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表題作魔女と猫

須藤正輝
運び屋,使い魔
宇野寿一
「猫」の魔女

あらすじ

手を取ったなら
地獄の果てまで
裏社会の運び屋×魔女の末裔
契約から始まるエスケープラブ

表向きは配達員だが、夜は裏社会の"運び屋"でもある須藤は、
ひょんなことから気になっていた隣人の宇野と鍋をつつく仲に。
酔いつぶれた宇野と添い寝し、翌日からやけに距離を取られてしまう。
下心に気づかれたかと不安になっていると、街で宇野がカタギではない輩に絡まれているのを見かけ、
反射的に手を取って逃げ出した。
敵からの攻撃を受けた瀕死の須藤を救ったのは、魔女の末裔・宇野との契約──。
魔女であるが故、宇野は世間から隠れ生きてきたことを知った須藤。
追手から逃れるため、逃亡資金を取りに自宅に戻ると、追手が待ち構えていて──!?

作品情報

作品名
魔女と猫
著者
黒井よだか 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
&.Emo comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784796415118
4.4

(244)

(164)

萌々

(46)

(24)

中立

(3)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
30
得点
1079
評価数
244
平均
4.4 / 5
神率
67.2%

レビュー投稿数30

No Title

表向きは配達員だけど裏社会の運び屋でもある須藤。ずっと気になっていた隣人宇野と言葉を交わすようになるけれど、宇野には秘密があって距離を取られてしまい…。
実は魔女の末裔である宇野。使い魔との契約、魔女を利用したい奴等からの襲撃…という斬新な設定に惹き込まれた!敵対する夏美と啓悟の不気味さよ。
家族や大切なものを失い人との関わりを避けて生きてきた孤独な二人が、初めて手にする愛し愛されるかけがえのない存在。
常に狙われる危険と隣り合わせの生活だけど二人なら乗り越えて行けるだろう。現代の魔女と使い魔の稀有な関係が尊い。

0

すべては契約から始まった現代ダークファンタジー

魔女と使い魔VS魔女と使い魔
裏社会で運び屋をしている人間×現実世界に潜んでいる魔女のお話。
そしてこの魔女、善人すぎる!
私の中で、かなり上位に入る神本に出会えました。


私なりの読み終えたこの気持ちが溢れでてたまらないので、ここに全部書かせていただきます。


まず、最初に好きになるのは須藤の方で、寿一は須藤に対して中々心を開かないんですが、だんだん心を開いていく様が細かく描写されていてとても萌えました。
最後の須藤のことを名前で呼ぶシーンはやっと心を開いてくれたんだ!と完璧に分かるシーンで感動でした。


ふたりとも過酷な人生を送ってきたけど、心は純粋だから’’デート’’とか’’恋人’’っていう言葉には照れちゃうとか可愛すぎて......


途中の連れ去られていく瞬間も連れ去られたあともずっと信じ続けていた寿一をみて、「寿一の中でここまで須藤の存在が大きくなっていたんだな」とハラハラしながら寿一の須藤に関する愛の大きさを感じました。


特に最初、寿一に好きという気持ちは無かったため最初は致す行為も魔力供給のためだけだったのに、一緒に逃げながら過ごしていく中で、須藤に惹かれ恋に落ちたとわかったあとの致すシーンは両思いになれたふたりの気持ちがでていて、こっちにまでふたりの幸せな気持ちが伝わってきて心の中で祝福と感動の嵐でした。


そして、寿一の須藤に対しての好き好きが全面に出ていて可愛すぎ。



それに、ふたりの過去が切なすぎるて.........
どうして、須藤があんなにヘラヘラしているのかも原因がわかるともう....
どちらも人の温かみを諦めながら、孤独に生きてきたんだなと思うと、本当にふたりは出会えてよかったなと思いました。



こんな感じの切なさもありながら、実は戦闘シーンも多め。



だけどそのシーンがこの作品の魅力をさらに引きを出していています。全然邪魔しません。特に使い魔同士の戦闘シーンは白熱です。寿一が夏美たちに連れさられたて取り戻そうとするシーンは、手に汗を握りました。


戦闘中でも、寿一を助けようと必死に戦っている姿や寿一の為に自分を犠牲にしてでも助けようと、自分で自分のことを傷つけて密かに戦いの練習をしているんだろうなと想像させるシーンはすごく、寿一のことを大切に思ってるんだな伝わってくる描写で、’’この作品に戦闘シーンはなくてはならない’’ そう思わされる作品です。




そしてもう一つ。この作品の隠れた魅力といっても過言ではないのですが、実は敵として登場する使い魔の夏美×魔女の啓悟もとってもとぉーても魅力的なんです!啓悟がどうして純一を狙っているのかを分かった途端、私の中の脳内が敵認識から推せるふたりに変換されました。そして、同時にいたたまれなくなりました。

そして、それがわかったあとの寿一の反応や啓悟の助けたい人が打たれたという電話の後の寿一の対応。お前はどこまで善人なんだ!もう魔女ではなく天使だろ!


