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とっても面白かったです!
俳優×ファンという設定はよく見かけますが、小林典雅先生が書いてくださると、こんなにオリジナリティ溢れるお話になるのかと驚きました。
登場人物の魅力が溢れていて、一生懸命なのにどこか天然な姿に何度笑ったことか…。思わず使ってみたくなるワードもたくさんあり、言葉のセンスに脱帽でした!
以下、ネタバレありのあらすじです。
美容外科医の乙坂真白は、学生に絡まれているところをヤクザ風のイケメン、神永怜悧に助けられます。この時怜悧は怪我をしてしまい、実は彼がヤクザではなく、ドラマの撮影中の駆け出しの役者だということが分かります。恋に落ちた真白は怪我の治療の傍ら、正体を隠しながら怜悧の推し活をすることに…。
真白は感情表現が苦手で、いつも真顔で喋り方も一本調子なんです。でも心の中は怜悧への応援と愛で溢れていて、そのギャップがとても可愛かったです。
怜悧のバイト先に食事に誘ってもらえたときも、一見もそもそ食べているのですが、内心「怜悧くんの働く姿を鑑賞しながら食べられるなんて!ゆっくり食べて長居しよ!」と胸を踊らせていたり…。
もちろん怜悧にはその気持ちが伝わらず、「無理して食べさせちゃってすみません」と誤解されてしまうのですが、それでも真白がくじけないところが良いんです。
傷心を振り払った真白は、ミライというブロガーになってファンブログを立ち上げ「乙坂真白」だと上手く伝えられない想いを、ブログで思いっきり発露するんです。そのブログに怜悧が気付き、真白だと知らぬままコンタクトをとってくる場面はかなりわくわくしました。お話のテンポが良くて、「次はどうなるの?」と引き込まれます。
また、真白にあーやちゃんという推し友ができて、2人の性別や年齢を越えた友情がとても良かったです。さばさばしたあーやちゃんがおっとりとした真白を引っ張ってくれて、すごくいい雰囲気でした。怜悧のロケの追っかけをするシーンは、2人の会話が楽しく、一緒に鎌倉中を走り回っている気分になりました。
怜悧は真白より年下なのですが、年下の可愛げに加え、真白のコミュ障を優しく包み込んでくれるおおらかさをもっています。真白と怜悧の関係が、「推しを応援する」という一方通行なものではなく、お互いに応援したり励まされたり、支えあっているのが感じられて、個人的にとても好きなところでした。
怜悧の告白シーンも役者の卵ならではの台詞で印象深いです。
そしてまた書き下ろしが素晴らしいのです!
怜悧の出演作が本当にありそうなリアリティーで、思わず噴き出しちゃうCMもあるので、ぜひご覧いただきたいです!
加えて真白の推しっぷりも面白いやら可愛いやらで…!怜悧のオリジナルグッズを製作するために自宅にミニ陶芸窯やミニ機織り機まで備えているところで噴き出しました。
あと、怜悧の新CMについてあーやちゃんと白熱談義をかわすシーン、2人のトークが面白すぎて爆笑でした!どうしてこんな面白い台詞を思い付かれるのでしょうか…。「色っぽい」をこんな喩えで表現する方たちを初めて見ました…!
怜悧が売れっ子になり会えない期間もありますが、そのときの通話Hも最高なんです…!!お互いに言ってほしいHな台詞をリクエストしあったりして、時々クスッとしちゃうのにエロスもたっぷりで、忘れられない神シーンでした!真白が怜悧にリクエストする台詞は「どんなキャラ?!」って思わず突っ込んじゃうのですが、怜悧のために一生懸命リクエストに応え、積極的になる姿が大変可愛いです!
また、真白は怜悧との年の差を気にしていて、精神的に若作り(本文より笑)をするために若者言葉を熱心に勉強しています。その方向性が斜め上でかなり笑いました!俗に言うオタク用語ばっかりで…!「はっ!いまの感動は"トゥンク"というものでは…?」と、覚えたてのワードを使いたくてうずうずしているのが可愛いんです!結局タイミングがわからず、ずっと心の中だけで呟いているのもツボでした(笑)
怜悧のマネージャーが登場して一波乱ありますが、作品に登場するみんなが憎めないキャラで、「この人のスピンオフも読んでみたいな」と感じる魅力があります。
ずっと感情表現が苦手だった真白が、怜悧と離れないために、毅然と戦う姿には胸を打たれました。
幸せな笑いを求めている方や、秘密のお付き合いにときめく方、または作品や人を熱く推した経験のある方にとても響く一冊だと思います。おすすめです!
