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神楽坂律は婚約破棄したくない!

kagurazaka ritsu ha konyakuhaki shitakunai

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表題作神楽坂律は婚約破棄したくない!

沓名理央
大企業沓名グループの御曹司,26歳
神楽坂律
実家の老舗料理店の経理担当,28歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

待ってやばい、なんでときめいてるの俺

神楽坂律、28歳ゲイ。生まれた時から親の決めた許婚がおり、ついに迎えた許婚とのお見合い当日。
まさかのお相手は真面目系年下イケメン御曹司の理央――性別・男。親の勘違いから同性の婚約者だったが、好みのタイプではないので婚約破棄しようとするも、ある理由から期間限定で婚約継続の上、まさかの即同棲へ!?
恋愛嫌いのくせになぜか猫可愛がりしてきてイチャラブ全開な理央に、律のときめきは暴走寸前! 無事二人はゴールインできるのか!? 棚ボタ婚約からはじまる両片思いラブ

作品情報

作品名
神楽坂律は婚約破棄したくない!
著者
切江真琴 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
電子発売日
ISBN
9784773063486
4.1

(89)

(38)

萌々

(37)

(7)

中立

(5)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
17
得点
364
評価数
89
平均
4.1 / 5
神率
42.7%

レビュー投稿数17

いちゃいちゃ両片思いwithにゃんこ(​ฅ´꒳`ฅ⑅)

切江先生のラブコメ、楽しくて大好きです(≧∇≦)


受け様は、老舗料亭の経理担当の律。
チャラ男が好みのゲイ。

攻め様は、大企業御曹司の理央。
恋愛を経験する前にモテすぎて恋愛嫌いになった年下攻め様。

2人は、母親が決めた許嫁。
お互いに男だと知らぬままお見合いへ赴きビックリ。
しかし母達は強かった(^_^;)
律は理央との婚約にメリットを見出し、それをきちんと申請して「婚約破棄、致しません!」宣言。
母達に押し切られる形で即同棲に至る2人( ^ω^)

しょっぱなのお見合い席でのやり取りから、苦笑が漏れます。

タイプじゃない、と安心していたのに「猫みたい」と無自覚に可愛がられ、理央と一緒に過ごすのが楽しくて、本気の恋に落ちる律。

一方、恋愛経験値ゼロどころかマイナスばりにニブチン理央は、なかなか自分の気持ちに気づかない。
それは恋よ♡と耳元で囁いてやりたかった。

偽の婚約関係が、どうやって本物に落ち着くのか、とても楽しくワクワクで読ませて頂きました(*´∀`*)

てか、やっと恋人になったのに、その夜ですよ!
童貞病発病中の理央にコラコラでした(°▽°)

また、母達もいい味出してましたけど、ロマンスグレーの紳士が素敵o(>∀<*)o
紳士のアドバイスは納得だったし、人肌脱いでくれた後押しもナイスでした(*ˊᗜˋ)

そして3匹のにゃんこ達。
可愛いわ~。
そんな猫達を可愛がってる猫バカな2人が羨ましくてたまらなくなるのでした。


イラストはみずかねりょう先生。
ほのぼのな2人が微笑ましい。
にゃんこに集られてる紳士のイラストがまたかわいいんだな。
可愛いラブコメなイラストからのラストのえちシーン(*ノωノ)キャ。どれも素敵でした。

12

切江先生節が大いに楽しめます。

なるべく本編には触れないように書きましたが、念のためネタバレ設定にします。

切江先生の作品大好きなのであらすじも読まずに購入。
切江先生作品はキャラの良さ、クスッと笑える言葉のチョイス、お色気シーンのエロさがお勧めポイントなのですが、全てそろっていました。ありがたいことです。

読んで数ページで笑い、なるほど今回はこのパターンで同棲開始ですねとにっこりいたしました。切江先生、同棲とか同居設定お好きだと勝手に思ってます。

展開としては現実にはあり得ないだろ~!と笑いながら突っ込みつつも、こんな2人が現実にいたらいいなと思わせるのはキャラの良さとそれを生かしたストーリー展開の巧さだと思います。変な思考回路も、まぁこの攻めちゃんだもんね、と説得力があります。
受け攻めそれぞれがとっても可愛いので、2人のやり取りは二乗で可愛いです。

登場人物みんな個性的でいい人ですのでストレスフリーで甘々コミカルな話を読みたい方にお勧めです。
そして何より猫様ですね。猫好きならウンウンと頷く描写が多く癒されます。
猫様を撫でながら読みたい作品です。

12

好きの気持ちが毎日更新されていく

めちゃんこ楽しい作品でした!
ニヤニヤの同棲生活を思いっきり覗かせて貰いました。


キャピったウフフな母親同士の策にはまり、本意ではない契約結婚(偽装婚約)をすることになった、律と理央。こんな風に周りがノリノリのお膳立てってどゆこと?と思ったら、同性婚OKの設定なんですね。なるほど(^^)

外野(母親たち)が舞台を作り、利害関係しかない2人が次第に同棲期間を経て恋に落ちていく、焦れキュンな物語。
愛情もなんもない理央と律の0からのスタートが、100の愛で満たされていく過程がとても面白かったです。