夏美はあんな感じで凶暴だけど、すべては啓悟の為だったのかと思うと夏美の好感度がロケット並の速さで上がりました。いや、推せますね、このふたり。


どうやら、夏美と啓悟のスピンオフがあるらしいので早急に読んでみたいと思います。

0

『不幸✕不幸=幸せ』の方程式

あばばばば…なんというラブバイオレンス…魔女の契約設定がエロス…不幸…この2人不幸…2人なら幸せ…。

【アパートの隣の住民が誰かに絡まれているところを助けた須藤は発砲を受けてしまう。目が覚めるとベッドの上で助けた相手の寿一が股がり、本契約しないと死んでしまうと言い…】

タイトル通り、魔女のお話です。寿一が魔女。魔女は使い魔を持てるのですが、その契約がセッ…なのです。その辺りは他にもありそうな設定ですが、なんか、このお話はめちゃくちゃエロス。2人が不幸で孤独だからですかね?初めて肌を合わせる相手が不幸同士で幸せになるの、たまらない…。

主人公たちのキャラに関してはそこまで破天荒に言い及ぶこともなく、2人とも善人。須藤は?という気もするけど、多分善人なんですよねーこれが。善人の不幸同士がくっつくのホントに好き…なにこれ、私の性癖?(笑)

スピンオフも出ている別の魔女と使い魔。さすがに人気ありそうですね。でも私、痛いのが苦手なので、バイオレンス系のヤクザものが得意ではなく、おそらくそちらは読めません。だってこの2人、めっちゃ痛そうだもの…!この本でもかなりバイオレンスなシーンは多く、ちょーっと流し読みしてしまいました。流し読みの中でも迫力のあるシーンで、作家さんの画力が窺えます。

画力といえば、エロスなシーンもめちゃくちゃエロスです!あの、契約だからやってるんじゃないってとこのあの、あのシーン、すっごくラブでエロスで良かったです!そして描き下ろしは鼻血が出るかと思いました(笑)

最後に思うことは、どうか2人がこれからも幸せに暮らせますように。

1

No Title

魔女の犬から、気になって読みました。
魔女の犬が敵側とは聞いていたのですが、敵とは分かっていても、、萌えます。夏美の啓悟愛が節々にあります。
啓悟の名前を他の人に呼ばれるのも気に入らないし、啓悟の望むことは全てやるっていうところ。本当に愛の深さを感じます。残機が1しかもうないのが、、、辛い真実でした。次夏美が死んだら終わり?なのかと思うと、、、。
魔女の犬であった啓悟と夏美のツンイチャ、続編でもっと見れることを祈りつつ。

笑ここまでずっと、啓悟と夏美しか書いてないので、わかるとは思うんですが。
私個人は、魔女の犬派です。好きな性癖にもよるかとは思うのですが、魔女の犬からじゃないと私ははまっていなかったかなと、。
同作家さんのオメガの婿取りも好きなのですが、魔女の犬が好きな人はぜひ、読んでください。

1

ある意味物凄く健気な魔女と猫

黒井よだか先生の既刊作品は殆ど拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
シリアス 4
血表現 4
健気 4
エロ 3
な感じだと思います。

須藤さん×寿一くんのカプです。

表向きは配達員だが、裏では運び屋の囮や護衛をしている須藤さん。そんなある日、いつも無視されていた隣人の寿一くんと距離が縮まるようになる。しかし、街中で寿一くんがカタギじゃない相手に絡まれているのを見掛けた須藤さん。助け出そうとするのだが、相手の凶弾により瀕死の状態になってしまい…。

まず、表紙の須藤さんの肩口に鉄パイプが刺さっているので、お察しの通り今作は血表現が沢山あり、暴力や自傷、命の獲り合いなど、オンパレードですね。それとバトル漫画かな?ってくらいの過激で格好良い流血アクションもあります。

本当は現代の裏社会を舞台にしたダークファンタジー物で、契約した相手を使い魔に変えることが出来る魔女の寿一くん。そして魔女の寿一くんと契約し、猫の使い魔となった須藤さん。怪我をしても治せたり、命の数だけ生き返れるようになった須藤さんは、魔女狩り連中に狙われている寿一くんを守ります。

ということで、沢山怪我をしたり血を流しますが、大体が怪我を治せる使い魔達なので、そこまで痛々しさはないかもしれません。因みに命を落とすのはモブキャラばかりが複数人なので、メインカプ達は一応無事なのでご安心を。

殺伐で血生臭い描写が目立ち気味ですが、ちゃんと絡み描写もあり、修正の緩さと程良い筋肉質な身体が肉感を唆るので、とてもエロいです。

理不尽な目に遭いながらも必死に生きる寿一くんと過去のことから自身を蔑ろにする須藤さん。そんな2人がお互いを求め合い救済し合う姿が健気で胸を打たれます。登場人物の心理描写や作り込まれた独自の設定にも惹き込まれますので、是非とも読んでほしいです。

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