長文で失礼いたしました。
楽しかったーっ!
読み終わるのが寂しいので、普段の『読み飛ばし速読』を頑張って封印し、出来る限りゆっくり読んだのですが、どんなに頑張ってもいつかお話は終わってしまうのです。
現実社会にはエンドレスの幸せってのは存在しない。
解っているけど、でも、このお話は終わらせたくない。
ずっと浸っていたい。
だって本当に楽しいんだもん。
ホントに典雅さんにはお礼を言いたい。
ふたつのお話とも、ラストのオチもほっこりする様に考え抜かれていて、読者に対する典雅さんの優しさをまたしても感じました。
幸せな気分にしてくれてありがとう。
腕の良い形成外科医(開業医)でイケメンなのに、帯にある様に『32で童貞処女のうえ、恋人でもない男性の局所は何本も触ったことのある僕』乙坂真白先生が、ひょんなことから新人俳優の神永怜悧と知り合いひとめぼれをし、無名の怜悧の推し活を頑張ったり、推し仲間との友情を育んだり、信じられないけど怜悧も懐いて来たり、もっと信じられないけど怜悧から告白をされたりするお話です。
両想いになった後に怜悧が売れ出して更に推し活に励んだり、なかなか会えなくなったのであんなことをお願いされて恥ずかしかったけどやっちゃったり、マネージャーに付き合いを止められそうになるけれど割とあっという間に解決しちゃったりもします。
そう、傍目からだと早い段階でうまくいっちゃってるんです、このふたり。
なのになぜこんなに面白いのか!
……『若いアンドレ攻め×脳内ぐるぐる自虐受け』だからだな、たぶん。
照れずに読めて、やりすぎてもしらけない『甘々』があるんですよ。
32歳の真白先生が20歳の怜悧に合わせて若者言葉を使うかどうか、考える場面が何度も出て来ます。これが異様に可笑しい。
それ以外に出て来た私お気に入りのパワーワードを挙げさせてください。
『鏡張りの部屋で裸で創作ダンスを踊り狂っている姿を見られたに等しい恥ずかしさ』←読んだ瞬間に吹いた。そりゃめちゃめちゃ恥ずかしいわ。
『役者の恋人の鏡』←これだけならなんてことない言葉なんだけど、出て来たシュチュエーションから考えるとかなり可笑しいこじつけ。
『文鳥砲』←文鳥が飛び出すんだよ!真中旬や神永怜悧のいる世界は、ゴシップすら可愛い♡
もっと沢山あります。
みなさんの眼でお探しください。
楽しいよ。
神評価1ポチじゃあ足りません。
心の中では神ボタン連打しました。
めちゃくちゃ面白過ぎて、笑いと萌えとニヤニヤで、頭の中しっちゃかめっちゃかです。
小林先生、これノリノリで楽しんで書きましたよね?って思うほど、作品の楽しさや面白さが全面に伝わってきました。
全ページ、全方位で素晴らしい。
整形外科医・真白と売れない俳優・怜悧の恋。真白がチンピラに絡まれていたところを怜悧に助けて貰い、そこから真白の怜悧推し活が始まります。
付き合うまでがもう笑い過ぎて顔が筋肉痛なりますよ。
紙版で、41ページからニヤニヤの応酬でした(真白のクリニックに怜悧が傷の手当てをしにくるところ)。
ヤバい…心理描写が神ってる…。笑いと共感に激しく包まれました。あー分かる、分かる〜!それ私もやるヤツ!
