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表題作初恋の帰る島

清水七海
ダイビングショップ店員,ダイバー,龍之進の幼馴染,21歳
桜井龍之進
料理人志望の食堂手伝い,19歳

その他の収録作品

  • スウィートキッチン(描き下ろし)
  • カバー下(キャラクター設定)

あらすじ

料理人志望の龍之進とダイバーの七海は、
同じ島で生まれ育ったたった二人きりの幼馴染で、いつの間にか抜き合いまでする関係に。
つい七海に甘えてしまう自分を変えるため、島を離れることを決める龍之進だが、七海は「離れたって変わらない。
俺はたっちゃんが一番大事」と譲らなくて――?

作品情報

作品名
初恋の帰る島
著者
綾野カム 
媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784866574660
4.2

(60)

(30)

萌々

(15)

(14)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
6
得点
252
評価数
60
平均
4.2 / 5
神率
50%

レビュー投稿数6

純粋培養・初恋・甘々

島で育った幼馴染み二人の甘々切ない初恋物語。外の世界を知ったうえでなおお互いを選ぶ二人がとてもキラキラして見えました。
定食屋を手伝うたっちゃんとイケメンインストラクター七海のカプ。この七海のブレなさ、たっちゃんへの一途なところが可愛くて、ちょいヘタレでもある意味完璧で、すごく夢のような王子のようなキャラでした。
正直苦手になることも多いタイプの攻めなんですが、七海はちゃんとたっちゃんの隣に立ってる感じがあって、二人の関係性をすごく魅力的に感じました。たっちゃんが大人しく養われるような受けじゃなかったのも良かったのかも。
たっちゃんは二人の世界だった島から出て、本土の学校に通い始めます。そこで初めて他人の目を気にするようになり、男同士に疑問を持ちます。悩みながら想い合う二人が切ない…。
最後は七海がすごく頑張って、たっちゃんはそれに応える形でケジメをつけてハピエン。二人とも必死なのがすごくすごく良かったです!
描き下ろしは変なオチに笑わせてもらいました。
読後は多幸感に浸れる作品。ちょっと甘めに神です。

2

自分の気持ちに胸を張る

幼馴染同士の恋のお話でした。
幼いときからいつも側にいて色んな思い出を共有して、自然な流れで(?)抜き合いなんかもしていて。
その行為に何か感情が伴うとは思ってもいなかった龍が七海への気持ちを自覚してからがとっても甘々で良かったです。

幼馴染の関係から恋人になるまでの王道っぽい展開なのかな?と思いきや。
その後龍が専門学校に行くことになり、しばし離れて暮らすようになってからのほうがメインだったようです。
想い合う気持ちは変わらないのに堂々と付き合っていると言えないことに悩んだり
七海が自分以外に好きな人が出来てしまったらと不安になったり。
ぐるぐる考えては俯いてしまう龍の姿を見るのがとても切なかった。
龍に対する七海の溺愛っぷりを見ていたら心変わりなんてあり得ないとわかってはいてもハラハラしてしまい…
だからこそ観覧車の中での七海の言葉には安心したし、すごく感動しました。

迷いのなくなった龍はそこではじめて七海と真っ直ぐ向き合えたのかもしれません。
これからも穏やかな幸せが続くんだろうなと思えるラストがとても素敵でした。

1

THE 溺愛攻め

島育ちの2人の幼馴染BLでした。
お初の作家さんですが、とても絵が綺麗です。

攻めの七海が受けのたっちゃんの事しか見えてないし、考えてないというような溺愛攻めでして、女の子の当て馬が出てくるのですが、全く心配がありませんでした。
ちょっとは不安にさせてくれても良かったんだぜ?w
たっちゃんは不安というか、七海のことを思って女の子と付き合ったほうが幸せなんじゃないか?と思っていたようですが。

たっちゃんが辛い時に島が見れるかも、と観覧車に乗るエピソードが良かったです。
観覧車の中で七海が言ったセリフも素敵で、ジーンときちゃいました。

濡れ場もしっかりエッチでした。
描き下ろしの◯◯に見られながらのエッチは笑えばいいのか、萌えればいいのか複雑でしたけども面白かったですwww

1

水の表現が美しい

水や島の自然の表現がきらきらと美しい1冊。
絵がとっても綺麗。絵柄と線のタッチが好みでした。

年の差2歳の幼馴染2人はいつでも一緒。
離島で暮らす幼い頃から知った仲の2人の関係性は、生あたたかいぬるま湯のようで名前がつけられないもの。
思春期の興味本位から触り合いをするようになり、近すぎて逆にこれ以上近付けない微妙な距離感…と、幼馴染ものあるあるにむずむずしてしまう。

「たっちゃん」と呼ぶ七海の表情がどれも甘くやさしい。
龍之進よりも2歳年上で、ほんの少しだけ大きい幼馴染。
七海が包み込むように龍之進を抱きしめる図がなんとも良いのです。柔らかい溺愛攻め。
こちらの作品の2人。どちらか一方がどうこうではなくて、あくまでも対等な関係性なことと、長年の信頼関係が分かるので安心して読めるんですよね。
逆を言うと2人の関係が崩れそうになるかもなんてハラハラする展開にはならないとも言えるのですけれど…
島という2人が安らげる場所を出た時に見えてくる、自分以外の外の人間と幼馴染のやり取りを見ての焦りや独占欲のようなものがちらつく様は、この2人なら大丈夫だろうなと思っていてもおいしかったです。
1周15分の観覧車の使い方が良かったなあ。攻めも受けもどちらも好感が持てる人物でした。

欲を言うのなら、島設定が魅力的だったのでもう少し島での生活が見たかったかもしれないなと。
信頼関係が強い2人のあと1歩を見守りながら安心して読める1冊でした。
七海のダイビングシーンと雨の表現が本当に綺麗。

1

二人はいつでも一緒

 おばあちゃんのお店を手伝っている龍之進とダイバーの七海のお話です。二人は小さい頃から一緒にいる仲で、高校生になる頃には、二人の関係は幼なじみから恋人になっています。
 龍之進が料理人になるために、離島から本土へ行くので、二人は初めて離ればなれになります。本土に行っても二人の気持ちは離れないし、たった一人の相手、お互いがお互いのことを求めているところが良かったです。故郷の島でもずっと二人は仲良しです。離島、海の景色も癒やされます。

0

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