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小説
電子版に挿絵が無くて、がっかり。
好き好きなので、多分これはよそ様にとって参考にならない感想です。
人柄重視で選ぶ恋なら、オメガバース設定は必要なかったのではないかと思った。
運命の番というけれど、一音は鈍くて運命にあまり縛られてはいないし。
オメガバースのマイナス面を活かした展開で、ゲーム性を感じない作品に感じました。
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インテリア小売店に勤務するオメガの一音は二十六歳。
両親のように仲睦ましい夫婦になりたいとずっと思っていた一音は、マッチングサイトに登録する。
最初にマッチングしたのは、三十歳・商社勤務の超エリート、賢悟はベータ。
ベータであることに抵抗を感じながらも、惹かれる一音、一晩共に過ごす。でも以後、一音は再会を断る。
次に念願のアルファ男性、安斉からマッチングの希望を受ける。
一度会っただけで、安斉は運命を感じて結婚を要望してくるが、一音は踏み切れない。
安斉のフェロモンの強い誘惑に恐怖する一音。
悩みながら、一音が選んだのは・・
予想通りの展開。
まずはこのストーリーはオメガバだということ。
読み手はアルファ✕オメガを期待して、私はですがやっぱりスパダリを期待してしまう。
主人公一音がマッチングアプリで知り合ったのは、ベータ。
あぁ、いずれこの人とくっつくんだろうなというのは序盤からわかってはいましたが、途中から出てくる完全に当て馬のアルファにウンザリゲンナリしました。
ここまで悪者にして、ベータをよく表現しすぎです。
むしろ、アルファも素敵な男性にして、取り合った挙げ句にベータを選ぶ設定なら良かったのに…。
あまりのクズっぷりに読んでいて萎えてしまいました。
ラストは想像通りの結果に。
設定は面白そうだったのに、少し残念だったなぁ。