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表題作、宮坂の潔さが、とにかくかっこいい。
それに尽きる。
巽も原括ってからはなかなか潔いし。
話のきっかけそのものは、借金の方に売春する男の子の話なんだけど、
売春の合間に、そのホテルの屋上でみる空が、
悲惨な境遇といえる状況でみる空が、
番外篇も含めて、この登場キャラ達の潔さがとっても好き。
借金返済のためにウリをやることになった潤之介のお話。
ありそうなパターン。
で、このパターンって健気だったり、妖艶だったりと
ある一種の幸薄要素を感じたりもするんですが
それが、一切ないんですわ!
ウリやってる潤之介が、肝が座ってて、決断が男前。
しゃぶってても、突っ込まれてても
なぜ、こんなにも爽やかかぁー!
爽やかだからエロくないわけでもなく
カワイイ顔して感度がよく、No.1になっちゃうんですね。
でもって、ちゃんと健気、いや、一途?
(しっくりした表現が思い浮かばないのですが)
ウリをする時に“研修”してくれた巽を想う気持ちが可愛らしい。
気を引こうと、仕掛ける行動に可愛げがあるんですわ。
この本には4カプ登場しますが、潤之介のトロンとした顔がダントツいい!
「売りモノのカラダじゃなくなったら、そうしたら またオレのこと抱いてくれる?」
そこまで、言わせといて、まだ逃げるかー巽(>_<)
最終的には
「まかせて・・・オレはけっこうタフだよ」
って潤之介のセリフ。
包容力!
巽の方が潤之介の愛に包まれてるようなラストでした。
2カプ目。
ホテルでバイトしてるタイキ×潤之介と同じお店でウリをやってるセイヤ。
この2人は1カプ目のお話から絡んできてるんで
自然な流れでした。
セイヤは最初からフェロモン、ムンムンなだけに
影のある寂しげな感じが
もうちょっと目立ってた方が、よかったかなー。
エッチが好きだからやってる。
好きな人とシタことがない。
だからこそ、タイキ目線じゃなくてセイヤ目線のエチを見たかった。
タイキとしてる時のセイヤの気持ちが一切ないんだもの。
もったいない。
3カプ目。
これは、攻めも受けも好き!
攻めは、身勝手オレ様、エロ大王
受けはツンデレ美人
エチの乱れっぷりが(o>ω
電話エチに限らず毎度、下世話なんですけどね(笑)
一部を紹介しますと
「まっぴるまからこんなエロエロしやがって カチカチ肉棒でガン掘りの刑だ ウラァ!」
もっと下世話なのもあるんてすけど引用はこのセリフにしました。
日の出ハイムさんらしからぬセリフのオンパレードで
新鮮でした。
4カプ目。
初々しい高校生カプ。
なにもかもが受けくんの思うツボ。
めでたく脱ドゥティーな
カワイイお話。
母親の借金を返すため、体を売ることになった潤之介。
取り立て屋の巽はなにかと彼の面倒を見ることに。
まっすぐな潤之介と人情味のあるヤクザ?の巽は最初の出会いからお互いなんとなく気になっていて…。
特に波乱も無くてほのぼのテイスト。
もう1つは、潤之介の同僚セイヤとホテルのボーイの話。
スピンオフみたいな感じで、こちらは少しシリアス?
ひかれあう理由があまり具体的じゃなくて雰囲気系かな。
各話の間にはさまってるちょいネタイラストがかわいい(^-^)
一度手放してから、また読みたくなって買い直した、時々読み返したくなる一冊です。
何となく気になる作家さんなので、色々買ってみました。
あれ?これ、一番好きかも。
売りやら借金やらのネタはそこまで好きでもないですし、話もシンプルなんですが、いいですね。
表題作は受けに悲壮感がないからかも。
事態が最悪なんで悲壮感がない訳がないのですが、なんでしょうね、この空気。
お決まりの最後ですが、ハッピーエンドでよかった。
スピンオフも好きです。
このページでこの情報量なのは仕方ないですが、もう少し受けの身上に関して欲しかったような。ああ、でもない方がいいのかな?
何だかこういう切ない空気いいですね。
薄幸で女顔の美人受け好きなので、スピンオフのセイヤくん、好きです。
でも、素性は結構普通そうですね。