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今年ナンバーワンの作品です。
何処へ行っても売ってない程の人気ぶりでした……。
近所の本屋で見つけた時は抱きしめて帰りました(笑)
ワガママ三昧・プライドが高く人の事などお構いなし!という性格最悪な主人公・北嶋は
ホテルマン・牧田と出会い恋に落ちていくのですが……。
北嶋さん……女の人にモテているのですが、それは相手から告白されたのか分かりませんが、牧田に対してのアタックがまるで女子高生です(笑)痛々しいし、あからさまだし、もぉ見ていて、こっちが恥ずかしいぐらい牧田が好きで好きでしょうがない!という態度で……最初に出てきた性格なんて忘れてしまうぐらい可愛くなります!
子供っぽいけど直球な北嶋に振り回され、牧田も絆されてしまうのですが。
最後のHは凄い……エロいです。お二人とも。。。
女の子っぽい受け方をする北嶋が可愛いですw
牧田はエロオヤジ炸裂で死ぬほど恥ずかしい……!!!!!!
かわい先生が牧田視点で描く同人誌「恋は遠い日の花火ではなく」を刊行されましたが、萌え死ぬかと思いました(笑)視点が違うだけで雰囲気が変わりますねぇ。
想われる側の辛さとか、幸せが伝わって「牧田さん良かったね……」と呟いてしまった程。
牧田の離婚した状況も解って十二分に楽しめました。そちらもおススメですw
私は、かわい有美子先生の本にすっごくハマっているのでこの「透過性恋愛装置」の評価が良いので探してやっと手に入れましたっwwそして、その日に読破しましたww
大人の魅力のホテルマンの牧田×自意識過剰の若手建築士の北嶋なんですが、まず受けの北嶋はとにかく俺様?わがまま?性格悪い?な感じなんですっww
前半までの北嶋は、もうどうしようもないのですっww
そんな、わがまま王子の北嶋ですが、恋をして変わるのですっ☆彡
そのお相手は、よく出来た大人のホテルマンの牧田なのです。
もう、出来すぎな人ですよ、牧田さんは。
あることがきっかけで、北嶋は牧田にいちゃもんをつけにいくのですが北嶋は牧田の紳士な態度に惚れてしまうのです。まさに初恋です。
そして、プチストーカーになるのですが。
そこから、告白→玉砕してしまいます。
が、しかし、なんだかんだで北嶋の直球勝負に見事牧田はほだされますww
そして、牧田は意外にエロかったですww
最後に牧田目線のお話があったのですが、北嶋は牧田が絡むと乙女になりますっww
そして、私は北嶋が好きになったのでこの後になるのかな「月一滴」絶対読みますっ!!
面白かったです!!
本の装丁は『上海金魚』と対を成す、金と緑を基調とした落ち着いた雰囲気であるが、内容はまるで真逆を行くような、かっとんだ「キャラ小説」といってもよいだろう。
それと同時に前作の主要人物の違った一面も表現され、地続きとなった2作に奥行きが生まれているようにも感じられる。
本作の主人公の北嶋は優秀で美形の建築士だが、真剣に取り組まずとも仕事も恋人も手に入ってきたなんとも嫌味で自信過剰な男。
だがその本性は、挫折を知らず青臭い10代のまま30代に突入してしまったかのような、非常に子供っぽい人物である。
女性との付き合いもすがすがしいほどの見た目重視かつマニュアルどおりのやり方で、友人たちには「本当の恋愛をしていない」「男マグロ」などと評されている。
たとえそう言われても自分の生き方に何の疑問も抱かなかった北嶋が「初めて」自分から恋に落ちたのが、年齢以上に落ち着いた雰囲気のあるホテルマン・牧田である。
クールを気取っていたはずの北嶋が牧田に恋してころっと変貌するさまこそが本作のキモであり、この部分を面白がれるかどうかが、本作を受け入れられるかどうかの分かれ目であろう。
先にも述べたが、脇キャラとして登場する『上海金魚』の滝乃・佑季・登がみな物語にしっかりと絡みいい味を出している。
特に、本来の親友である滝乃を差し置いて男同士の恋愛相談に図らずも巻き込まれた佑季と登のなんとも面倒くさそうな態度は、前作の雰囲気の中ではありえなかっただろう。
