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ローカル局の新人アナ23歳・旺介×地元の田舎町の役場にUターン就職した27歳・水波の恋です。水波の初恋の人である若い町長・蓮も後々絡んできます。三角関係とは少し違うけど。アナウンサーと地方で頑張る公務員の若者達のお仕事BL。
何が良かったって、3人とも前向きで仕事のできる人達なのが良かった。冒頭は笑わせる小ネタを仕込んでおきつつ最後は募る切ない恋心で泣かせる。川琴先生のラブストーリーはやはり丁寧で良い。
旺介がロケ取材で町に来た時に出会った水波。東京で辛い思いをして地元に戻ってきた水波と東京でアナウンサーになれず地方局にやってきた旺介。彼らの仕事ぶりや地方の過疎化の問題とか色々盛り込みながらも水波の恋心も丁寧に描かれます。最初旺介は悪気なくゲイの水波を無神経に揺さぶりまくる小悪魔的ノンケのようだったけど、無邪気にみえてそれが計算だったりあざとかったり胃を壊すくらい仕事で悩んでいたり、と単純すぎないキャラ設定が良かった。
水波は常に穏便で大人の対応を心がけてるのに、旺介によって自分の本心や恋心を暴かれていきます。大人な性格だけになかなか素直になれないのも可哀想で泣けるし応援したくなります。
初恋の人・蓮は本当に男前な人でそりゃ惚れてまうやろ、と思いました。彼にも最後に色々報告できて良かった。信頼できる人にだけでもカムアウトできていたら気持ちが楽になると思うので。
地味ながら素敵なラブストーリーでした。
川事ゆい華先生のお仕事もの!大好きです☺︎
こちらKindle Unlimitedにて拝読しました。
3年前ぐらい?の比較的最近の作品がアンリミで読めるの、
本当にありがたいです…!
年下新人アナウンサー×町役場の広報担当。
”地方創生”をテーマに、過疎化・少子高齢化が進む町をどう変えていけば良いか、
真剣に悩み考える主人公・水波(みなみ、受)の奮闘ぶりが胸熱のお話でした✨
実は、個人的には攻め・旺介(おうすけ)よりも
水波の初恋相手で幼馴染でもある若き(30歳)町長、
久東(くとう)に萌えてしまったりしたのですが。。笑
男前なのにお仕事しくじっちゃったり、
天然ぶりを披露するワンコ年下・旺介の姿がコミカルで楽しい!
特に序盤の二人の出会いのシーン、最高でした。
生放送ロケで婦人会の方々が時間をかけて
作ってくれた魚料理をひっくり返して台無しにしてしまうー
というもの。
人の失敗を笑っちゃいけない…と思いつつもぶふっとなったし、
その瞬間から天然不器用な旺介を応援したくなりました(*´艸`)
見た目に反して、なんだかポンコツな攻めなんだなあ…
なんて思っていたのですが(ごめんなさい!;)、
物語の進行と共に、次第に見えてくるカッコ良さにもグッときた〜!
久東に燃やす対抗心や、そこから生まれた町の新規創生案、
東京でアナウンサーになれなかった悔しさを抱えながらも
地方局のアナとして全力を尽くす様子...
誰もが、望んだ大学に入れるわけではないし
望んだ会社に就職したり、望んだ仕事ができるわけじゃない。
そこには残酷な現実もあるけれど、いつまでもクサクサしたままではなく
自分のできることに全力投球していく攻めの姿勢、
読んでいて胸が熱くなるものがありました。
受けである町役場広報・水波と町長・久東の奮闘、
狸親父との対決も見応えありあり。
そしてすごくじーんとしたのが、久東の狸親父・古参議員への向き合い方でした。
その政治姿勢や功績を全否定するのではなく、
感謝すべきところには感謝しつつ、
言うべきことは言いながら対峙し、理解を求めようとする粘り強さ。
かっこいいわーーーー...
"東京へ行けば自由になる”と信じて疑わなかった水波が
故郷に出戻り、旺介と出会い触れ合う中で変わっていった価値観。
自分自身が変わらなければ、どこで生きていたって、
どこへ行ったって、人生は何も変わらないー
そんな彼の気付きにも心打たれ、共感しきりで
のめり込みながら読んだ一冊でした。
一見天然な旺介の、”わざと無神経ぶりながら”の
食いつき攻撃とか、久東へ勝手に燃やす(笑)ライバル心も
年下わんこみ満載で、楽しい〜!ニヤニヤしてしまいました..(*´∀`*)
二人で墓屋上までドライブし、ソフトクリームの間接キスに
真っ赤になる水波にきゅん、でした◎
甘酸っぱくてくすぐったい恋の始まりそして盛り上がりを楽しめた〜・:*+.