律の好みからハズレていたはずの理央なのに、一緒に生活するうちに好きなところしか見えなくなって、愛情も欲情も抱くようになっていったからさあ大変。ごまかしごまかしの律の戸惑う姿が可愛いです。
理央の気持ちが自分にはなくて、それどころか利害関係終了したあとには婚約破棄をしないといけないために、自分の気持ちをひた隠しにして理央を遠ざけようとします。
だけど、恋愛初心者の理央にはその真意とごまかしが全く効果なくて、結果的にどんどん理央への好きが増えていくしかない状況に追いやられて、謎の疲弊感を覚えているのがすごくニヤニヤしました。

外堀も埋まっているし、舞台(同棲・結婚へのマリッジロード)も完璧。当て馬もいないし親問題はクリアだし、法制度も問題ないし、理央と律の気持ちが整うだけなので、2人の気持ちだけに集中出来て読めたのは良かったです。


理央の気持ちもどんどん律に向いていって、無意識に律を煽るような行動や言葉まで出るもんだから、律はあわあわ。これ以上好きになるとヤバいから距離を置こうとする律と、律が可愛くて仕方ないからと近づいていく理央の、押して引いてのやりとりがニヤるんですよね。

理央が恋愛経験ゼロだったから、2人の距離が近づいたのかな、と。彼が多少なりとも恋愛経験があったら、律の思惑にハマっていたかもだけど、そうじゃなかったから近い距離にグイグイ迫れたんだと思います。


明るくて陽気な家族と可愛い猫ちゃんたちに見守られて愛を育んでいった2人の、心の掛け合わせが楽しかったです。
文章的にも2人の心理が分かりやすいんですよね。律視点のあとに理央視点を交互に配置していて、お互いの気持ちがタイムリーに分かるから、あまり不安な気持ちにならずに読み進めることが出来ました。
私は基本的にニヤニヤ感情一本で読み終えました(^^)

作品には美味しそうな律の料理がいっぱい登場しますので注目です。甘めのブリ大根に、西京焼き、ソーセージ on the フレンチトースト……夜中に読まないで下さい。腹が空きます(笑)


タイトル「神楽坂律は婚約破棄したくない!」の答えが、「沓名理央も婚約破棄したくない!」となるその道筋を存分に楽しんで下さい♪

11

猫達がキューピッド♡

切江先生・みずかね先生コンビのラブコメは期待以上に面白かった。

強烈なママ達の策略により幼い頃から婚約していた律と理央。初顔合わせで同性だと判るってツッコミどころ満載だけどママ達の勢いとメリットを考え婚約続行・同棲する事に。

違和感なく自然に2人の空間ができたのは可愛い猫達の力も大きいと思う。先に想いを自覚したのは律だけど、理央も言動には好意が現れててドキドキ。周りの生暖かいアシストもありつつ想いを言葉にして、結ばれた2人が可愛すぎました✧*。

これ婚約者って括りがなければ想いを自覚するのもっと早かったかも?でも婚約者だから出会ったしな〜でも最初から2人の空気感の良さが素敵でした。

みずかね先生の描く2人が可愛くてかっこよくて✧*。癒やされる作品でした。

7

契約なのに実は2人は付き合ってますよね的な新婚生活が面白い


猫好き恋愛嫌悪 × 猫好きのゲイ

お互い子供が生まれたら結婚させようというお嬢様2人の約束の元に結ばれた婚約。
生まれた時からいるというその婚約者に初めて顔合わせしてびっくり。
料亭の息子・神楽坂律(受け)と大手家電量販店の御曹司・沓名理央(まさたか)(攻め)。
どちらも男性でした。
名前はどちらも女性でもある名前(母親はりおちゃんと呼んでいます)だったので気が付かなかったとか気にしてなかったとか適当に流す両方の母親。
同性だからと婚約破棄かと話は進みますが、律の方が融資の関係で婚約しておいてほしい、肉食女性からの猛烈アピールを回避したい理央双方の打算により期間限定で婚約を続行することになります。
両方の母親たちが嬉々として揃えた新居にも住むことになり、いきなりの同居生活も始まります。
猫好きながら家業のせいで猫の飼えない生活をしていた律にとって3匹もの猫のいる生活は大変楽しく、理央も一緒に生活しても苦しくなく、快適な新生活なのですが、猫によく似ていると理央は律を構い出し、好みでなかったはずなのに好きになってしまいそうで困る律。
傍目にはラブラブ新婚さんのようなのに付き合ってもいない2人の話。


基本は律視点で、1/4ほどが理央視点なので、理央の心境の変化もわかって非常に楽しいです。

律は元々ゲイなので自分が理央に惹かれていることに早々に気がついたけど、
理央は恋愛経験値ゼロなので、猫好きなのもあって、律が猫に似てるからと何とかと自分が律に構う理由づけしているのが笑えます。
かなーり時間をかけてやっと自分の気持ちに気づいた後の迷走ぶりにはヒヤヒヤしました。

時々様子を観にくるおじさま。律は理央の父親の秘書室長だと勝手に想像。
初めは警戒していた律も途中からはお悩み相談会みたいになっており、正体も予想通りで、最終的にこのおじさまがとても良い仕事をしてくれて、渾身の茶番劇はにやにやが止まりません。
また、理央の迷走ぶりを間近に見ることになった、銀行のチャラい融資担当者にも感謝ですね。
こういうまぬけを美味しくいただくのが性癖だと融資担当者は暴露していましたが、彼の私生活もちょっと気になります。左右どっちなんでしょうね。

諸悪の根源というか愛のキューピッドの2人に母親は、2人でいるときは女子高生かと勘違いしそうになるくらいキャピキャピしていて、それに付き合う2人はきっとこれからも巻き込まれるのでしょう。
楽しそうでなによりです。

4

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