその後の番外編で読みたかった。
話として興味を持った場所が割愛されているので残念。
そういうわけで、ちょっと好みのツボから微妙にずれてしまっていたのでした
いまいちでした。
全体的に浅かったです。
DVなどなど扱ってるテーマ自体は深いんですが、掘り下げていないのと、考察の仕方が中二病的で、逆に陳腐になってしまったという印象です。
便利屋をやってる二人が主人公です。
二人とももともとは同じ会社に勤めてたんだけど、一人がとある事件によって強いトラウマを持つようになり、仕事ができなくなり、二人して会社を辞めて便利屋をはじめたのだ。
客としてやってきた生意気な女子高生に、いきなり身の上話をぶっちゃける冒頭からして、ナンダカナァという感じでした。
簡単に無料奉仕するのも、ナンダカナァという感じでした。お金は取るべきだと思う。
セックスはありません。
あと、攻めがなぜ受けに惚れたのか、そのあたりもよく分からなかった。同情が恋に変わったんだとは思うけど、作中ではその部分の説明がなくて、違和感がありました。
朋野の愛情が深く突き刺さる作品でした。
翠は、過去のトラウマから、何かがあると女性化してしまう……という病気を抱えている。
そんな翠を献身的に支える朋野――。
という話かなー。
とにもかくにも、朋野の愛情が深くて。
翠が少し外に出れるようになった、と言って喜び。
自分から名刺を作った、と言って喜び。
なんていうか、親が子供に注ぐ愛情並みに深い。
でもって、翠は触られるのがダメで、そういう性的な事柄から、今の状態に陥ってしまったのだから……と、何も手出しもしない……。
一緒に隣で寝てるのにね……。
でも、翠も朋野のことをちゃんと思ってて……というような話でした。
これって、シリーズ物の一つ目……なのかしら?
できれば、個人的には翠が元気になって、本当の意味で過去に縛られることのなくなった話を見てみたいなー……と、思いました。