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表題作大型犬のしつけ方

尾上孝輝
ライバル会社の営業職
吉岡箔
営業職

あらすじ

優秀な営業・吉岡は、ライバル社のエリート・尾上の手段を選ばない営業に反感を持ちながらも引かれていた。ある日、吉岡は尾上にゲイであると知られてしまう。さらに取引先で再会した尾上から「俺と寝てみませんか?」と、秘密にする代償に体を求められ抱かれることに!! 体だけの関係のはずなのに、尾上の恋人に与えるような愛撫に次第に心まで煽られていく。そしてじっくりと押し入ってくる尾上の欲望は、残酷なまでに熱く優しくて……。

作品情報

作品名
大型犬のしつけ方
著者
麻生玲子 
イラスト
かなえ杏 
媒体
小説
出版社
ワンツーマガジン社
レーベル
アルルノベルス
発売日
ISBN
9784862960375
3.1

(11)

(1)

萌々

(2)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
33
評価数
11
平均
3.1 / 5
神率
9.1%

レビュー投稿数3

気が強く自己抑制のきいた美人が、カッコいい駄犬に振り回される

強気でよく出来るライバル他社の営業は、当然邪魔だし非常にムカつく。
でも男としては大変魅力的…。
そのアンビバレンスに悩みながら自分を保とうとする主人公がなかなか切ない。でもカッコいい。

興味本位で強引に押し切られて、めちゃくちゃ振り回されて、だんだん深みにはまり。
仕事でもライバルで客を取り合い、事件が色々あって…。

こういう話、大好物です。さんざん振り回される過程の切なさ、最後のスッキリ感、めいっぱい楽しめました。

2

俺たちお付き合いしてるわけじゃないよな?

予想よりも良かったです!!
リーマンラブです。それも大手企業と中小企業のライバル営業同士。
一筋縄ではいかない展開が面白かった♪

もとはルックスの良さから受けが攻めのことを気にいってたから始まり・・・
自分の仕事を取られたり、それが力づくの気に入らない方法だったりでライバルはライバル。
ちっとは気になる相手だからこそ内心がっかり~なんてよくあるよくある。
そんなある日、自分がゲイであることを知られ脅しで抱かれるハメに。
ノンケだけど寝てみたいという相手に抱かれてみたら向こうは初めてのくせに案外身体の相性バッチリで。
でも別に付き合ってないし?脅されてるし~みたいな・・・
その割に優しかったりしつこく電話かけてくる攻めの行動がわからない!!売り言葉に買い言葉で、どんどん深みのど壺にハマり、攻めに翻弄されて正直しんどい。
二人の関係を互いに見失っているという内容でした。

良かったと思えるのはキャラですかね。特に受け。
仕事には実直、真面目。強気美人。脅されてるけど(攻めの態度が案外ソフトだったためもあるけど)会話をみる限り殆ど対等な印象を受けました。
ブチ切れた時の行動は実に男らしい。こういうタイプの受けは好きです。

対する攻めですが、自分ではよくわかってないうちに行動しちゃうタイプなのでしょう。
ガンガン脅しをまぜつつ受けにプレッシャーをかけてアプローチしてくので、なぜ受けに素直に好かれないのか根本的にわかっていない駄目な人。愛すべきおバカさん?
こういうキャラも嫌いじゃないw

これからこの作品読まれる方、特にコレ!!みたいな大きな事件はないですが、二人の関係が望ましい方向へ行くのを見守ってください。
始まりがアレなんで嫌われる方もいるかも。ですが、意外に読み応えあり面白かったのでぜひ。










1

ライバル会社の営業マン同士の。

タイトルから中身がイマイチ想像できない感じですが、読んでみたら割とよかったサラリーマンものBL。主人公・吉岡とライバル会社の営業である尾上がすったもんだの挙句に納まってしまうおはなしです。

営業マン同士の案件獲得競争のアレコレが意外に細かく描写されていて、読み応えがありました。ある事件が起きてからのその収束の仕方は、ちょっと誤魔化されたままのような気がしないでもありませんが。

最初は反発し合う間柄でしかなかった二人が、お互いなかなか認められないままに惹かれ合っていく様子が楽しみどころ。主人公は「美人」と周囲からも言われてしまうような容姿なのですが、中身はなかなか男らしい性格なところが素敵でした。

軽く楽しめる一冊です。

1

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