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犬嫌いは狼王子と契りを結ぶ

inugirai ha okami oji to chigiri wo musubu

  • 電子単行本
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表題作犬嫌いは狼王子と契りを結ぶ

オドゥ
25歳,獣人国オイラッドの第四王子
ジェレミア
20歳,小国エルスーリアンの第三王子

あらすじ

小国エルスーリアンは隣国からの干渉を阻むため、軍事大国である獣人国オイラッドと同盟を結ぶことになった。その条件として提示されたのが、王子をひとりオイラッドに送り、向こうの王子と義兄弟の契りを結ぶ…というもの。こうしてエルスーリアン第三王子のジェレミアは侍従エーリクとともにオイラッドへと赴くことに。だが、ジェレミアは幼い頃、野良犬に襲われたことがあり犬が大の苦手。狼に似た獣人が暮らすこの国でうまくやっていくことができるのだろうか…と不安でたまらない。出迎えてくれたのは第三王子オドゥと第四王子ムング――礼儀正しく理性的なオドゥ、そして押しが強く子供っぽいムング。どちらも勇敢で優れた戦士だという。さっそく執り行われた両国の同盟締結の調印式の後、国王から二人のうちのどちらかを選んで契るように言われ、己はただの人質だと思っていたジェレミアはこれが婚姻であったことを知り、ひどく戸惑うのだが…。

作品情報

作品名
犬嫌いは狼王子と契りを結ぶ
著者
かがちはかおる 
イラスト
あす 
媒体
小説
出版社
シーラボ
レーベル
ラルーナ文庫オリジナル
電子発売日
4

(3)

(1)

萌々

(1)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
12
評価数
3
平均
4 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数1

狼!獣人!

とても面白かった。
もともとかがちは先生の作品は読んでいて、読むたびに
おもしろー、泣いてしまうーって思ってたのだけど、
どうも獣人攻めが個人的にツボだったようで
(この作品ではっきり気付いた!)
もう、ほんとオドゥたまらんってなりました。
銀色ふさふさかつ大きい体の狼なのに理知的で誠実温和って
好きなもの詰め込まれすぎ。
受けのジェレミアも普通の王子具合が絶妙で、そんな子が
色々気づいたり強くなっていく、けど無理やりじゃない成長
ものでもあって、すがすがしいお話。
文章にも登場人物にも品を感じるし、端正な文章の中にも
おかしみみたいなものも散りばめられていて、こう感じるのも
作家様と読者の相性によるものかもしれない。
もっと商業でバシバシ書いて欲しいな〜

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