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降矢大吾(ヤクザ)×有賀真之(ヤクザ 組長の息子)
組長の息子・真之の教育係だった降矢は、真之に対する気持ちを抑える自信がなくなり、組からも真之からも逃げ出します。自分を探し出し「戻って来い」と説得する真之を、自暴自棄になった降矢は強引に抱いてしまいます。一方、真之も組長の息子だからではなく、本気で自分のために死ぬと公言する降矢に対して特別な感情を抱いており、凌辱された後も「俺はお前のものだ」と降矢を許し……
ヤクザ・下剋上ものという事で楽しみにしていたのですが、イマイチ楽しめなかったです。降矢の抱いている真之への想い、真之が抱いている降矢への想いの描写ばっかりだった印象があり、何だか読んでいてちょっと息苦しさを感じました。まぁ確かにがっぷり四つの濃い関係を描いているので、息苦しさを感じるぐらいで当たり前なのかもしれませんが、ストーリの展開などもうちょっと動きがあった方が楽しめたかなぁという感じです。
また、文章がいちいち「ん!?」と気になってしまい集中できなかったのも厳しかったです。ふゆの仁子さんの作品は今までに何冊か読んだことがありますが、特に苦手意識を感じていなかったので、たまたまこの作品が合わなかったのかもしれません。