読みながら私の鼻の下が伸びっぱなしだったので、家族から距離をとりました。みなさんも気をつけて読んで下さいね。外で読むのもですよ(笑)
ストーリーが秀逸なのはもちろん、ストーリー運びも、主人公・真白の振り切った推し活も、エッチなシーンも、私の心を最後まで惹きつけて離しませんでした。
もー…真白の全部が可愛い過ぎてギュッてしたい。隠れてマスコット作りとか、手作りグッズ作りまくってるなんて何なの…可愛いよぉ。医者スキルがグッズ作成スキルにも応用できるなんて素敵。
そしてこんなところで「紫のバラの人」ワードが飛び出すなんて、怜悧くん20歳じゃないよねって思いました。私も紫のバラの人、小さい頃から大好きなんです^ ^
こういうちょいちょいキュンワードをぶち込む小林先生…最高です。
サクサク読めるのも素敵ポイント。飽きもせず、ずっとノンストップで楽しいまま読み終えた印象でした。あっと言う間に読了したので、もう少し読みたい〜!という、物足りなさ感も作戦かと思うほど、もっとずっと真白と怜悧の物語に浸っていたかったです。
2人の会話…特に真白の放つパワーワード炸裂の言葉選びは見事。ひと回り歳の離れている怜悧も、真白の会話についていけてるなんて中々のもんですよ。怜悧は若いのに腰が座った落ち着きがあって、お似合いの2人です。
怜悧のマネージャーが、2人の関係を認めて2人きりの時間をあげたとき。マネージャーが真白に言った言葉に吹いた(笑)みんなが真面目にギャグってて笑い過ぎました。
すごくすごく面白くて、最後の最後のストーリーの終わりまでテンションダウンすることなく読んでいきました。読んでいるときも心地いいし、読み終わったときも気分がいい。
こんなに元気になる作品に出会えて嬉しく思いました。
スピンオフ作品らしいので、もう一つの作品も読んでみようと思います(^-^)
あー、小林先生、好きっ!
と、再確認してしまいましたです、はい。
めちゃめちゃ面白かったー!
作中、真中旬くん(「国民的スターに恋してしまいました」の受けさん)がお名前だけ登場しますが、今作品の主人公も若手俳優くんです。
美容形成外科医として開業したばかりの真白くん。
感情をうまく表現できないために誤解されることも多々ある彼だが、ある日酔っ払いに絡まれてしまう。そこを助けてくれたのが、若手俳優の怜悧だった。
今まで恋愛とは無縁だった真白だったが、怜悧に一目惚れしてしまい―?
小林さんらしいコミカルで爆笑必至のストーリーに、真白の怜悧への恋心がぎっちり詰まっていて、どこを読んでも笑いと萌えと、じんわりと心に染みわたる温かさが滲み出ている作品でした。
真白は32歳。
片や怜悧は20歳。
年齢差が12歳ある彼らなので、真白の「若者言葉とは」というジェネレーションギャップに爆笑しました。若い怜悧に合わせようと一生懸命なのが可愛い!かと思うと、いくつですか?と聞きたくなるような古めかしい言い回しも出てきて、腹筋崩壊。このコミカルさが小林作品ならではですね。
『国民的スターと~』と同じく、芸能人×一般人の恋、ということで暗雲も立ち込め…、そうになりそうでならないのも良い。登場人物たちがみんな優しく温かいので、安心して読める。
そして挿絵が橋本さんときた。
豪華です。
素晴らしいです。
エロが引き立ちます。
ストーリーとしては純愛、ベースはほのぼの、なのですが、二人のエチシーンがエロいです。橋本さんパワーが加わることでさらにパワーアップしています。
真白の同僚で親友の海来もいいし、怜悧のマネージャーの杏咲さんも良いし、スピンオフも読んでみたいな。葛生さん×旬くんとの絡みも読んでみたいな。と思わせる、そんな素敵な世界観を持つ1冊でした。
典雅先生のファンです。書店で「あっ、ラスト一冊、買わなくては!」と手に入れて、あっという間に読んでしまいました。楽しくて、可笑しくて、とっても幸せな気持ちになりました。
真中旬くんの話がとても好きです。だから、こちらの、怜悧くんと真白さんのカプにも萌え転がりました❣️かわいい!かっこいい!おもしろい!通◯Hが、どきどきエロい。
出てくる人がみんな良い人なのも気持ちよかった。あーやちゃんとの友情も続いてよかった!
読むかどうかを迷っていらっしゃる姐さま方、ぜひ読んで、笑って、幸せになりましょう。
典雅先生はいつもビタミンBLとおっしゃっていますが、先生の作品はまさに、生きるエネルギーです。生きていて、くるしいことやつらいことがあっても、BLを読んでいると幸せになれます。わたしにとって、BL読書が、推し活そのものです。現実には、つらいこともいっぱいあるけれど、ビタミンBLでエネルギーを吸収し、腐女子は、再び立ち上がり、少しずつでも前に進んでゆくのです。わたしはBLも腐女子という言葉もない時代からの古の腐女子です。これからの人生も、BLを推しつつ、幸せな女子として、生きていきます。
典雅先生、素敵なお話を誠にありがとうございます。これからも、ご活躍くださいませ。
愛こそすべてと叫びたい古の腐女子より。