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表題作25才ビッグベイビー 下

難波 川
しっかり者,記憶障害で子供返り
西宮 春
スボラの小説家

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

「おっちゃん 俺にもキスして」
未だ子供返りしている川に下半身の不思議を相談され、ダイレクトにお手伝いしてしまった春。
それ以来川にやたらと懐かれた春は、恥ずかしさと戸惑いから元施設仲間の冬に相談を持ち掛ける。
清廉潔白だった幼馴染2人の関係が、幼い恋心をはらみ変化して…?描き下ろしはその後の2人

作品情報

作品名
25才ビッグベイビー 下
著者
夏のティー  
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
スーパービーボーイコミックスDX
発売日
電子発売日
ISBN
9784799750339
3.8

(26)

(6)

萌々

(12)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
98
評価数
26
平均
3.8 / 5
神率
23.1%

レビュー投稿数3

リスタートの始まり

頼れる幼馴染みが記憶障害により子供に戻ってしまい、
シッカリ者だったハズの彼の内面が露わになるお話の下巻。

上巻のレビューに書きましたが、
後半に向かうにつれてドタバタ度が増した気がします。
でもBがLしてるラブ度は下巻のほうが断然強め…!!

恋愛になるとポンコツな春が個人的嗜好から外れたのと、
流れがわかりづらい部分があって評価を1つ落としました。

面白いのは面白いんだけど、
下巻はちょっとハマりきれなかったかな…(。_。)
(でも上巻は神レベルですごく好きなんだよ~~!)


さてさて。

上巻でオナニーを知らない川にやり方を教えた春。
罪悪感と居たたまれなさで心が死にそうになってます。

そんな春の心を知ってか知らずか、
川は以前と比べてくっつきたがるようになって…。
対応に困った春は同じ施設育ちの旧知に相談しました。

しかしそれがキッカケで
「キスしてください」と川が我が儘を言い出し、
春が突っぱねても突っぱねてもグイグイ押して、
ついにキスーーーー!となったけれど…と展開します。


キス以降はドタバタ感が強めでした。
それは春が恋の自覚で大パニックだったり、
川が我が儘を言えるようになった結果でもあります。

良いことだ。良いことなんだけど。

川ってこんなヘタレだったのか!というギャップと、
春って天然ゆえにまぁまぁ無神経なとこあるね…と。

なんかね…、幼い頃からずっといっしょにいるのに
なぜ恋愛に発展しなかった理由がよくわかった(;`・ω・´)

一方は我慢強くて押すのが下手だし、
一方は自分への好意に鈍感で理解してないし、
凹と凹じゃ始まるモノも始まらねぇよッッ!ヾ(*`Д´*)ノ

この焦れったさが萌えといえばそうなんですけどね。
ドタバタ感のが強くて個人的には期待してたほど切なキュンがなかったかな;

けれど川が甘え方を覚えたのが嬉しいです…!!
回想で我慢ばかりしてきた姿が切なかったけれど、
今は本音を言えて、素直に嫉妬して、素顔を出して。
もう冒頭のようなシッカリ者の川は居ないけれど良かったなと思いました。

あと春の扱い方も覚えたようなので、
きっとこれからは凹凸が噛み合った仲になりそう♪

幼馴染みのリスタートラブ、面白かったです(﹡´◡`﹡ )

4

受けの前で性格作ってる攻め

 元々ヘタレというか、情けない? 性格の攻め。過去に受けが言った「しっかり者が好き」って言葉をきっかけに、受けの前でだけしっかりしたお兄さんを演じる。
 記憶喪失を機にその皮も剥がれて、弟ワンコ属性みたいになるところが可愛い。
 攻めが精神だけ幼児退行するシチュが好きなので、どストライクだった。
 欲を言えば、幼児退行した攻めに対して、受けが庇護欲とか母性本能抱いてくれたら神評価だった。
 気持ちが追いついてないのはわかるけど、正直に打ち明ける攻めに対して、受けが避けたり拒絶するのはムカムカした。
 初エッチ失敗からの、受けの再挑戦の誘い方が可愛い。

0

素が出せるということ

事故に遭ったことで記憶を失くし未だに中身が子供のままの川と
春がどのように恋愛に発展していくのだろうかとわくわくして読み始めたのだけど…
恋愛へ発展という意味ではわりとあっさりしていたなと感じました。

春は川の気遣い出来る性格やお洒落に興味があることなどはわかるのに、川からの好意は全く気付かなかった、と。
施設にいた時から川が春を好きなのは周知の事実で、ほとんどの人はふたりが付き合っていると思っていたほどだというのに
春はそれすらも分かっていなかったのはなんとも言えない気持ちになりました。
春がびっくりするほど鈍感で、どれだけ恋愛への興味が薄いのかが見えてくると
その後ふたりが丸く収まる結末にほんのり違和感を覚えてしまいました。

でも「兄のようだった」川は素の自分を出せるようになり、そのことで春も以前よりはしっかりした人間になって。
ふたりは恋人になることも出来て、彼らにとっては良いことしかなく、幸せなお話として終わってくれて良かったなと思いました。

1

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