生き方に”これ!”という正解なんてない。
自分にとって最高に居心地の良い場所は、自分で見つけ
自分で作り出していけるものなんだー
そんな前向きな気持ちにしていただける、
地方創生お仕事BLでした!☺︎
のほほ〜ん…とした雰囲気たっぷりの田舎町・瀬理町を舞台とした物語。
お仕事BLです。
表紙のイメージそのもの。派手さは全くなく、日常を切り取ったストーリーです。町役場の仕事が主ですが、役場職員としての職務内容が結構詳しくて面白かったです。「地方創生」・「地域活性」に主人公・保坂(水波)が奮闘していきます。
恋愛に積極的になれない水波と、ローカル局アナウンサーの階堂が、瀬理町のテレビ取材をキッカケに親しくなっていく始まり。
町役場の仕事や、水波の充実したおひとり様スローライフ生活にスポットを当てつつ、戸惑いと嬉しさを抱いた複雑な気持ちの行方を見届けていくBL作品です。
まず、これは言いたい。
瀬理町、めちゃくちゃ良い町〜〜!
そして水波のスローライフ、憧れますね。
作者さんがすごく魅力たっぷりな描き方をされているので、そういう部分でも見どころいっぱいです。
そして町役場職員としての水波のお仕事スタイルにも注目です。町役場職員だからこその、仕事と実生活の密着性が本当に素敵だなと思いました。
そんな瀬理町の魅力を教えて欲しいと水波に懇願する階堂。一定の距離を保ちつつ接する水波と、パーソナルスペース度外視の階堂の、噛み合わないやりとりも必見です。階堂の押して押して押しまくれスタイルは図々しさと紙一重。グイグイ系の大型ワンコです。
多少強引なところもあるけど、でもこれくらい積極的じゃないと、水波との恋愛土俵に立てないんです。
町案内という名の"デート"を何度かするうちに、水波の心に熱っぽい変化が生まれるようになったのは自然な流れと言ってもいいです。階堂を好きかも?って自覚していく過程が、本当に自然。町の魅力を感じながら自然発生的に、BLが起きたって感じです。
こういう雰囲気いいなぁと感じながら読んでいました。無理矢理な展開もないし、時間の流れに沿ってゆっくり進む。その中で、嫉妬やすれ違いも生じることもあるけど、そういうことすら自然な流れでの一部です。だから、仲直りも自然としているんですよね。
何か物足りないって思うところもあるけど、この作品の"味"といえば"味"。いつの間にか引き込まれている感覚です。
仲直りのシーンは良かった〜…(´∀`)
「俺が一番欲しい言葉を下さい」にキュンときました!
作品の中で、ちょいちょい登場するQOL(クオリティー・オブ・ライフ)のワード。水波自身の生活はQOL値は高いんですが、恋愛に限って言えばそうじゃなかった。階堂に出会って大きく変わったのは、QOL(クオリティー・オブ・ラブ)の方だったのかも知れませんね^ ^
自然に溶け込むようなホワッとした作品でした。お仕事BLや日常BLが好きな方におススメです。
他レーベルの前作よりこちらの作品の方が好みでした。
個人的に水波のスローライフに凄く共感する部分があり、旺介を連れて町を案内する様子とか婦人会の面々とのホッコリするやり取りをずーっと読んでいたかったです。
それでいてノンケの旺介の何気ない言葉に傷付いても平気な顔をして笑う水波が凄く切なかったりと、切なさも萌えもちゃんとある作品でした。
旺介が悪気が無いだけにとても私の癖に刺さりまくりました。
そんな旺介に恋はしまいと思った時点で既に恋に堕ちてるんですよね。旺介の水波への態度から憎からず思っている事は察せられるので、いつ水波が素直になれるのかと凄く焦ったく感じるのです。
好き故に自信が無くて疑心暗鬼に駆られる2人に凄く萌えて、一緒に自分自身を高め合う2人に理想のCP像を見た思いでした。お仕事BLとしても凄く良い作品です。(お仕事BL大好きなので)
モテそうな2人の割に当て馬とか登場しないので、ゆっくりと2人の恋が育つ様子を楽しめました。
2人が結ばれるシーンも私にはちょうど良い長さで、バランスの良い作品だと思いました。とてもお勧めです。
表紙とタイトルから田舎暮らし男子の一人で楽しむ自然暮らしを発信する感じのお話かなあと思ってました。
読むのに思ったより時間がかかり、お仕事部分も多く地方創生?町おこし?生き残り?を考えさせられました。
旺介と水波、二人とも第一印象と違って色々あっての今だし、お互い影響受けあって尊敬しあってますます成長しましたね!
性指向ゆえに何にでも臆病で八方美人とも言われた水波。旺介と付き合う(友人として)うちに、自分のことを初めて話せるようになって。
水波の役場の総務課のお仕事や土日も町民と触れ合ったり、旺介も連れて自然に触れたりとても楽しそうで充実した仕事ぶりだなあ。
読んでてこちらまで町おこしの良い案はないかなあと本気で考えてました。
旺介が年下ワンコで可愛いのに、若くして挫折や目標があったり、勉強熱心で熱い志があって嫉妬深くて。しかも強コミュ力もちょっと計算してたり。
こんな可愛いイケメンアナウンサーが懐いてくれるなんてどんな人生だよ!
良かったね!