電子限定おまけ付き
Ωであることは二人だけの秘密――シークレット主従オメガバース開幕
同い年で幼馴染で従者✕御曹司のオメガバースです。
受けがΩであることは攻めしか知りません。
ヒートのときは攻めが抱いてくれますが、両片想いなのでセフレのような関係です。
そこから受けが周りにΩと明かして、攻めとも両想いになる王道なお話で、とても楽しめました。
スパダリ攻めがとても格好良くて、台詞一つ一つにキュンとしました。受けのことを大切にする溺愛感がすごく良かったです。
受けは健気で可愛い見た目とは裏腹に、強い志を持って仕事をしているところが格好良かったです。
モブαに受けが襲われますが、攻めが助けてくれたので未遂です。
攻めの父親が受けがΩだと社内メールでバラして窮地に陥れますが、ハッピーエンドです。
DMMは白抜きでした。
セフレでしたときより両想いでしたときのほうがより甘々でした。
恋人になった二人をもっと見ていたかったです。
続編こないかなぁ……
オメガバースの負の部分はあれども、最後はこれ以上ないハッピーエンドを迎えるストーリーに胸が温かくなりました(*´∀`*)
こちらの作品はΩが多少差別されている世界が舞台。主人公たちは良家の出身で、Ω差別が強い環境に身を置いています。大企業の御曹司・絢世と仕えの者・凌が2人だけの秘密を共有しながら、また淡い両片想いに切なくなるラブストーリーです。
秘密の共有というのが、絢世のバース性(Ω)で、実は絢世の親にも秘密にしています。α優位の世界ですからね、御曹司ということもあり周囲にはαとして過ごしています。たまに訪れる絢世の発情期を凌が鎮めることで、Ωだとバレる事となくやってきました。
しかし、次第に効かなくなる抑制剤。
どーにかこーにかして、やり過ごすもののやはり限界は近づいてくきます。それに加えて、凌の父が宮ノ園家を陥れようと絢世たちの邪魔をしてくる始末。問題山積のなか、2人の恋心はどうなっていくんだろ……。っていうのがこの作品の大きな見どころです。
Ω差別を乗り越えていく作品としては、きれいにまとまっていてすごく読みやすかっです。絵もキレイだし、何より攻めの凌がカッコ良くて(顔面も行動も)、ブレない絢世への想いには安心感を持って読むことができます。なので2人は両片想いだけど、凌の気持ちがハッキリしてるのがすごく良かった。
その凌の父がかなりのα贔屓で、絢世に嫌がらせばっかりしてくるのが、この作品の中で唯一ウンザリするところ。…え?2人がくっついたとしても、こんなのが義父になるの嫌なんですけど…と思いながら読んでました。
上役のくせに、差別もいい加減にしないと人権団体とコンプライアンスが黙ってないぞーと。まぁ、でもオメガバース作品とΩ差別はセットみたいなものだし、この設定があるから主人公2人の恋がより盛り上がるスパイスになってるのも事実。それによって、凌が絢世を守り抜く力強い想いがすごく伝わりました^^
2人の恋愛面の一方で、バース性に関係なく個人の能力と資質によって会社を作っていくという社会的な問題提起と解決にも成功し、理想的な展開でハッピーエンド。それもこれも、絢世がΩだったからこそ出来たことが大きくて、Ωであったことの意味がそこにあったと思いました。何より好きな相手と結ばれましたしね。
可愛い絵柄とは裏腹に、発情期の2人のベッドシーンは濃厚で、そのギャップにやられました(〃ω〃)エロは多めです。
凌の揺るがない絢世への気持ちは、ヒール親父の嫌がらせ攻撃に対する最大の防御。自分の親に屈することなく立ち向かう姿はスカッとしました。
サラサラッと読めるし、読後感も良く面白かったです♪
もっと簡単に番になると思っていましたが、いろんなわだかまりをすっきりさせて困難を乗り越えての番だったので、2人ともがんばったね泣お疲れ様でしたみたいな何目線なのかわからない感情が湧いてすっきり&ほっこりしました。
凌は人生何周目なのかと思う落ち着きと対応力ですごかったです。3話の高校生の時のエピソードは絢世が「これで好きにならないわけないんだよ‥」と言ってましたがその通りだと思いました!!!!
その後のふたりは、幼馴染からセフレ、その後すっとばして番の2人が初めて恋人らしく過ごす様子が少しみれましたがたしかにずっと恋人っぽさがなかったので貴重でした!
主従関係で、主人がオメガで従者がアルファっていう設定、萌えますよね。大好きです。
この二人は、主人の絢世がオメガという秘密を一緒に守っているんですけど、幼い時から主従関係な割には普段はタメ口な所がいいですね。一緒に住んでいるんですけど、交互に料理当番しているところも良きです。
主従でありながら、普段は対等な対場であるようにしているところが絢世の希望なんでしょうね。自分の運命に巻き込んで申し訳ないという思いが伝わってきます。
2人が幸せになれて良かった。
アルファの抑制剤をずっと内服していたから、運命の番が表れても気付かなかったという設定も良いなあと思いました。フェロモンを抑えていたからお互いわからなかったという事ですよね。なるほど。
好きなシーンは書下ろしの、その後の二人です。
これからは恋人としての時間を存分に楽しんで。ヒート以外のえっちもたくさん楽しんでください。
汐にがり先生の初オメガバ作品ではないでしょうか?幼馴染み主従オメガバなので設定がてんこ盛りでした。
「二人でパパはじめました」と「二人でパパはじめました more」以外は読んだことがないのですが、前回もですが今回も割と展開が読めてしまうんです。目新しさはあまり感じませんでした。
ただ、絢世が性別関係なくメンバーを集めてプロジェクトを成功させるくだりは凄く良かったです。人タラシというか皆に誠実に向き合う姿が素敵な人物だと思わせてくれました。
そして、そんな絢世に騎士のごとく寄り添い護り従う凌がすんご〜く良い男なんですよ。あんなに尽くされて絢世が凌を好きにならない訳がありません。www
凌はアルファ至上主義で血統ばかり重んじる父親に反発してるんですが、この父親が厳しいのは仕える宮ノ園家の為じゃなくて、自分の家が取って代わろうとしてたからなんですよ。絵に描いたような悪役でした。
宮ノ園家に送り込まれた凌はそこで、凌自身を必要とする絢世や暖かい両親に我が子のように大事にされて、実家の周防家とは距離を取っていたんです。
凌の父親が横槍を入れようと絢世のプロジェクトチームは成功し、凌が自分の思い通りに動かないと知ると絢世がΩだとバレるように画策するのですが、この場面が笑っちゃうんです。スカッとすること間違い無しです。
今まで築いて来て絢世の信頼や人柄、そして時代は性別に胡座をかく老害達には冷たい世代に変わりつつありました。
絢世の秘密を探るべく犯罪スレスレのことをした凌の父親は後に酷い目にあってましたが、個人的には会社から追い出すくらいして欲しかったですね。もっと悔しがる姿が見たかったです。www