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今まで見た事のないオメガバでした。
景介だってオメガだけど男だもんねぇ。
守られる事を嫌うオメガが、事故のように突然番になったアルファを受け入れられずに反発ばかり。
ひょんなことから番が精神的に幼くなり守る立場になって、感じること見えること。
だんだんと番のことが好きになっていく過程が丁寧に描かれてました。
精神的幼い千鶴にえっちするのは、なんだかいけない気持ちもするのですが。
ラブラブになったあとの二人が見てみたい。単行本にはあるのかな?
千鶴の過去が気になるし景介の家族は?番になったのに相手の事をあまり知らないみたいだし、続編アリかなと思ってます。
老人ホームに務めてるヘルパーさん?今後どんどん増えていく職種だし、お年寄りに優しい男性って素敵だから、今の時代にあった設定かなと思いました。
リバってところ読まないで買っちゃったんですが、私はリバが苦手です。
苦手ですが、これは読めた!
Ω=守られる存在
Ωのケイスケは、子どもの頃ガキ大将だったから、そういう考え方が嫌い。周りを守る存在だった彼が、線が細く発情期を有するΩになってしまって、自身のプライドとΩであることの精神的バランスが保てていないところが今作のミソでした。
エレベーターが止まってしまい、そこにたまたま居合わせたαの千鶴に番にされてしまいます。
千鶴は「Ωは守るもの」「不慮の事故で番になったけど、ケイスケを関係を育んでいきたい」とめちゃくちゃ連絡はしてくるし、心配で職場にも来ちゃう。
当然、守られたくないケイスケは、それに反発します。
けれど、突然の記憶退行により、2人の関係が逆転していくのが面白かったです。
BLとしても、面白かった。
守られるばかりのΩが、幼児(精神)になってしまったαを守る立場になり、セックスでの立ち位置も逆転する。
ただのリバじゃなくて、ケイスケの精神的バランスを整えていくために必要なリバだったなと思います。
本当にひょんなことから番になってしまい、お互いに名前も知らない状態からのスタートですが、幼児退行から気持ちの育み方がセックスでの立ち位置や精神的立場を逆転させるという発想がとても読み応えがありました。