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夢や目標があるけど、家庭の事情で儘ならない。でも諦めるでもなく、誰かを恨むでもなく、自分の持っているものを切り売りして、自分の力で掴み取っていく。未来に希望があるから
学び続けるために、家庭教師と関係を持ってから、パパ活ならぬママ活をしてきたナギサ。誰にでも優しくて、でも、心の距離を保っているユキ。若者を助けるクラファンで出逢った二人は、プラトニックな援助関係を構築していく
何か決定的なことがあった、とかではないけれど、一緒にいれば情も湧くし、ナギサ→ユキは不可避だよなぁ。なんの対価もなしに、自分の夢を応援してくれる、やさしいイケメン、だもんなぁ、、
刺激はないけれど、心がフワッとあたたかくなるお話。こんなお話もたまにはいいな〜
トローチってタイトルが気になって取ったんですが
トローチ出てきました?最後まで分からなかったーーー
甘くてちょっと苦くて少しづつ溶けてく感じがトローチ?ってことなのかな。
白衣?医者になったの?あ、まだ学生か。
と、年数がどれだけ経ったのかとか、
どっちの誰のセリフかな?と把握しづらいところはありましたが、
雰囲気や物語運びが好みだったので、じっくり読むことができました。
お人好し足長お兄さん(ゆき)の
生真面目で無自覚人たらしは厄介だけど、だからこその無償の優しさに
つんけんしてた凪砂が絆されて、グルグルしちゃうのや
二人のちぐはぐなやりとりが楽しくて、
どんどん凪砂が引き込まれて変わっていくのが良かった。
ある意味ヒドイ男です、ゆきは。
ふんわり終わるのも、これはこれで味があるかな。
描き下ろしでの、ゆきのグイグイ迫りっぷり、
気持が出せるようになってからの愛情発揮っぷりが良かったので
本音を言うとくっついてイチャイチャしてるところ、もっと見せ欲しいところ!!
こうやって、じんわり距離が縮まっていくの良いなぁ~と感じられ、
もう1編の短編も友達なんだけど…モダモダして爆発しちゃうの好きなので楽しめました。
若者の夢への挑戦を応援するクラウドファンディング。だがしかし、こちらは面向けで、実情は出会い系アプリ。こんな使い方絶対だめー!!と言いたいところですが、このご時世本当に汚い欲の大人たちなら考えそうーと妙に納得してしまいました。なかなかない設定で面白いですよね。
お人好し研修医ユキ×男子高校生、凪沙のこのアプリを通じて出会ってからのお話。男子高校生のアプリ登録の動機は不純だけれども、ユキからの想いによってどう転んでいくのか、、?
是非読んでみてください。
とにかく分かり辛いです。セリフで倒置法が多用されてるんですが、ストーリー構成も同じ感じで、先のシーンの意味が後からぼんやり分かってくるような。ただそのやり方が作者だけが納得してる自己満足の極み状態なんですよね…。
趣味で書いて投稿サイトに載せてる漫画みたいで、編集通ってこれっていうのはちょっと信じられないです。
出会いのツールにクラウドファンディングを使ってますが、普通に出会い系アプリでも良くて、無理して流行りのツール使ってみたのかな?って感じ。他にもいろいろおかしくて、医療従事者が白衣を着たまま帰宅なんてありえません。
萌えとかBLとかそれ以前の問題で、漫画として商業レベルに達しているとは思えませんでした。作者一人が気持ちよく描いてることだけはとてもよく伝わってきました。
あらすじを拝見して面白そうだなと思って手に取りました。はじめてお見掛けする作家さまだなと思ったら、今作品がデビュー作なんですね。おめでとうございます。
ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
高校生が「エンコ―」と称して身体を売る昨今。