勘が鋭くすぐに懐に入り込む、対北嶋ならではの態度といえるかもしれない。
牧田もなんだかんだで北嶋にべた惚れなことは巻末の短編『Night & Day』に明らかだが、彼がどうして北嶋に絆されたかについては本編ではほとんど語られていない。
本作だけでももちろん充分に楽しめるのだが、牧田視点の番外同人誌『恋は遠い日の花火ではなく』を読むことができれば、地の文の本編との一致率が高いだけに北嶋の言動の裏での牧田の心情がつぶさにわかる仕掛けになっている。
最初に後書きを読んだとき、かわいさんが「ラブコメ風味」と書いていたので、なんだいつものかわいさんじゃないのか……と読む気が一気に失せたのですが、なんのことはないいつものかわいさんの受けでした(笑)
ちょっと壊れちゃってるのに、自分でそれに気づいてない受けは大好きです(爆)
ラブコメ風味とかわいさんが言ったのは受けの壊れっぷりが笑いを誘うからでしょう。
滑稽なほど独りよがりで、それが初めて本気の恋愛をして哀しいほど空回り。
まさか泣かされるとは思わなかった。
前半のなんだこいつ?の展開から一転、必死な後半の姿は哀れさと切なさが相まって読んでいるこちらまでが必死になってしまう、さすがかわいさんです。
親友滝乃は「上海金魚」の思いやりのある優しい攻めから冷酷な親友に(笑)
自分の相手に優しいのは特別!って感じで、本当の滝乃はこっちってことですかね。
それもおもしろくてなかなかいいです。
滝乃の相手の水端も最初は主人公北嶋に振り回されて可哀想……とか思っていたのに、後半ちゃっかり敵を取ってる?辺りが笑えます。
この話は前半と後半の人物達の様変わりが面白いです。
そしてなんと言っても攻めの牧田は出番がその割に少なかったのに、最高の男じゃないですか(爆)
読み始めとは全く違って、お気に入りの仲間入り決定!な一冊でした。
評価の高さに手に取りましたが、もう一気読みです。
あらすじだけを読むとそんなに好みでは無く、長い間スルーしてしまいましたが、レビューを読んで何だかイメージしてたのと違いそうなので。レビューありがとうございます!!
あらすじで敬遠されてる方は要チェックですよ!!
とにかくワガママで自己中心的な受けの北嶋と、大人で物静かながら仕事が出来、包容力のある攻めの牧田が仕事がらみで出会い、物語が始まります。
この作品の魅力の一つは、北嶋のキャラクターです。かなり規格外の受けです。
最初はワガママで自己中心的でとひどい部分が前面に出ているので好感の持ちようが無いですが、牧田と出会ってからがとにかく可愛いんです!!
ただの嫌な奴だと思っていたら、実は意外に素直で、子どものような純粋さを持っていたという感じで、最初が嫌な奴だった分、ギャップにガツンとやられます!
性格が悪いと言うよりは、考えなしで素直に思った事を口にしたりと誤解されやすいんですね。しかし、この素直さが彼の最大の武器でもあります。牧田への好意を隠しもせずに、全開で向かって行きます。普通は自己保身だったり、プライドを守るためだったりでなかなか出来ない事だと思いますが…。
駆け引きなしで素直な自分の気持ちを伝え、食事に誘われれば嬉しい気持ちを隠しもしないし、一緒にいられる事が嬉しくて、切なくて泣いてしまう。
ホテルで一晩一緒に過ごした時の子どものようないとけない様子には、本当に切なくて可愛くてキュンキュンしました。
ここまでの直球勝負でこられると大人だと太刀打ち出来ないですよね。牧田がまさに大人の落ち着きと分別を持っているタイプなので、胸を撃ち抜かれちゃっても仕方ないよなーと思いつつ…。
ここまで規格外の受けは『甘い水』の遠藤以来です。少し遠藤を彷彿させるんですよね。北嶋の方がだいぶ素直で子どもですが。
そして牧田も一筋縄ではいかないタイプです。特に最後の牧田視点の短編を読むと、彼がけっこうひねくれてシニカルなタイプだとわかります。この短編で、割と嫉妬深かったり北嶋の可愛さにニヤケていたりと、涼しい顔してこんな事考えてたのねーとなります。
ワガママながら素直で純粋な受けと大人の余裕がある攻めの恋愛模様が楽しめます!!