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カメラマンの和隆は、いつか自分が惹かれる古城ばかりを集めた写真集を発売しようと、撮影旅行をしていた。そんな中、和隆が出会ったのは、和隆が撮影していた古城の主・ルーファス。
ルーファスは、「絶対服従」を条件に、和隆に城の撮影を許可した。和隆はまだ一度も公開されたことのない白の内部を撮れるとあって喜んでその条件を飲んだが、彼が求めたのは和隆のカラダだった――!
ルーファスは和隆に、「絶対服従」の約束通り、和隆をおさえつけ、従属を強要する。逆らった和隆は、拘束され、革ベルトで繋ぎ、地下牢に閉じ込められてしまう。
最初は拒んでいた和隆だったが、鞭の恐怖と、生理的な欲求に耐えられず、懇願の言葉を口に乗せてしまう。
地下牢から部屋に戻され、一度は逃げ出すことを考えた和隆だったが、同じ時間を共有するうちに、純粋で真摯な一面も見せるルーファスに戸惑いを覚え、逃げ出そうという気持ちが萎えて行くのを感じる。
ルーファスは、どちらかというと、自分のやってることが「凌辱」だってわかってない感じがするよね。人に気持ちがあるってことが、あんまりわかってない。
「わかってない」のが一番、性質が悪いっていうけれど、でもルーファスは、「わかってないことをわかろうとしてる」だけ、まだましだよね。
誰かが教えてあげないとわかりっこないから、きっと誰かが教えてあげないといけないんだろうけど、誰も教えてあげなかったんだよね。
そういう意味では、素直な分だけ、矯正のしようがあると思います。
その分だけ、自分の欲望にも素直だけどな!
頑張って、和隆!!
結局、和隆が折れる形で物語はハッピー(?)エンドを迎えますが、まだ和隆の胸に芽生えたのは「小さな愛」だけなので、まだまだ二人の関係はこれからって感じですね。
続きはあるのかしら? という感じです。