そんな現状を憂い、純粋に困っている子を助けたいと思った研修医のユキは、とあるアプリを介して一人の高校生に出会う。が、会ってみればその高校生・凪砂はお金で身体を売っている男の子だった。
医者になりたいと思い、けれど家庭の事情で進学が危ぶまれている凪砂は、そうして金銭を得ていた。そんな凪砂に、ユキは身体を売るのは辞めるように諭し、そして自分の家に住まわせ金銭的な援助を始めることに。
はじめはユキの意図が分からず困惑する凪砂だったが―。
というお話。
んー。
ごめんなさい。
バッサリ言ってしまうと、話が全然繋がっていない。
凪砂が医者になりたい、という夢を持っている。
という重要な部分ですが、これ、凪砂の言葉ではっきりとそう言っている描写はないんですね。研修医であるユキが、凪砂の持っている赤本を見て「母校の赤本だ」というシーンがあって、だから凪砂が医師になりたいと思ってるんだな、ということが分かる。だけ。
そして凪砂が高校を卒業したときも。
受験に受かった、医学科に受かった、進学した、といった描写はありません。
高校卒業間際に、どこに住むの?と凪砂の友人に聞かれるシーンがあって、それで「凪砂は高校を卒業するんだな」と、わかる。そして「進学」という描写がないのに、一気に「進級」という書き方がされていて、話が飛び過ぎじゃなかろうか…、とかね、思ったりしました。
もっと言うと、何の見返りもない中、ユキが凪砂に援助する理由。
それにユキがほだされていく理由。
そういったものが、まったく、さっぱり、全然、読み取れない。
始めは単純に困っている高校生に少しだけ手を差し伸べることができたら。
そういうユキの好意から始まりますが、それにも全く共感できないというか…。
全く個人的なことですが、わたくし、家族に医療従事者が多くてですね。
たぶん、内情にはまあまあ詳しい方ではないかと思いますが、研修医って暇じゃないし、お金もないんですよ。なのにユキがなぜ、全く見ず知らずの高校生のためにあれだけ色々できるのか、そこも全く理解できなかった。
ユキという男性はお人よし。
困っている人がいれば助けてあげたいと思うし、でもそこに損得勘定はない。
という人物像を描くためでしょうか、女性の「友人」が、彼女の私物を持ち込むほど頻繁にユキの部屋に寝泊まりしている。そしてユキが不在の時でも家に入り込んで食事を作って待っている。
という描写があります。
子どもじゃあるまいし、一人暮らしの男が女性を家に入れるということの意味が分かっておらんのだろうか…。「お人よし」というよりも、人の感情の機微に疎いだけなんじゃないのかなー、とかね、思ったりしました。
で、そんなユキが、なぜ凪砂でなければならなかったのか、という部分も描かれていなので、話に入り込めない。
今巻には終盤にもう一話、短編が収録されています。タイトルは「純情にスコール」。
大学生の男の子たちのお話です。
これもねー。
んー。
主人公の男の子たちが表題作のユキ×凪砂とビジュアルがめちゃめちゃ被っていて、さらにタイトルも微妙にかぶっていることもあって、読み始めたとき違う話だと気づかず、あれ、なんでこんな話になってるんだっけ?と困惑しました。
こちらもバックボーンはツボなんです。
女の子にもてるのにゲイのユウと、ユウが恋してしまった女の子のことが大好きな学。二人のモダモダな感じがとても好き。が、こちらも話が一気に飛んでしまうので話についていくのが大変でした。
表題作、そして短編の「純情にスコール」。
2話とも濡れ場はほぼありません。キスシーンくらい。
出会ってすぐに恋してエッチして。そういったBLがお好きではない方にはお勧めかと思われます。すれ違いながらも少しずつ心を通わせていく男の子たちの甘酸っぱい恋のお話。
が、いかんせん、それを読み取るのに苦労しました。低評価をつけてしまって申し訳ない。
絵柄は綺麗ですし、設定やストーリーの大筋はとてもツボに入る作品を描かれる作家さまなので、次回作に期待したいと思います。