ボタンを押すと即立ち読みできます!
笑ってしまったのが、作品中に「ロックハート家の独身男たちは、このところ次々日本人の青年と恋に落ちている」とあったところ。
ほんとにそれ!
ロックハート家出身攻め×清楚系日本人カプが大豊作すぎて、もう誰が誰だったかわかりません。
でもまだ続いて欲しい。
今回の攻め、ラッセルは歴史オタクで、恋愛の駆け引きが楽しめるタイプではないので今更恋愛など‥‥とうそぶいてはいるものの、ついつい樹が気になってしまう。
樹も最初こそ長身で体格の良いラッセルに威圧感を覚えていたものの、ラッセルに出会うとつい高揚感が……でも相手がゲイとは限らないし…この気持ちは抑えなくちゃ……、と。
出会って恋心が芽生えて、相手を見ては悶々とする二人の心のうちを両視点で読めるってところが、この作品の良いところですね。
そんな二人の恋と同時に、何らかの事件が起きるのが神香さん作品の特徴だと思いますが、今回は犬の失踪やら、ラッセルに執着するストーカーやら、政治思想団体絡みやら、と盛りだくさんです。
電子書き下ろしSSに「一生分のアクシデントを経験したのではなないか」と樹が感じているけど、ほんとそう。
ここも楽しめました。
突っ込みどころとしては、監禁部屋での初エッチ。
このまま合体せずに万が一殺されてしまったら、死んでも死にきれないということで初エッチにのぞむんだけど、監視者の存在感が皆無とはいえ、いつ戻ってくるかわからない状態でよくやるなーと。
最後が駆け足というか、え?!ここで終わり?と。
もちろん全部解決しているけど、解決したその場で終わってしまっているので、もう少し余韻のようなものがあっても良かった気がします。
電子には「御曹司は愛犬家と愛を深める」というSSがついていて、それが後日談の形式なんですね。
あれこれ振り返りようやく人心地ついた二人が、別荘を去り、ポートランドへの新生活、そして数十年先の未来へと思いを馳せる。
これは電子特典じゃなくて本編に入れたほうが良かったんじゃないかなぁ。
あのロックハート家の御曹司、ラッセルが今回の攻め様です。グレイグは彼の甥です。
もちろんこちらの作品だけでも充分楽しめます。そろそろ家系図が欲しいですね。
ニューヨークでしつこいストーカー女に刺され田舎にある伯父の別荘へ引っ越し母の姓を名乗り暮らしていたラッセル。セフレはいても恋したことがなく結婚もしないだろうと思う38歳の将来設計も考えるお年頃。
神香さんのお話らしく、出会ってしまうのですよ!美しい日本人青年、樹に!
少しずつ距離を縮めお互い恋に落ち、ロマンチックな告白とキス。
今作は愛犬家とタイトルにあるように犬ちゃんも大事な役割を持っています。
あらすじにある通り愛犬誘拐事件やらもう一件さらにもう一件と事件に巻き込まれます。
また今回の受け樹は童貞で過去の出来事から恋愛や大柄な男性には奥手ですが、ラッセルに恋をしていつか来る初エッチに向かって結構積極的です。
事件に巻き込まれ、生きてるうちに!後悔したくない!と、え?今?ここで?な状況で結ばれ…。(でも全部ではない)
ここで終わり?もしかして続編あるの?まだ将来的なこと話し合ってないけど…。
それか新しいカップルのお話にその後が出てくるのかな?
あとがきもendもないのでどうなんだろう?
お約束はバッチリありました♡巨根の一族の名に偽りなし!
ラッセルはゆっくりゆっくり樹を怖がらせないように…と思いながらもムラムラで、樹をオカズにしたり。樹もうまく出来ないと恥ずかしいとラッセルをかわしつつ、ラッセルを思い浮かべながら一人で道具で準備を進めたり。わりと清いお付き合いが続きます。溺愛変態度は低めかな?
このシリーズは大好きで全部紙本で揃えています。特に好きなのは初恋略奪方程式です。
セレブアメリカ人とうぶで謙虚で控え目な日本人カップル。切なさほどほど甘くてハッピー。落ち込んだ時や読む気力が出ない時などに取り出したいシリーズです。
ストーカーに傷つけられたもの同士
ストーカーに刺され、ほとぼりが冷めるまで親類の別荘に避難してきたラッセル・ロックハート(攻め)。
ストーカーから逃げるためと大学院へ行くための資金稼ぎに小学校教師をしている細川樹(受け)。
樹が保護施設から引き取った愛犬タフィがラッセルの住む別荘に迷い込んだことで2人は出会います。
もう会わないと思っていたのにいく先々で思いがけず出会い、近所の犬の行方不明事件が多発したことをキッカケに親しくなります。
ロックハート一族第何弾になったかもう分からなくなってきました。
と言いつつ全部持っているのですが(笑)
今回も恋をしたことのない巨根男性です!
今作は事件がてんこ盛りでした。
ストーカー傷害事件から始まり、飼い犬誘拐事件に反政府組織に再びストーカー傷害事件と次から次へと‥
そんな中で少しづつ距離を縮めようとする2人が焦ったい。
そんな中で、樹が自慰するのに持っていたディルドやらのエログッズが見つかった時のお互いの居た堪れなさには笑ってしまいました。
2匹の犬たちがいい緩衝材になってくれました。
そんなにゆっくりがんばったのに、結局命の危機かもしれない事態に陥って、後悔しないようにと急いで済ませてしまったことがとても残念。
それにしても、接近禁止令が出るくらいの娘を放置し、娘可愛さに障害事件を揉み消し、対策をとると言いながら中途半端にして何度もラッセルに痛みを与えた女の父親の上院議員め、今度の選挙で落選しろ。
他の方も仰っていましたが、ほんとうにこれで終わり⁉︎という終わりでした。次のページがなかったらとき、思わず叫んでしまった。
ラッセルがロックハート家の人間だと知り、覚悟を決めたところで終わってしまったので、できればもう一章欲しかった。
電子書籍の書き下ろし「御曹司は愛犬家と愛を深める」
2人は一軒家を購入し、樹は大学院への準備に入り、ラッセルは講師の仕事を再開することになります。
引越し準備も終わり、最後の日を別荘で過ごす2人の話。
電子書籍だったので、その後の2人が読めたには良かったですがこれは本編に入れるべきでは?
結局、そこでもなかったやり直しエッチは読みたかったな。