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或る別れさせ屋の言い分

aru wakaresaseya no iibun

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表題作或る別れさせ屋の言い分

東雲紅也
23歳,別れさせ屋
三枝藍
27歳,会社員

その他の収録作品

  • 或る別れさせ屋の弱み(描き下ろし)
  • あとがき、人物プロフィール(カバー裏)

あらすじ

浮気専門の別れさせ屋・東雲紅也の次なるターゲットはサラリーマンの三枝藍。
依頼人の恋人である天堂という男の浮気相手だ。
東雲は好青年を装い無防備な三枝に近づき、自分に惚れさせるためアプローチを始める。早々に既成事実を作ろうとホテルに連れ込み、キスを仕掛けるものの三枝は慣れない様子で、性行為の経験もない!?
結局、浮気は誤解で三枝は天堂に片想いをしているだけと判明する。しかし初心で健気な三枝に東雲のほうがハマってしまい――!?

作品情報

作品名
或る別れさせ屋の言い分
著者
芥原圭 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784047365711
3.3

(24)

(3)

萌々

(6)

(12)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
77
評価数
24
平均
3.3 / 5
神率
12.5%

レビュー投稿数2

騙すつもりが絆された

デビューコミックだそうです。
表紙の攻めと思われるイケメンに導かれて読みました。
「別れさせ屋」という職業も面白そうで。

彼氏を浮気相手と別れさせて欲しいという依頼の元、調査し始めたがその浮気相手が男だった⁉︎というお話。
女性の依頼者に対する観察とか結構鋭くて良かったですし、ハニトラとかの仕掛けも楽しく読んでたのですが、ホテルに入る所と出てくる所を確認しないと浮気を証明できないんでは?と思ってたら。
やっぱり浮気相手じゃなかったやん…ってなりました。
基本的ミスすぎるよ、東雲くん!

依頼者の遠野が三枝の天堂に対する好意には気づくのに、女性の影には気づかないのも何となく腑に落ちない。

三枝のピュアさは、ちょっと世間知らず過ぎる気もするけど、まぁ可愛いからいっか。
東雲は見た目含めて好みの攻めでしたが、三枝への気持ちが段々高まるの描写がもっと欲しかった所でした。

気になる部分がちょっと多かったかな、という印象です。
キャラクターとか作画とか好きな感じだったので、次作にも期待しています。

このお話は不倫相手じゃなかったパターンでしたが、不倫相手だったというお話も読みたいな、などと思ったりしました。

2

言い分とは

設定は面白く、出だしいい感じだったのですが、中盤以降少し普通のテンプレになってしまった感じがありました。

標題通り、別れさせ屋が主人公。浮気相手を籠絡して欲しいという依頼から調査を始めたものの。。
ネタバレしない方が面白いと思うのであらすじなどは書かないでおこうと思います。
最初は、どの二人がカップルになるのか、それらしい登場人物もいてはっきりせず、そのあたりのはぐらかし方がうまいなあと思いました。むしろそれが面白い。

主人公は、最初もう少しすれた印象だったのですが、だんだんいい人に。
お相手は、眼鏡をとったらすごいんです、というキャラでした。中盤以降はこの二人の甘い感じのストーリーになり、ちょっと物足りなかった。

デビュー作とのことですが、ぎこちない感じはなく設定におもしろみがありました。
今後の作品も注視していきたいなーと思いました。

0

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